毎年ゴアで開かれているIFFIことインド国際映画祭が、今年は本日から11月28日(月)まで開催中です。ゴア開催になったのが2004年の第35回からなので、もう18年になるのですね。毎年知らんぷりしてきたのですが、今年は参加している友人からいろいろWhat'sAppでメッセージが飛んでくるので、ちょっとヤジ馬気分で公式サイトなどを覗いています。
外国人でインド映画に関心を持つ人が通うのが「インディアン・パノラマ」というプログラムで、今年は『RRR』を始めとして21本が選ばれています。私が行っていた頃はアート系の作品が20本前後選ばれ、それとは別に「Mainstream Cinema(商業映画)」とかいうカテゴリーがあって、劇場公開用の商業映画はそちらにまとめて10数本紹介されていたのですが、今はどれも一緒になっているようですね。ネトフリで配信中の『Major(少佐)』があったり、日本でインド人向け自主上映された作品があったりと、低予算でがんばっているアート系作品を海外に出すための窓口としての役割と、最近の話題作を一緒に見てもらおうという両方を兼ねる位置づけみたいです。興味のある方は、こちらをチェックしてみて下さいね。
ゴアも長い間行っていないな...とチェックしてみたら、前に行ったのが1990年1月! その時は前年日本に来て親しくなった、ミュージシャンのレモ・フェルナンデス(上写真)に会いに行ったのでした。レモもポルトガルに移住してしまったみたいだし、彼のお宅であるメゾン・バイロンもきっと別の人が住んでいるのだろうし、多分もうゴアには行かないと思います。インド国際映画祭? 20年前までは、あの官製映画祭にも無理して行っていたけど、もう行きたくありません。もし行くとしたら、ケーララ国際映画祭とかに行ってみたいな。さて、そろそろ”インド行きたい虫”が目覚めてしまったので、来年は3年ぶりに行ってこようと思います。コロナ禍リハビリ旅行、ちゃんと実行できるよう、生活を立て直さなくちゃ。景気づけに、レモがマニラトナム監督作の映画『ボンベイ』(1995)のヒンディー語版で歌った歌を付けておきます。タミル語版は作曲を担当したA.R.ラフマーンが自ら歌ったのですが、ヒンディー語版はレモが起用されたのでした。私の大好きな歌、シャーム・ベネガル監督作『ゴアの恋歌』(1985)でアリーシャー・チナーイーと歌った「Panch Vorsam」は、画像が別物になっていて残念ながら使えず。日本ではCDも出たのになあ...。
Humma Humma ORIGINAL HD - Bombay 1995