アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

マダム・イン・ニューデリー

2015-03-06 | 旅行

ニューデリーでは、メトロのムールチャンド駅のすぐ前にあるヴィクラム・ホテルに泊まっています。昨年もここに泊まったので、ホテルの紹介は昨年の記事をどうぞ。今年は円安のため、1泊9千円ぐらいになっています。下は部屋の様子と、テレビの調整をしてくれるボーイさんです。


このホテルのインターネット使用料金は、今年も24時間612ルピー(500ルピー+税etc.)で値上がりしていません。昨年はさくさくと仕事ができたWifiでしたが、今年はなぜか接続でトラブり、ビジネスセンターで有線LANにつないで仕事をしていたのは昨日書いたとおりです。メールでお仕事の依頼がいくつか来ていたりして、やっぱりネットが使えないと困るなあ、と今朝フロントの人に相談しにいったところ、若いフロントマンがいろいろパソコンをいじってくれて、何とかWifiにつながるようになりました。日本のパソコンはコマンドがみんな日本語表記なのでこういう場合インドの人は大苦戦するのですが、この若いフロントマンはあれこれやって道を切り開いてくれました。さすがIT大国!

このフロントマンもですが、昨夜は別のフロントマンが親切に真っ暗なビジネスセンターに電気をつけて使えるようにしてくれる(おまけに、「コーヒーか紅茶でもお持ちしましょうか?」というお尋ねまで!)など、このホテルのスタッフは本当に優秀です。実は昨年、ここをチェックアウトする時に、フロントの若い男性スタッフに「チェックアウトの精算を」と英語で言ったら、その人が横にいた女性にヒンディー語で「このアーンティー(おばさん)がチェックアウトだって」と言ったのです。それを聞いて私の老婆心が炸裂してしまい、「このホテルではお客を”アーンティー”と呼ぶの?」とヒンディー語で説教してしまいました^^。でも今年は、チェックインした時もちゃんと「マダム」と言ってくれていて、そのヒンディー語を聞いて内心「よしよし」と思ったのでした。昨年おこがましくも説教してしまったことが引っかかっていて、今年は別のホテルにしようかと思ったのですが、ヴィクラム・ホテルにしてよかったです。というわけで、今年は「マダム・イン・ニューヨーク」ならぬ「マダム・イン・ニューデリー」生活を満喫している私です。


ところで、昨日映画『p.k.』を見に行ったのは、ワサント・クンジュという地区にあるDLFエンポリオ・モールというショッピングモール。ワサント・クンジュはニューデリーの西南端とでも言うべき地区で、そこの野原の真ん中に巨大なショッピングモールが出現し、さらに新しい建物も続々建設中という風景が展開していました。目的は映画だったので、上写真のメインのビルディングしかウロウロしなかったのですが、ZARAやインドの高級ユニクロとでも言うべきファブ・インディア、そして私の好きな本屋オーム・ブックス(でも、このモールの品揃えはいまいちでした)などが入っているのを確認しました。その中におもちゃ屋さんがあって、表には明くる日のホーリーで使う色粉セットが山と積んでありました。ドラ●もんの水鉄砲も置いてあったので、思わず買ってしまいました。1個30ルピー(60円)です。お腹のハンドルを押すと、頭から水が出ます。


映画を見終わっての帰途、オートリキシャに乗って帰る途中で見かけたトンデモな風景。手書きのナンバープレート! 日本だと道交法違反ですよねー。インドはOKなのか???

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さて、今朝はおっかなびっくり起き出して、朝食後9時頃に外をのぞいて見たのですが、あたりはシーンとしています。道にスピード防止らしい鉄柵が置かれていて、そばに巡査が1人いるだけで、車もほとんど通りません。犬ものんびりと道で寝そべっています。目の前のムールチャンド駅はシャッターが閉まっており、電車を降りる人を乗せていく自転車リキシャやオートリキシャの姿もまったく見当たらず。

昼ご飯時に外に出てみたら、駅の高架下のお店は全部シャッターが降りていたものの、カフェが1軒だけ開いていたので、そこでサンドイッチ等をテイクアウト。写真でドラ●もんと一緒に写っているのが、タンドーリ-・チキン・サンド(Rs.105=210円)、サモウサ、マンゴームース、チョコレートムース(いずれもRs.25=50円)です。少年に近い店員さんが、1人スマホでラインのメッセージをチェックしながら応対してくれました。消費税12.5%とサービス税約5%がしっかり加算されて200ルピー超になりますが、ホテルだと1皿でこれぐらいするもんねー。ムースは両方ともとてもおいしかったです。

ホテルへ走って帰る途中、ホーリー遊びから家に帰るらしき若者たちと遭遇。あわててパチリさせてもらいましたが、今落ち着いて見てみると何だか東アジア系の人のような。もしかしたら、留学生だったのかも。


そんなこんなでホーリーの日は暮れていきますが、テレビも新聞もいろんなホーリーの特集をやっていて面白いです。音楽番組でよくやっていたのが、「ホーリーの歌ベスト10」で、必ず入るのが下の歌、『Silsila(関係)』(1981)の曲。アミターブ・バッチャンが父親のハリワンシュラーイ・バッチャン作詞の曲を自分の声で歌っているのですが、その頃アミターブは妻のジャヤー・バッチャンがいながらレーカーと不適切な関係にあり、それをヤシュ・チョープラ-監督が映画の中でも同じ設定にして見せた、というので話題を呼んだ作品です。あらためて見ると、こんなあからさまな描写があったのか、と少々びっくりしました。ヤシュ・ジーもお人が悪い...。

Rang Barse Bheege Chunarwali - Full Song - Silsila

さて、お夕食はどうするかなー。ちょっと風邪気味なので、ルームサービスにしようかな....。マダム・イン・ニューデリーも、ホーリーの前にはなすすべなし、なのでした。


 


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2 コメント

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PK (サントーシー)
2015-03-08 20:05:52
遅ればせがら・・・・
私も明日ヴァサントでPK観ます。
すっかり乗り遅れてますが。

インドを満喫してくださいね。
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サントーシー様 (cinetama)
2015-03-09 03:41:11
コメント、ありがとうございました。

ホーリーのガチ度は地区地区によってずいぶん違うのですね。色粉と色水に阻まれ、お目にかかれなくて残念でした....。
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