第25回東京国際映画祭が、本日で終了しました。<コンペティション>と<アジアの風:最優秀アジア映画賞>の受賞結果は次の通りです。
<コンペティション部門>
東京 サクラ グランプリ 受賞作品 『もうひとりの息子』(フランス)ロレーヌ・レヴィ監督作品
審査員特別賞 受賞作品『未熟な犯罪者』(韓国)
最優秀監督賞 受賞作品『もうひとりの息子』(フランス)ロレーヌ・レヴィ監督
最優秀女優賞 受賞作品『天と地の間のどこか』(トルコ=ドイツ)ネスリハン・アタギュル
最優秀男優賞 受賞作品『未熟な犯罪者』(韓国)ソ・ヨンジュ
最優秀芸術貢献賞 受賞作品『テセウスの船』(インド)撮影監督:パンカジ・クマール
観客賞 受賞作品『フラッシュバックメモリーズ 3D』(日本)
アジア映画強し! さくらグランプリはフランスの作品ですが、これも舞台はイスラエルとパレスチナ。アジアゆかりの作品が揃った今年のコンペティション受賞作でした。
『未熟な犯罪者』は、カン・イグァン監督、若くして主演男優賞を受賞したソ・ヨンジュ(主演男優賞の時は、緊張しつつも立派にご挨拶)、そして母親役のイ・ジョンヒョンが登壇。イ・ジョンヒョンは涙にくれていました。これで日本公開はほぼ決定ですね。『テセウスの船』はアーナンド・ガーンディー監督が2,3日前に帰国してしまったとかで、女優のアイーダ・エル・カーシフが代わってトロフィーを受け取っていました。皆さん、おめでとうございます!
<アジアの風部門>
最優秀アジア映画賞 『沈黙の夜』(トルコ)
スペシャルメンション 『ブワカウ』(フィリピン)、『兵士、その後』(スリランカ)、『老人ホームを飛びだして』(中国)
やっぱり予想ははずれました(笑)。でも、スペシャルメンションに好きな作品が3つ入っているので満足です。『沈黙の夜』は映画祭向きの作品というか、ベルリン国際映画祭でも「ジェネレーション14+」部門でレイス・チェリッキ監督が水晶熊賞を受賞しています。
というわけで、9日間にわたったTIFFは幕を閉じました。さーて、次は11月23日(金)~12月2日(日)の第13回東京フィルメックスが楽しみですね~。フィルメックスの公式サイトはこちら。チケットは11月3日(土・休)から発売開始です!
劇場公開を楽しみに待ちたいと思います。
次はフィルメックスですね。映画祭な日々はまだまだ続きますので、体調を崩さないで下さいね~(急に寒くなってきたので)
そうなんです、あのイ・ジョンヒョン、紅白歌合戦・小指マイクのイ・ジョンヒョンが母親役なんですよ~。でも、それがすっごくいいんですよ~。公開されたら、ぜひ見てあげて下さいね。
フィルメックス2日目は「インド通信」発送作業日とかぶってしまうため、ワン・ビンの「三姉妹」が見られません。しくしく。nancyさんのお目当て作品はどれですか?