アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

飲茶と台湾映画『一萬公里的約定』

2017-02-12 | 台湾映画

今日は日曜日で、お天気も良く、尖沙咀一帯はたくさんの人出でした。でも、旧正月の休みも終わったので、中国からの観光客はそれほどでもない、といったところ。2、3年前によく見かけた、キャリーバッグと言うか小型スーツケースをがらがらと引っ張りながら、何人もが固まってドラッグストアをはしごしていく姿はあまり見かけません。香港に長く住む友人に言わせると、「香港でも、爆買い型から参加型になったのよ、中国人観光客は」なんだそうで、香港島山岳トレイルや、長洲島への船旅とかに参加したりする人が目立ってきているそうです。


私の方は、香港人の友人と息子さん一家と共に、i(アイ)スクエアの26階にあるレストランで飲茶を楽しみました。ヴィクトリア湾がよく見えて、とてもゴージャスなお店でした。息子さんのお嫁さんは韓国人で、日本語もちょっとできる素敵な人です。そのお二人に6ヶ月前に女の子が生まれたため、今回はささやかなお祝いも持ってきたのでした。

いろんな点心を取ってくれて(下は珍しい、龍蝦の唐揚げ風甘辛ソースかけ。とてもおいしかったです)、お腹いっぱいになるまで食べ、おしゃべりもいろいろと。さらに飲茶のあと、7-11でスマホのSIMカードを買ってセッティングもしてもらったりしたため、時間が結構かかってしまいました。

SIMカードは80香港ドル(1200円)で、10日間使えます。その10日のうちにまたチャージすれば続けて使えるのですが、それはムリなので、毎回使い捨てですね。SIMカードのスロットルが2つあることも初めて知りましたが、今回はお嫁さんが全部やってくれたため、次から自分で設定ができるかなあ、とちょっと不安。まあ、何とかなるでしょう。


というわけで、今日は香港大へ行くのはやめて、本屋チェックに回りました。あまり面白そうな本もなく、商務印書館では文具が1割引になっているので、大きなプチプチ封筒を買ったりと、もっぱら文具の仕入れになってしまいました。上のお正月飾りのある裕華百貨店にも行ってみたのですが、ここは文具売り場が姿を消しており、どのフロアもこぎれいになっていました。中国系のデパートも、ここだけになってしまったと言っても過言ではありませんが、あと中芸が小さな店舗で生き残っています。


裕華のある佐敦(ジョーダン)から西に行くと、九龍駅のある一帯になり、まだまだ開発が続いています。西九龍と呼ばれるこのあたりから南にかけては、すでに高層マンションやホテル、ショッピングモールが九龍駅の周辺にできているのですが、さらに高層マンションや文化センターが建つ予定。さて、その九龍駅のショッピングモール「圓方」にあるグランド・シネマで、台湾映画『一萬公里的約定』を見てきました。監督は洪昇揚(サイモン・ホン)で、周杰倫(ジェイ・チョウ)がプロデユーサーとなっています。


主人公は、兄阿軒(王大陸/ダレン・ワン)と同じ陸上チームに入りたいと希望する高校生の小崇(黄遠)。ですが背が低いため、コーチからは「小学生じゃムリだ」と言われ、誰も相手にしてくれません。そんな時、そこにやってきたコーチ助手の以晴(頼雅妍/メーガン・ライ)が阿軒のコーチを引き受けることになるのですが、以晴は以前の大けがのせいで、走ると心臓に負担がかかる体になっていました。最初は反発していた小崇ですが、やがて彼女に惹かれていきます...。

一萬公里的約定 正式預告 12.16不見不散

う~ん、脚本が悪く、演出も、主演の黄遠の演技もいまひとつの作品でした。せっかくのダレン・ワンの出演も、何、それ、の展開でまったく魅力のない役柄になっているし、メーガン・ライの魅力でかろうじて最後まで見られたものの、アメリカ大陸の砂漠地帯を横断するマラソンも全然盛り上がりませんでした。途中、ジェイ・チョウが小崇の運転するタクシーの客としてゲスト出演していますが、あそこぐらいもうちょっと何とかしてほしかった、とほぼ全編ため息の出っぱなし。撮影場所は台中とのことですが、景色はなかなか魅力的でした。

さて、これからちょっとインド映画も見なくては。そのあとに、原稿が待っています...。

 


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