相模鉄道は3/18にタイヤ改正を行なうことを発表した。改正概要は以下の通り。
●平日朝上り特急を増発し、海老名発601~731までは15分ヘッド、731~911までは20分ヘッドとさせる。このことに伴い730~830の間に横浜に到着する列車が2本増発する。
●大和発627と637の始発各停を632発に統合させる。また、552の大和始発を新設、現行808の大和始発急行は設定を見直す。
●平日の快速湘南台行の運転時間帯を20時台以降も30分ヘッドで拡大する。また、急行海老名行3本を快速に格下げさせる。
●平日深夜に横浜発0時35分の急行海老名行を増発する。これに伴い、横浜発0時27分の海老名行は湘南台行に変更の上、急行と接続させる。
●土休日朝上りについても、特急を増発し、海老名発641から30分ヘッドで19時台まで運転する。
●土休日夜間において、横浜発2200の急行を快速に変更する。また、横浜発2225の快速湘南台行を増発する。
●データイムの海老名発着快速を急行に格上げさせる。
●横浜駅と海老名駅での折り返し時間を延長し、特急の海老名発を10分、快速の湘南台発を9分繰下げる。それに伴い特急湘南台行の横浜発ホームを2番線から3番線に変更する。
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JRへの直通が2年後から3年後に伸びた相鉄のダイヤ改正、今回は朝ラッシュ時の特急増発と、データイムパターン見直しが中心となった。特急が設定されて3年で2回目のダイヤ改正、快速が改正のたびに二転三転したが、再び湘南台系統で落ち着くことになった。
平日朝上りは、海老名発616、636、811、831しかなかった特急が7時台も含むて大幅に増発することになった。特急の設定により、急行で36分かかっていた海老名→横浜間が28~32分に短縮される。28分運転なのは、海老名発646までと751からで、701発、716発、731発は30分以上かかる。
海老名発701の特急が30分運転、716の特急が31分運転、731の特急が32分運転なので、海老名発で15分間隔だったのが、横浜着で16分間隔になる。この16分サイクルの間に、海老名発特急1、海老名発急行3、湘南台発各停3の計7本を運転し、730~830の間の運転本数を現在の24本から26本に増やすと思われる。特急が割り込むときは、特急通過駅での運転間隔は6~7分に開くのではないかと。また、特急・急行が各停より本数が多いことから、各停3本のうち1本は星川で急行・特急2本に追い抜かれることになる。急行が各停につまるから、星川では1分間隔で急行・特急が続行するのだろうか。6時台は海老名発特急の6分前を大和始発普通が走ることになる。特急が増発され、15分ヘッドになったたものの、これは現状と変わらない。
データイムは、毎時1本残っていた海老名系統の快速が急行に格上げ、このことで優等の毎時本数は海老名系統が特急2急行4、湘南台系統が特急1快速2とすっきりする。このダイヤを2006年~2014年のダイヤと比較すると、海老名系統急行・湘南台系統快速の1/3を、特急化つまり二俣川以降で通過運転を行なうダイヤとなる。2014年の特急設定時に海老名系統急行は特急と快速に、湘南台系統快速はデータイムの設定がなくなったが、3年かけて再び急行は海老名系統、快速は湘南台系統とわかりやすくなる。
上りについては海老名発特急、湘南台発快速の時刻が繰り下げられる。海老名41分発はロマンスカーから6分で接続するので、小田原から二俣川までの所要時間が59分から51分に短縮される。ちなみにロマンスカーの直前に小田原を発車する特別快速に乗って、藤沢で3分乗り換えしても、大和で接続する急行(改正後は特急)は海老名経由と同じ列車である。
海老名への終電は035に繰り下げれらることに、急行の新設で二俣川から先への所要時間も短縮され、042のかしわ台行最終の混雑緩和につながる。現状ダイヤでの横浜着時刻を見ると、東京方面からは、東横各停019、025、湘新031、東海道と京急特急024、横浜中心地からは地下鉄030といったところ。東海道・京急からは3分しか乗り換え時間がないから仕方なくかしわ台終に乗り換えている感じだが、今度の改正では11分接続で急行に乗り換えることができ、帰宅も15分ほど早くなる。
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