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池袋発12時50分の急行飯能行に乗ることに、土曜の中途半端な時間帯だったが、10両編成で空席は1桁という状況だった。改札から一番遠い先頭車でも数席しか残ってないなかったので、そこに座ることにした。池袋では、快速、準急、急行と等間隔に発車しているが、準急はひばりケ丘で急行に追い抜かれる。準急は石神井公園で副都心線からの快速急行小手指行に接続するが、早くてもわざわざ乗り換えるくらいならという一般客が大半なので、急行に集中することになる。急行が混雑するためか、次の快速を待つ人もちらほらといた。
石神井公園着12時58分、客の1割ほどが降りる。普通は複々線区間で追い抜いたので5分くらい待つことになる。そのため、大泉学園、保谷への客は池袋で急行の2分後に出る普通の乗り通しを選択しているのではないかと思われる。石神井公園を出ると高架を降りて地平の複線区間を走行、5分でひばりが丘に到着し、準急に接続する。降りた客は石神井公園と変わらない。所沢から先の客が多いから、快速を急行に格上げしてもよさそうだが、有楽町線からの清瀬行を所沢まで延ばさなければならない。清瀬は6分折り返しだから、延長は運用を増やすことになる。
所沢着13時11分、客の2割くらいが降りるが、同じくらい乗ってくるのでガラガラにはならない。新宿線の急行から接続するために3分停車する。所沢からは各駅に停車する。次の西所沢でも1割くらいが入れ替わる。西武球場のイベントの規模や時間によっては、池袋で座れなかっただろう。小手指は快速急行停車駅だが、思ったほど流動はなかった。
入間市着13時29分、ここで先頭車に乗っていた客のほとんどが下車して、車内はガラガラになる。つまり、入間市の階段が前の方なので、池袋で改札から一番遠くても、席が埋まっていたのだろう。でも、いくら出口が近いとはいえ、ここまで利用客が多いとは思わなかった。今度は、編成の中間あたりのフェアなところで利用率を見たいところだ。ちなみに特急ラビューに乗ると、池袋でも改札位置が一番近いのは前の方だから、号車選択で先頭車の指定をすれば、入間市利用客は移動距離は最小限になる。荷物が多い場合は、入間市で抜かれる急行より特急を選択した方がいい。
飯能着13時38分、西武秩父行にはホーム上で5分接続となる。飯能止急行からの乗り継ぎ客はボックスを一人占めできるくらいだから、飯能での需要の段差を実感する。発車数分前に乗ってきた客はロングを選択することになるか、ボックスシートを共有することになる。乗ってきた急行は折り返し回送に、代わりに対面に38101F『DORAEMON-GO』が入線してきて折り返し急行池袋行となる。朝10時台で秩父線内で1往復、武蔵丘車両基地に一旦入庫という運用だったようだ。
2020年10月から新宿線系統で運用してきた『DORAEMON-GO』だが、先月21日から2か月の期間限定で池袋線系統でも運用している。運用は固定されておらず、このブログを書いている翌日は秩父線内での運用なしで、昼間普通、夕方以降は山口線という運用をこなしている。ロングシートなので、基本クロスシートの秩父線で運用されれば、それこそポンコツタヌキ扱いだ。
飯能から2駅目の高麗で、普通、特急のダブル交換待ちで6分停車となる。所持していた秩父漫遊きっぷは、高麗から秩父までフリーエリアになるので、その間に途中下車した。秩父漫遊きっぷは通常なら池袋から2,230円だが、来年3月までは期間限定の秩父市応援秩父漫遊きっぷとなり1,590円に値下げ。池袋から秩父までは往復運賃1.572円とほとんど差がない。高麗~西武秩父間が2日間乗り放題だけでなく、祭りの湯の入浴料、バス2日間乗り放題など6つの特典のうち1つを選択できるクーポンが付いてくる。入浴料は土日で1380円して、バスは1日乗り放題でも1000円するが、それらが実質タダになるのだ。
その先も沿線の紅葉を見ながら、秩父の山奥に入っていく。吾野、正丸トンネル信号所で普通、横瀬で特急と交換待ちをしたものの、高麗のように途中下車できる長時間の停車はなかった。並走するパレオエクスプレスの最後尾を見ながら、14時32分に西武秩父に到着した。
秩父の街の中心まで歩いて、遅めの昼食。立ち寄った店の中には、115系に使われていただろう『秩父夜祭り号 上野⇔秩父』というサボが置いてあった。秩父神社で参拝後、まつり会館で山車を見物、隣接して秩父鉄道の線路があるので、先日の改正でレアとなった急行が秩父駅へ減速していくのが見えた。まつり会館は、秩父漫遊きっぷで入館料50円引きになるが、いつも持っているJAF会員証でも効用は同じだった。
駅ナカ温泉に該当する西武秩父駅の駅舎に隣接する祭の湯で入浴、入浴料は1380円と他のスーパー銭湯より高いが、先述した通り秩父漫遊きっぷで実質無料になっている。
西武秩父発17時24分の特急ラビュー『ちちぶ』で帰ることに、飯能でスイッチバックするためシートの向きは進行方向と逆側だ。17分前の普通に乗れば、進行方向に向いたボックスシートを確保できて、料金は710円から500円下がるが、快適な特急は乗り通したいところだ。行きの逆なので横瀬で普通と交換、正丸トンネルで下り特急との交換のために数分停車する。西武秩父発を数分繰り下げれば、トンネルでの交換時間は短くできるが、横瀬で交換する普通の西武秩父着が数分繰り下がる。東吾野でも普通と交換するため、短時間の運転停車となる。
乗車率は半分を少し上回る程度だったが、飯能で隣が埋まることに。入間市、所沢からはあまり乗ってこなかった。練馬辺りからはゆっくり走って、池袋着18時46分。所沢から池袋まで23分かかった。データイム下りより4分余計にかかり、21分かかった行きの急行より遅かった。
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