東武鉄道、野岩鉄道、会津鉄道は、東武の新型特急車両『500系』を、浅草から会津田島まで乗入させることを発表した。この直通運転により、首都圏から川治温泉、湯西川温泉、塩原温泉及び、大内宿、鶴ヶ城への利便性を図る。
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会津田島まで乗入る優等の定期運転が12年ぶりに復活することになった。臨時としては、スカイツリートレインやリバイバル列車が走っていたけど。平日に運転されていた会津田島発着のスカイツリートレインは、直通特急の需要を見ていたということなのだろうか。
末期の急行『南会津』は浅草~会津田島まで約3時間10分、現行の快速・区間快速は3時間30分前後かかっているが、この特急の設定で所要時間を3時間前後まで短縮させる。南会津のボックス席からシートピッチ1000㎜のリクライニングシートになるから、旅の快適性も相当向上される。
設定時間帯は、『しもつけ』への充当を考えると、10時台になると思うけど、『しもつけ』が繰り上げれば、会津行特急も繰り上げる。30分繰り上がったとしたら、浅草930のシーズン『けごん』を『けごん・きぬ』として定期化、それが下今市で接続する快速の設定を見直すのではないかと。繰り上げないとしたら、10時発の『きぬ』を会津行500系に変更して、接続しているAIZUマウントを後続の新宿発から接続させるとか。でも本数多くする時間帯としては遅いから、『しもつけ』を繰り上げる可能性の方が高い。
あと、2往復以上設定されるかどうか気になるところ。500系は4編成だから平日でも3編成充当可能、『しもつけ』運用が入る1運用以外に、朝早く浅草を出る運用ができると思うのだけど。7時ぐらいに浅草を出発、2往復しても21時前には浅草に戻ってこれる。ここまで来ると、快速の廃止も現実味を帯びてくるな。
優等列車復活ということで、気になるのは料金と停車駅、スカイツリートレインを踏襲するなら、新藤原以北は、川治湯元、湯西川温泉、上三依塩原温泉口、会津高原尾瀬口に停車、料金は野岩370円、会津300円になっている。通過駅は、男鹿高原だけでなく、龍王峡、川治温泉、中三依温泉、龍王峡は観光需要があるから停車してほしいところだけど。特急が快速を置き換えるとしたら、これらの駅の停車本数が減ることになる。野岩、会津鉄道は、AIZUマウントと同じく料金不要の快速扱いにした方が、現状列車を置き換えやすいと思うのだけどね。AIZUマウントとはシートに差があるのだろうか。
今春の改正では、アーバンパークラインに急行が走りだすようになったが、来春の改正では特急の再編だけでなく、スカイツリーラインとアーバンパークラインの乗入も行なわれることになるだろう。また、鬼怒川線内ではSLの走行を想定したスジが引かれるだろう。
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