京成上野駅発23時10分の千葉中央の夜行バスに乗車、鎌取を19時50分に出たバスは千葉県内各所を巡り、3時間以上かけて都内へ向かう。東京ディズニーランドの閉園時間に合わせたため、海浜幕張から一旦東京ディズニーランドへ出て、再び西船橋に戻るという形になる。そのため千葉から京成上野まで2時間45分かかることになる。千葉県内からバスを利用した場合と、東京都内からバスを利用した場合の差額は500円だから、時間がかかるとはいえ、安く快適なバスで移動ができる。バスはSAに停車するものの、乗客は降りることはできなかった。24時に足柄SA、2時に静岡県の遠州森町PA、4時半に滋賀県の甲南PAと2時間おきに休憩した。
夜行バスの大津着は5時18分、予定より30分近く早い。5時40分の米原行にも乗ることができたが、予定通り5時58分の米原行に乗ることに、駅前を散策して朝焼けの琵琶湖を見てから、18きっぷに最後の日付スタンプを押してもらい、駅構内に入った。ホームに上がると、草津発『はるか』の送り込みが通過、後ろ3両は281系だった。夜に271系に乗る予定なので、その場で運用を調べて、この運用が使われる天王寺発19時18分の『はるか』は外した。大津発5時58分の米原行に乗車、早朝だが窓側が埋まるくらいの利用率だ。しかも、降りる客より乗る客の方が微妙に多い。網棚に大きい荷物もないから18きっぱーでもないだろうし、どこまで行くのだろうか。近江八幡着6時29分、びわこ京阪奈フリーきっぷを買って、近江鉄道に乗り換えた。
6時37分発の米原行は300形、2014年に西武から譲渡してもらったこの車両、2020年にデビューしたばかりで2編成しかないから、かなり運がいい。方向幕は白色LED、ドア上には案内表示装置が設置されていた。新八日市では赤電塗装の820系と交換した。八日市着6時56分、貴生川行まで10分あるので、改札の外に出た。東近江市の玄関口で、駅前にはホテルルートイン、歩いて数分のところにはスーパーがある。地方私鉄だけの駅でここまで栄えているのは珍しい。そういう意味で、親会社の西武の所沢に近いのだろう。八日市駅の駅舎2階には、2019年2月に『近江鉄道ミュージアム』がオープンしたが、早朝なので開いてなかった。後述の日野駅鉄道ミュージアムと共に別の機会に訪れようかと。
貴生川行は800系運用、日野まで20分ほど乗車する。日野には7時28分に到着した。日野駅は100年使われてきた古い駅舎を2017年にリニューアル、観光案内交流施設を設置した。2020年には定期券販売所を改修して、『鉄道ミュージアム』を開設した。ここも八日市のミュージアムと同じく早朝なので開いてなかった。駅前にはレンタサイクルの店があり、日野の街の中を散策できる。近江鉄道は自転車の車内への持ち込みが可能だけど、レンタサイクルも可能なのだろうか。
日野発7時36分の米原行で折返し、充当車両は、2013年デビューの『2代目あかね号』の900系、これは1編成しかない。近江鉄道で乗る4本全てが800系という覚悟はしていただけに、300系、900系両方に乗れたのは大きかった。あと乗ってないのは100系になるけど、800系の26両に比べると、10両と半分以下で、確率的には3割くらいになる。八日市で張り込むべきか。900系に2駅間だけ乗って、朝日大塚着7時44分、折り返し5分後の電車で貴生川へ向かう。水口東高校や水口高校へ通う学生で車内は賑やか、夏休みでこれだから普段の平日はもっと利用されているのではないかと。
貴生川15分接続で、8時32分発の草津線で隣の甲南へ、4分ほどで到着した。甲南は2019年5月に橋上駅舎化され、北側からも駅に入ることができるようになった。橋上駅舎になったものの、設備は変わらず、券売機は簡易券売機1台、ICOCA改札は簡易的なもの、窓口は8時から19時半まで営業している。エレベーターはホームごとに2つ、ラッチ内とラッチ外共用で、コンコースのラッチ内から乗った場合はホーム側のドア、ラッチ外から乗った場合は駅前広場側のドアが開く。以前から駅舎があった南側は、コンコースから駅前への階段を囲むように忍者屋敷風にアレンジ、階段の壁には忍者の書物や忍具のピクトグラムを展示している。一層のこと、隠しトビラとか仕掛ければ面白かったのだけどね。駅前広場は比較的小さいロータリーを整備、歩道の外側の壁にも忍具のイラストが描いてあった。一方、北口の駅前広場は形になっているものの、車両の乗り入れはまだ不可能、アクセス道路も未舗装となっている。橋上化されて4年経過したけど、工事は止まっている感じだ。
貴生川に8時52分に戻ってきて、9時14分の信楽高原鉄道に乗ることに、20分以上の待ち時間だが、暑いので駅の外どころがホームの階段を上がることもなかった。乗車位置がわからないためか、遠足の子供たちと草津線からの乗り換え客とで別々の列となっていたが、子供たちの並んでいた前の方が先にドアが開いた。子供たちは集中して乗ったためか、窓よりの座席は楽に確保できた。座席の半分以上は埋まっていたけど、子供たちがいなければ、利用率は低かったのだろう。充当車両は転換クロスシートのSKR500形だった。信楽高原鉄道は終日1運用だけど、ロングシートSKR400形は平日朝の増結用、SKR300形はそれらが検査の時の予備といった運用をこなしているのだろうか。SKR300は、SKR400やSKR500と連結できないし。
信楽高原鉄道の総延長は14.7キロだが、そのうちおよそ2/3に相当する9.6キロは貴生川~紫香楽宮跡の一駅間で占められる。そのため、私鉄の準急のような停車タイミングになっている。貴生川~紫香楽宮跡間の長い駅間は建物が少なく、高い場所から甲南方面の景色を楽しむことができる。紫香楽宮跡駅手前に追突事故の慰霊碑がある。その近くに新名神の信楽インターもあるが、高速バスのバス停はない。新名神を昼間に通るバスは少なく、需要もないのだろう。信楽着9時38分、折り返し時間はわずか8分だが、目に入る狸の置物の数はほぼ一生分だ。信楽駅を訪れるのは3回目だけど、いずれも短時間での折返しだった。今度来たときは勅旨駅から歩いて、信楽の街の中を散策しようかと。
貴生川には10時09分に戻ってきた。12分接続で10時21分の草津線に乗り換え、次の三雲に10時27分に到着した。三雲は2017年に橋上駅舎化された。みどりの窓口も開設されたが、去年の7月に営業を終了していた。旧駅舎のあった北口の小さいロータリーは駅舎のなくなった分、少し拡大、車いす対応の普通車乗降スペースが確保された。それに隣接して2階建ての駐輪場が整備され、駅舎のコンコースと直接つながっている。北口の目の前は旧東海道を横切り、それを越えると、国道1号へ向かう県道の陸橋がある。2車線の県道沿いには郊外型の商店があるが、そこまでは行かなかった。南口の駅前広場は駅舎の橋上化に伴い整備、北口の狭いスペースに乗り入れていたバスは、草津寄りのアンダーパス経由で、南口に乗り入れるようになった。南口はアクセス道路とともに、駅前広場が新しく整備されたため、商店どころが民家も少ない。駅前広場の横は仮設のバスロータリーが残ったままになっている。三雲発10時59分の列車で草津へ向かう。貴生川始発だが、思ったより乗っていた。2022年改正で平日は運休となった貴生川始発だけど、平日は利用者が少ないのだろうか。5分遅延の交換列車を待つために、石部駅で数分停車する。石部駅は新しい駅舎の工事の最中、完成予定は2024年度内だというので、機会を見て訪れなければならない。
草津には3分遅れの11時20分に到着、乗り継ぎ相手の新快速は2分接続でギリギリかなと思ったら、新快速の方も遅延していた。柘植発列車の接続する新快速は野洲始発だが、貴生川始発の接続する新快速は近江塩津発で比較的混雑する。サイクルをずらして、草津始発の新快速に接続させるのが理想だけど、もう一方が新快速に接続しなくなる。一番の理想は、一方が草津始発新快速に連結、もう一方を快速の15分のタイムラグの間に走らせて、湖西線の新快速に接続だけど、草津線が単線でダイヤが乱れれば新快速が8両になってしまうからな。
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