JR西日本はクルーズトレイン『TWILIGHT EXPRESS 瑞風』の運行開始日と旅行代金を発表した。
運行開始日は2017年6月17日の土曜日、山陰コース(下り)で下関へ向かい、日曜日に到着、月曜日に山陰コース(上り)で大阪へ戻り、火曜日に到着する。翌日水曜日から金曜日までは山陽・山陰コースで運転、その翌日土曜日からは山陽コース(下り)、月曜日からは山陽コース(上り)で往復し、火曜日に大阪に戻ってくる。そして、再び水曜日から金曜日までは山陽・山陰コースで運転するが、不規則に運休が入る。
一人あたりの旅行代金は、1泊2日コースがロイヤルツイン2名利用で27万、ロイヤルシングルが1名利用で33万、2名利用で25万、ザ・スイートが2名利用で75万、3名利用で63万、4名利用で56万となる。
2泊3日がロイヤルツイン2名利用で50万、ロイヤルシングルが1名利用で62万、2名利用で47万、ザ・スイートが2名利用で120万、3名利用で100万、4名利用で90万となり、9月利用時には1泊2日コースで3万、2泊3日コースで5万加算される。
なお、ザ・スイートを3名以上で利用する場合はソファベッドを使用、ロイヤルシングルを2名で利用する場合は2段ベッドとなる。
参加申し込みは12/5から1月末までに行い、2月ぐらいに抽選を行う。
また、『TWILIGHT EXPRESS 瑞風』の運行に合わせて、中国ジェイアールバスは専用の瑞風バス(定員38名)を運転することになった。
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去年の夏にルートが決まった『TWILIGHT EXPRESS 瑞風』、車両も完成して、9月から試運転を開始した。だが、運行開始は、当初予定の春から6月にずれこむことになった。山陰本線などで長編成の運転がネックになったのだろうか。あとは東浜の改良工事が間に合わないとか。
1泊2日の最低価格は27万というニュースが多いが、正確にはロイヤルシングルを2名で使った時の25万が安い。同様にザ・スイートも3名以上の利用で安くなるが、2段ベッドやソファベッドはどのような設備になるのだろうか。他のクルーズトレインにない設備で興味深い。どちらにしろ、1泊2日のロイヤルツインは、四季島スイートの32万、ななつ星スイートの30万に比べると安いが、高いことには変わりはない。
ルートが発表されたときは、2週間サイクルで山陽コース上下、山陰コース上下、山陰・山陽コースの11日間運転で3日間点検だと思っていたけど、実際は山陰・山陽コースが毎週のように連続したりする。山陰コースと山陽コースは交互に設定されているのが基本、上下は同じルートで対になっているけど、7/31のように折り返しがないところは海外の団体でも貸し切っているのだろうか。それとも早めに回送して、整備・点検でもするのだろうか。JR西日本で初となるハイブリッドを導入しているから、入念に点検しなければならない。
利用時期によって料金が3万、5万上乗せされるシステムは『ななつ星』と同じだが、『ななつ星』が3~5月で上乗せになるのに対し、『瑞風』は9月で上乗せになっているのが面白い。ルート変更をすると料金も動きそうだ。
一部では、JRが新たな長距離列車の運行を検討していることも報道されている。それが夜行か、クルーズトレインにするかは未定だが、『瑞風』より気軽に利用できる列車にするそうだ。個人的には、新幹線と無縁の山口県内の駅(防府・下松・光・宇部)と大阪・京都を結ぶ夜行列車を設定するべきだと思うのだけどね。下関8時半着だったら、始発の新幹線より早いし。
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