東武鉄道は、来夏、鬼怒川線に『東武ワールドスクウェア』駅を新設することを発表した。駅の位置は、小佐越駅から0.68km、鬼怒川温泉駅から1.85kmで、東武ワールドスクウェアのメインゲートと歩行者入口の辺り、駅施設は片面ホームとなる。東武鉄道では、流山おおたかの森以来、10年ぶりの新駅となる。
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オープンして23年も経った『東武ワールドスクウェア』だが、今になって新駅設置。その背景には、2010年以前は30万以下まで落ち込んでいた年間入場者数が、スカイツリーの模型展示などで50万以上に回復したことがある。まぁ、オープン初年度は250万以上いたからその時に駅を新設すべきだったのだけど、東武動物公園や森林公園に比べると駅に近かったからな。それ以前に、小佐越から歩く客より特急とバスを乗り継ぐ客の方が多いだろうし。
ホームが設置されるのは、国道と線路に挟まれた部分、踏切とバス停の間の120mと予想、バス停の鬼怒川温泉寄りの横断歩道の前に100平米以上のスペースがあるから、木を伐採すればすぐに駅舎の建設ができる。その横断歩道を渡れば、すぐに歩行者専用入口で数分歩けばメインゲートにたどり着く。欲をいえば、国道に押しボタン式の信号を設置してほしいところだけどね。
また、駅周辺には東武ワールドスクウェアだけでなく、ホテルハーヴェスト鬼怒川やコンドミニアムスクウェアヒルズ、仁王尊プラザといった宿泊施設があるので、その利用が見込まれる。特に仁王尊プラザは700円で日帰り入浴の利用でき、屋形舟露天風呂という変わった風呂にも入ることができる。小佐越駅の利用者は減るけど、鬼怒川の対岸にも集落があるから、廃駅にはならないだろう。係員の派遣はやめるだろうけど。
停車列車はまだ未定だが、『リバティ』を含む特急が停車する可能性は高い。現行ダイヤで新高徳を通過している『(スペーシア)きぬがわ』も、外国人需要を見込んで停車するだろう。でもSL列車は通過で、下今市~鬼怒川温泉間での客扱い停車はしないのではないかと。
駅は来夏開業予定。ということは、来春改正時に路線図が大幅に刷新されるから、その路線図に『今夏に開業』といったシールが加えれらるだろう。来春改正時には『東武ワールドスクウェア』駅停車時の時分を見込んで、鬼怒川温泉や新高徳に早着して停車時間を長めに確保するのではないかと。
北千住・春日部・栗橋からの運賃は、鬼怒川温泉と同じだが、浅草からの運賃は鬼怒川温泉より190円ほど安くなる。鬼怒川温泉からのバス代も含めると、『東武ワールドスクウェア』の入場料値上げ分300円をペイできるのではないかと。
個人的には、『リバティ』やSLに乗るために鬼怒川に行く予定を夏以降に変更すれば、駅降りも兼ねることができる。ついでに『東武ワールドスクウェア』のに入りたいところだけど、入場料が高いのが難点。でも、『東武ワールドスクウェアクーポン』を使えば、900円安く入場できるだけでなく、日帰り入浴もできるのか。
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