東京都交通局は、日暮里・舎人ライナーに新型車両320形を導入、9日から運行を開始した。
320形は既存車と違い、カラーリングの変化でダイナミックな外観とスタイリッシュな室内を表現した。330形同様、オールロングシートと両開きドアで混雑緩和を図り、紫外線/熱線吸収の窓ガラスを採用、車内照明、前照灯及び尾灯についてはLED化で省エネ化を図る。また、ドア上には液晶モニターを配置する。320形編成5両の導入で、日暮里・舎人ライナーは18編成90両となる。
また、この新車導入に伴い29日にダイヤ改正を行い、6時台と7時台に1本ずつ増発する。
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2015年10月に330形を導入してから約1年半、追加導入されるのはまるっきりデザインの違う新形式『320形』となった。同一形式のモデルチェンジ車になるならともかく、たった1年半で用途が同じ新形式が登場するのは珍しい。窓ガラスや液晶モニター案内などとソフト面は違いがないし。違う形式の新車が導入されることになったのは、形式番号が戻ったことと関係あるのだろうか。車両メーカーの入札の関係とか。そういえば、300形はトランシスだったのに、330形は三菱重工だったな。
去年2月に発表された経営計画2016によると、日暮里・舎人ライナーのは2016年度に1編成だけ増備する予定だった。それが、2017年度に少し入ってからの導入に。色々あったと思うけど、短い期間で計画が変わるとはね。今後の増備の計画はどうなるのだろうか。320形が増備だと、330形がかってのメトロ06のような1編成だけの編成になってしまう。ゆりかもめ7000の車齢が20年程だということを考えると、あと10年は300形を置き換える必要はないから、増発のための増備ということになるのだろう。
330形導入の3週間後には、平日朝上りが4本増発されるなどの改正が行なわれたのだけど、今回も改正を行なうことに。2015年度に増発して、混雑率が187から183に下がったけど、今後も利用客数が増えるなら、さらに増発しなければならない。3分ヘッドの時間帯も設定し、ゆりかもめ並みの輸送力を確保するのだろうか。
当分の間は、オンリーワンの新形式が2種類も走ることに。その確率は5.5%。データイムは8編成と半分も動かないので、確保できない確率の方が高くなる。小台辺りで早朝から張り込めば、確保できそうな気がするけど、日が延びてきたから土曜出勤の帰りに運用を調べて張り込んでみるか。都電の7700と組み合わせて。都電といえば、車種別の在線状況があればいいのだけどね。東京メトロのように地下鉄・日暮里舎人ライナーの在線状況アプリの導入予定はあるのだろうか。
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