御嶽ケーブルと青梅鉄道記念公園

ゴールデンウィーク唯一の鉄道旅行は日帰り1日だけ、18きっぷの期間外に鉄道旅行したら無駄にお金がかかるからな。今日の目的は御嶽ケーブルに乗ることと、山梨県に行くこと、当初の予定ではふかや花園とあしかがフラワーパークの新駅２駅に行くことも考えていたが、御嶽ケーブルの時間が読めないので、後回しにした。きっぷはゴールデンウィークも使える休日おでかけパスにした。

新宿からはホリデー快速おくたまに乗車、混雑を避けるために乗る予定ではなかったが、適当な時間に家を出たら、新宿発車8分前に到着した。ドア位置には列ができていたが、何とか座ることができた。停車駅は特別快速と同じで快速を追い抜くので、三鷹や国分寺で降りる人もそれなりにいた。立川を出た時点では吊革が埋まる混雑になったが、拝島で降りた客もいた。あきかわの方へ向かったのだろうか。

ホリデー快速なので青梅線に入っても、西立川、拝島、福生、河辺、青梅、御嶽停車の優等運転を行う。駅間では80キロまで出すが、駅通過時には40キロまでスピードを落とす。青梅以西ではそんなに速くないので、駅通過時は遅くならないが、ポイント通過時にスピードを落とす。

御嶽着9時33分、大勢のハイキング客の波にのまれながらも早歩きでバス乗り場に行くと長い列ができていた。数台後じゃないと乗れないとの案内だったが、３台がたて続けに来た。バスに乗ること10分、ケーブルカーの滝本駅に到着した。
ケーブルカーにも長い列ができていたので並ぶことに。列から少し外れたところにICカート対応券売機があるので、隣の人に声をかければ列を外れて券売機を使うことができる。自分の場合は係員に声をかけたが。入口付近にもIC改札機があるが、それだと片道しか買うことができない。券売機は往復買うことができるので70円も安くなる。滝本駅、御嶽山駅ともに頭端式の１面２線、乗降分離がされている典型的なケーブルカー駅構造で、両駅ともに軽食や土産物を販売する店が入居している。通常は11時台から14時台まで30分間隔、それ以外は15分間隔だが、混雑に対応するため９分間隔となっていた。案内上では連続運転ということになっている。運転間隔を短くしたおかげで３本目のケーブルカーに乗ることができた。
リフトで大展望台に上がった後、20分以上かけて御嶽神社へ、途中までが平坦な道だが10分くらい階段と上り坂になる。神社を参拝した後、ケーブルカーの御嶽山駅へ、滝本駅に降りたら長い列はなくなっていた。12時前だが山を降りる人は多く、バスは思ったより混雑していた。

御嶽から青梅線に乗って青梅へ。ここでは青梅鉄道公園を見物することにした。駅から10分と比較的近いが公園までは5分くらい坂を上がることになる。公園はC11、D51を初めとした蒸気機関車8両の他、ED16、クモハ40形電車、階段を降りた広場に0系新幹線を展示している。
記念館にはＨＯの模型ジオラマの他に、蒸気機関車のあゆみや、特急型車両、通勤型車両の歴史、青梅線の歴史をパネルや模型で紹介するコーナーがあり、思った以上に充実していた。ＨＯジオラマは、新幹線線路と在来線線路が山を囲むように走り、駅が２か所あるシンプルなもの、在来線と新幹線の乗り換え通路がだまし絵になっていたのが少し気になるところ。駅はあっても、街の建物はなかった。走っている車両は、Ｅ５はやぶさや、カシオペア、サンライズといった寝台特急、山手線用E231、中央線用205系、西武2000系といった通勤車両といったところ、ショーが１日何回か行なわれるが今回は時間が合わなかった。
こんな充実した内容にも関わらず、入場料金は100円と大宮てっぱくの1割以下だ。公園という位置づけで元々は無料だったため、安い価格設定となっている。これだけ安いと、車両維持はてっぱくのお金を使っているのかと思ってしまう。

雲行きが怪しくなってきたので、青梅発13時37分の青梅線で拝島へ、拝島からは八高線で八王子へ向かった。昼食の後、八王子発14時40分の中央線に乗車、高尾で211系クロスシート車に乗り継いで石和温泉には16時33分に着いた途中、塩山では四季島とすれ違った。カシオペア信州も走ったし、今日の中央線は忙しい。
帰りは石和温泉発18時46分、と思いきや『あずさ76号』運転による時刻変更で54分に８分の繰り下げ、四方津の待避を５分から４分にするなどして、高尾着は３分繰り下げの20時11分となった、これでは、20時10分の中央特快に間に合わないと思ったが、それも12分発に繰り下げ、乗り継ぎ可能となった。JRアプリのルート検索はその暫定ダイヤに対応しておらず、在線状況のみが暫定ダイヤに対応していた。ともあれ、この接続で予定していた時間に帰ることができた。