しーさるの鉄日記

富山地鉄2021春改正(本線土休日編)


富山地方鉄道の2021年4月1日ダイヤ改正、土休日も特急などを見直し、平日にダイヤを近づけている。

特急は、『うなづき』下り2本、上り3本、『くろべ』下り3本、上り1本あったが、平日と同じく宇奈月温泉発9時のアルペン特急立山行(冬季は電鉄富山行)以外は廃止となった。そのせいか、データイム(7時~17時)において、平日と変わらない時間の列車が改正前より大幅に増えた。また、平日同様、普通列車の運転本数を見直す。電鉄富山発下りで見ると、上市行が17本から16本に減少、黒部行が5本から4本に減少、宇奈月温泉行が21本から22本に増加となり、合計では43本から42本に減少となっている。

まず、下りをみると電鉄富山発7時08分の急行宇奈月温泉行が普通に格下げとなる。その影響で電鉄富山発を7時00分に繰り上げる。滑川場面では3分繰り上げだが、西魚津から先は3分の繰り下げ、つまり11分の所要時間増となる。
普通列車は9時07分の電鉄黒部行を9時27分の宇奈月温泉行に変更、以降の列車を繰り下げる。そのため、12時台の宇奈月温泉行が2本となり、1時間空きの時間帯が30分早くシフトする。

12時台は、宇奈月温泉行をシフトさせるだけでなく、電鉄富山発26分の上市行も増発する。その一方、14時01分の上市行を廃止して、以降の列車を15~26分繰り上げる。
電鉄富山発16時05分の宇奈月温泉行が15時38分に繰り上がったので、15時57分に上市行を新設、17時過ぎまで上市行と宇奈月温泉行を入れ替える形で、電鉄富山発17時の宇奈月温泉行を増発する。17時代の宇奈月温泉行が2本に増える一方、18時台以降の宇奈月温泉行の運転間隔が、改正前は60分以下だったのが、改正後は70分以上となる。

20時台は05分の上市行を04分の宇奈月温泉行として延長する一方、30分の電鉄黒部行を33分の上市行に短縮変更、21時台は36分の舌山行を30分の電鉄黒部行に短縮変更して、電鉄黒部から舌山までの最終を、電鉄富山発で44分繰り上げる。電鉄富山発23時08分の上市行は平日同様廃止に、22時36分の上市行を22時50分に繰り下げて、金沢からの新幹線との接続を確保する。平日同様、電鉄黒部、上市までの最終繰り上げは数分程度となる。

最後に、新黒部での新幹線からの接続を見てみる。東京方面から宇奈月温泉において、8時58分着に対して、9時15分の特急だったのが、9時29分の普通となり、宇奈月温泉着が20分ほど遅くなる。そのため、宇奈月発10時03分のトロッコへの接続時間が10分となり、一般利用客にとっては少し厳しくなる。次の10時25分の新幹線からだと11時03分から10時39分に改善、11時27分のトロッコに接続するように、11時12分の新幹線だと11時40分の特急から11時21分の普通となり、12時09分のトロッコに乗れるようになった。一方、大阪方面からだと11時40分の特急、12時45分の普通がなくなったため接続が悪くなった。

2024年度には欅平から黒部ダムへの黒部ルートが一般向けに整備される。年間で1万人、観光シーズンである6~10月には8000人の需要を見込んでいる。それに伴い、本線が増発され、特急が復活する可能性はありそうだ。


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