3/16に行なったダイヤ改正、いすみ鉄道、小湊鉄道の改正概要は以下の通り。
★いすみ鉄道
平日
●大原発14時53分、大多喜発12時23分の上総中野行を増発する。また、上総中野発13時00分の大原行を増発、大多喜発16時04分の列車を延長変更して、上総中野発15時57分とする。
●大多喜発5時25分の上総中野行の運転を取りやめる。上総中野発5時50分の列車については、短縮変更して大多喜発6時06分とする。
●大原発20時13分の大多喜行、大多喜発19時26分の大原行の運転を取りやめる。
金曜
●大多喜発21時40分の大原行、大原発22時23分の大多喜行の運転を取りやめる。
土休日
●国鉄形ディーゼルカーで運転している快速・急行の設定を見直し、大原~上総中野間と大原~大多喜間1往復ずつの運転とする。急行が運行とりやめとなった時間帯にはいすみ型車両の普通列車を運転する。
●ムーミン車両ラッピングを3月末で終了する。
★小湊鉄道
土休日
●里山トロッコ1号を上総牛久発11時33分から11時17分に繰り上げる。
●里山トロッコ2号を養老渓谷発12時44分から12時36分に繰上げ、4号を15時13分から24分に繰り下げる。
●五井発9時25分の上総中野行を16分に繰上げ、養老渓谷行に短縮変更する。代わりに10時26分の養老渓谷行を10分に繰上げ、上総中野行に延長変更する。
●五井発10時53分の上総牛久行を11時10分に繰り下げる。11時28分の上総牛久行は運転を取りやめ、12時39分を新設する。
●上総牛久発10時43分の五井行を10時19分に繰り上げる。
●上総中野発10時47分の五井行を養老渓谷発に短縮変更し、上総牛久以南で16分、以北で12分繰上げる。養老渓谷発11時43分については、上総中野発に延長変更して、上総牛久以南で4分繰り上げる。
●上総牛久発12時の五井行と14時04分の五井行を16分繰り上げる。上総牛久発で16時台から18時台までは10分繰り下げ、18時代後半以降を20分繰り下げる。
------------------------------------
いすみ鉄道では、社長が代わって初めてのダイヤ改正、国鉄型ディーゼルカーの運行が縮小され、ムーミン列車、花金列車の運転が取り止めとなった。
平日午後は、全線通し1往復と大多喜~上総中野間を1往復増発、12往復あった上総中野発着列車は14往復に増えた。大原~大多喜間もデータイムに1往復増えたが、去年増発された夜間の1往復は利用率が悪いのか廃止となった。よって、±0ということになる。
改正前ダイヤだと大原発14時台の設定がないので、1時間40分以上開いているが、14時53分発を設定することで午後時間帯の運転間隔は1時間前後になる。また、大多喜発12時23分の上総中野行を増発することで午前で帰宅する学生の利便性を図ることになる。データイムが増発される一方、夜間は1往復廃止、19時39分が出ると21時09分まで列車がなくなる。改正前でも20時20分着の『わかしお』からの接続は悪いけどね。東京発21時の『わかしお』から接続する花金列車は廃止になるし、夜の需要は大してないかもしれない。
キハ28・58は土休日の急行下り3本上り2本とその送り込み2本に充当されていたが、下り急行1本が全区間廃止、1往復が運転区間縮小、送り込み2本もなくなる。結果、午後だけの運転となり、全線通し1往復と大原への送り込みだけになる。去年の改正では15時台の大原行が廃止となり、代わりに午前中に1往復設定されたわけだが、今回の改正ではそれもなくなった。上総中野へは10時台、13時台、16時台の3回乗り入れていたが、13時台の1回だけになってしまった。
土休日下り午前は、9時10分の急行上総中野が間引きされたので、後続の普通が大多喜行(大多喜で上総中野行に29分接続)から上総中野行となり、上総中野着を33分繰り上げている。でも改正前の急行よりは20分繰り下がっている。でもって急行が間引かれた分、大原発10時21分の普通大多喜行が増発となっている。11時台以降の急行は普通とスジを入れ替え、50分ほど繰り下げることに、その結果、急行から小湊鉄道へは18分接続に、小湊鉄道から急行へは27分接続に短縮、急行折り返しの14分の間は、急行のキハ28・58と小湊鉄道の古い気動車が揃うことになった。改正前は16時台に揃っていたけど、13時台に揃った方が前後の予定が組みやすいからな。午前中のは上総中野での接続が悪かったから、利用率が悪かったかもしれない。
土休日上りは、上総中野発10時23分の急行が42分の普通に変更、代わりに11時16分の上総中野発普通が大多喜発急行に変わる。上総中野発11時台の列車がなくなる代わりに、上総中野発16時25分の普通大多喜行きを、15時58分の大原行と17時25分の大原行に分ける。小湊鉄道からの接続を考えると、16時代の方がいいのだけど。13時台と14時台は普通と急行の順序の入れ替え、先述の通り、小湊鉄道と急行の接続が見直されることになる。
ムーミンはタイミング的に飯能の方に譲った印象を受けた。何もないだけをずっと続けていても、何も産め出せないのだな。
小湊鉄道は、土休日9時以降で10分~20分の時刻修正を行なうことに。14時台前半まではほとんどが時刻繰り上げとなっているが、以降18時台までは時刻繰り下げになっている。これらの時間調整をすることで、データイムの東京方面からの快速全てが小湊鉄道下りに接続するようになり、夕方上りも東京方面快速への接続が改善された。繰上りの後に繰下りがあるため、改正前は五井発14時15分発の次が58分だったのが、改正後では14時08分から15時08分まで1時間開くことになる。また、12時29分発の上総中野行が16分発に繰り上がり、その23分後に上総牛久行が新設となっている。
里山トロッコが上総牛久で五井から来た折り返し列車と接続する法則は、92号と1号で崩れることになる。92号は5分繰上げ、上総牛久で5分接続していた五井行は時刻を繰り上げたので、次の五井行まで46分待ちとなる。1号についても、改正前は五井発10時53分からの12分接続だったが、今回の改正では五井発10時10分からの40分接続となる。五井からの列車で来る客より、マイカーで来る客の方が多いのだろうか。里山トロッコ1号と3号は、里見駅での停車時間を5分だったのを15分くらいに拡大している。このことで、喜動房倶楽部が提供する惣菜弁当や産直野菜をじっくり買うことができるようになる。
最新の画像もっと見る
最近の「情報(東日本)」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事