能登廃止報道の弊害

先日、知り合いからこういう話を聞いた。週末に北陸地方に出かけるのに夜行列車が廃止になったから、夜行バスから出かけるというのである。

先週の土曜日、廃止になる北陸・能登を見るために大勢の鉄道ファンが押しかけたというニュースがあちらこちらで流れた。このニュースにより、北陸地方への夜行列車が全く走らなったと捉えられてしまった。週末を中心に臨時で残ることを強調すれば良かったのだけど、全くなくなるような報道だった。

廃止より怖いのは、利用客減少により臨時の運転頻度が減少となり、さらに完璧に消滅してしまうこと。最近だと北海道の夜行がこの道をたどった。最低でも北陸新幹線の全通でも残ってほしいのだけど。