JRグループは12月から2月まで運転される冬の臨時列車について発表した。個人的に気になった列車は以下の通り。
●ひかり594号(1/3運転、博多発1008、新大阪着1405。厚狭、新山口、東広島のみ通過)
愛称は『ひかり』だが、通過駅は厚狭、新山口、東広島だけなので、三原以東は『こだま』同様各駅に停車する。
厚狭では博多で10分前に発車した『こだま』を追い抜き、広島では5分先着する。『こだま』のように広島で19分停車することもないので、広島発時点で23分先行、新尾道まで『のぞみ』から逃げ切る。岡山からは、定期『ひだま』の中間を走るものの、待避が比較的少ないので新大阪までは定期『ひだま』より3分速い。定期『こだま』と違って、長時間待避はないので『のぞみ』への接続は悪い。『のぞみ』からの接続はいいけど、Uターンピークに需要はないだろう。岡山では『南風』10号からの接続を受けるから、四国方面から姫路、西明石への需要はありそうだ。
●快速『マザーイルミネーション』(12/19、20にNO.DO.KAで運転し全車指定。東京、海浜幕張、蘇我のみに停車。)
首都圏では珍しい団臨以外のNO.DO.KAの臨時、京葉線経由ということで、送り込みを団臨として舞浜まで走らせれば一石二鳥なのだが。海浜幕張発は1356頃になる模様、ショッピングをしてから乗るにはいい時間だ。君津駅からマザー牧場への無料送迎バスは1040だけだが、臨時便でも出すのだろうか。
●特急『かつうらひな祭り3号、4号』(2/27、28に253系6両で運転し全車指定席、大宮、南越谷、南流山、西船橋、海浜幕張、蘇我、勝浦停車)
東京からの総武線経由『かつうらひな祭り』にはリゾートやまどりが充当されるが、初めての設定となる大宮からの武蔵野線・京葉線経由『かつうらひな祭り』には253系が充当、夏に運転された大宮~安房鴨川間の一部指定快速『ブルーオーシャン外房』には『ニューなのはな』が充当されていたが、253系が外房線に初めて乗り入れる形になった。種別的には『ブルーオーシャン外房』より格上だが、南流山に停車、代わりに南浦和は通過となった。常磐線需要のある新松戸でなくて、TX需要のある南流山を選択したのはどうしてだろう。
●快速『ちば乃 Shu*Kura』(12/5、6運転、千葉~館山間を往復して君津のみ停車)
新潟の『Shu*Kura』は初めて首都圏での走行、新潟で走行する時と違って指定席の設定はなく、びゅう旅行商品のみの設定となる。よって、臨時列車のニュースリリースにも掲載されなかったし、時刻表の掲載もないのではないかと。団臨と同じ扱いで。DE10牽引でゆっくり走るとはいえ、君津~館山間では普通列車より10分余計にかかる程度と臨時の割には速い。だが、上りは姉ヶ崎で20分近く停車して、総武快速と新宿さざなみに道を譲る。内房線での気動車の走行になるが、免許の兼ね合いか、DE10で牽引される形となる。
なお、今回の運転に先駆けて、4日の17時から20時まで両国駅3番線ホームで、車両展示会及び千葉地酒の利き酒会が開催されるとのことだ。この季節、ちゃんこ鍋も欲しいところなのだけどね。
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