北海道の駅降り行動最終日、今日は根室本線の帯広~池田間の4駅だけ駅降りすることにした。順序としては2駅とばして利別で折り返し、幕別で1本落とし、札内で折り返し、最後に池田で折り返すことになった。なお、北海道$東日本きっぷは有効期限が昨日までだったので、一駅ずつ整理券を取って、着駅で精算という形となった。
札内は左側に駅舎のある相対式、2番線で客扱いする列車はないので実質左片面になっている。そのため、2番線には待合室どころが上屋もない。本線は2番線なので、特急の通過は上下ともに2番線となる。2番線への構内踏切は駅舎の前で切り欠けとなっている。駅舎は1974年に建て替えられたコンクリート造り、業務委託駅で平日、土曜の7時00分から16時50分までみどりの窓口の扱いを行っている。また、自動券売機も整備されている。駅前広場は広く、道道沿いには民家が並んでいる。そこを5分ほど歩いた国道沿いには郊外型の商業施設が建ち並んでいる。
次の幕別との間には稲士別駅があったが、2017年に廃駅となった。そのため駅間距離が10キロ近く開いている。
幕別は左側に駅舎のある2面3線、駅舎のある1番線が帯広寄りにずれており、その釧路寄りの跨線橋が2番線、3番線につながっている。基本的に1番線からの発着だが、釧路行のうち、10時44分発、12時46分発、15時14分発、17時37分発、20時22分発、帯広方面のうち、16時50分発は交換のため3番線からの発車となる。また、帯広方面のうち、18時17分発、21時49分発は2番線からの発着となる。
駅舎は1957年に建てられたコンクリート造、入り口付近の屋根の小さな時計が特徴的で、幅広の階段の両脇はスロープと花壇になっている。業務委託駅で平日、土曜の6時50分から16時55分までみどりの窓口の扱いを行っている。また、自動券売機も整備されている。待合室には普通のベンチのほかに畳敷の上がり、その近くには文庫もある。駅前のバス乗り場からは帯広と陸別を結ぶバスが鉄道より少し多い頻度で出ている。幕別町の玄関口で利用客数は一時期は池田と大差なかったがここ最近は減少している。周辺は昔からの市街地で、商店や銀行がある。
利別は島式、駅舎は右側のほぼ釧路寄りにあり、ホームとは真ん中の切り欠け構内踏切で結ばれている。1番線発着の帯広方面列車はこの切り掛け構内踏切の前で停車する。駅舎は緩やかな斜め屋根のコンクリート造り、1967年の移設時に建てられたものだ。1984年まで有人駅だったので窓口の跡も残っている。駅前からは片側2車線の幅の広い道路沿いに民家が並んでいる。この通りを1キロほど歩くと、国道沿いにマックスバリューがある。
利別を出て、利別川を渡ると、右カーブで南側に曲がる。ふるさと銀河線の廃線跡が合流してしばらく走ると、池田に到着する。池田は右側に駅舎のある2面3線、片面の1番線は釧路寄りに、島式の2番線、3番線は帯広寄りにずれている。特急は全てが、普通が一部が1番線からの発着となる。普通のうち、6時08分発と57分の釧路行、12時50分の特急退避の帯広行が2番線発、17時30分発の特急退避の釧路行、15時16分と18時30分の池田始発の新得行が3番線発となる。また、3番線に到着した池田止でも釧路方に引き上げて、1番線発の始発となるケースもある。駅舎は1961年に改築された平屋のコンクリート造り、白い壁にワイン色のラインがアクセントになっている。有人駅でみどりの窓口は7時00分から20時20分まで営業、自由席特急券も変える券売機もある。特急停車駅だが待合室には売店もなく、寂しい印象を受ける。駅舎の前は階段の間に噴水が整備、ロータリーには花壇もある。広場には先述の帯広と陸別を結ぶバスが乗り入れる。駅前にはレストランよねくら、ここでは名物のバナナ饅頭を販売しているが、開店前だった。早朝の帯広駅で買ったからいいのだけど。周辺は郵便局やガソリンスタンドがあったものの、コンビニなどの商業施設が見当たらなかった。
根室本線の駅降りは池田で終了、8時52分発の普通で帯広へ、帯広33分待ちで9時53分発の『おおぞら4号』で南千歳へ向かう。使ったのは『トクだ値15』、『とかち』だったら『トクだ値45』もあるが、帰宅が遅くなってしまう。南千歳では50分待ち、駅近くのアウトレットのフードコートで昼食を済ませた。南千歳発12時41分の『北斗12号』で新函館北斗へ。こちらはお先にトクだ値40で4割引きだ。それでもフリーきっぷを使えた昔よりは高くなっている。
新函館北斗発16時20分の『はやぶさ40号』で帰京した。
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