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100年後の人間作り!親子のアートセラピー「子ども未来研究所」の活動、アートセラピスト達の活躍を紹介します

☆ 3日間の冒険 関西グロース ☆

2010年08月25日 | NEWS
今年 二回目の関西グロースを無事迎えることができました


岡山県美作市上山村 1年前より「だんぼ」
(子ども達が銘々 だんだんになった田んぼだから)がまた増えています。

草木がぼうぼうで田んぼとして機能していなかったのですが
この1年の間に草を食べるヤギが3頭 牛が1頭 そして子犬の五郎が 仲間入りし
美作市も棚田の復旧に注目して力を入れています。

今年 関グロをサポートしてくれた関西出身 かっちさんは、
上山村の町おこし隊に任命され、
グロースも町おこしの一環としていろんな事をサポートしてくださいました。

北海道でいうオヤジさん達のような存在です。

今回、4人の子ども達が参加してくれました。
1回目も参加してくれた かのんは今年で2回目。

「きょねんもここ来たね~」って景色を見て 昨年を思い出しているようです。

今年 関西グロース 初参加の あきと、おとは、れいな。

かのん と あきとは、北海道のグロース体験者で

関グロが始まる前に二人から電話がかかってきました。

私はなにも言ってないのですが 「自分がチームをつくる」という

責任感、リーダーシップが伝わってきます。

かのん 「北海道行けなかったからリベンジしたい」

あきと 「おれ、関グロでリーダーになって また北海道でリーダーしたい。
でも不安やねん。緊張する。でもやりたい。また熱が出たらどうしよう」

今年 かのんは北海道に行けなくて(しばしばblog 2010グロース1日目-①

あきとも北海道で熱を出して(しばしばblog 2010グロース2日目-⑤

悔しい思いをした二人の
グロースに対する思いが伝わってきます。






今回 私は、子ども達が 話し合い 決めていくことを大事にしたいと思っていました。

子ども達 ひとりひとりにペースがあります。

早くできちゃう子もいれば ゆっくりな子もいる。

初参加のれいなは、ゆっくり ゆっくり 着実にやっていく子で

みんながスイスイ山登りしてもご飯を食べても ゆっくり ゆっくりしています。

ウッディに「みんなと歩調をあわせろ~」って言われても

ゆっくり ゆっくり。自分を貫きます。
手を貸そうとすると 振り払います。



おとはも初参加ですが、毎年、いろんなキャンプに行き、
初めての人と接することには慣れていて
もともと甘え上手で
「これやってぇ~」と人にお願いし、チームにすぐに溶け込みます。



グロース中は、「自分でやれよ~」ってみんなから突っ込まれても
めげずに甘えてましたけど。

れいなは、早くできちゃう3人と距離ができていました。

初めは「待って」とか自分がしたいことを言葉に出来ずれいなの側には、

イントラ (ユッキー&けいちゃん)がいました。 

日常もそうなのかもしれない。

大人は、れいなが言わなくてもしてほしいことを察してやってくれる。

でも、れいなが自分の口で どうしたいのかを言わないと人には伝わらないし、
れいながほしい結果も手に入らない。

あきと、かのん、おとはも れいながどうしたいのか 聴かないとわからない ということや

どう思っているのかなと 想像することを学びました。

れいなは、グロースが始まる前に「自信をつけたいからキャンプに参加する」と私に話してくれました。

たとえゆっくりでも れいなは 自分でできます。そのことで自信を得るんです。 

学校など共同生活では、彼女のペースがあるのだけど
周りと歩調をあわせることに必死だったのかもしれません。
でも結果としてできない自分が居て 自信を失っていたのかもしれません。

今回のグロースでは、仲間から励ましの言葉やサポートしてもらい、自分でやること
自分はできるんだ!ということをれいなはたくさん学び

あきと、かのん、おとはは 自分はできる!ということ
仲間を支える喜びを体験したと思います。

「自分の意見が人と違ってもいいんだよ。自分が思ってることを言っていいんだよ」

あまり自分の思ってることを言わなかった おとはがれいなにポツリと言った言葉です。


大阪に帰ってきて みんなとお別れの時、れいなが泣いていました。

「来年 また同じチームになれるん?」

来年は、もっと子ども達の人数が増えてるから なれるかわからないよ。

でもみんなまた会えるよ 

関西グロースを応援し続けてくれたみなさん ありがとうございました!!




小林 グロースをつくり続ける 未佳


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