夏のグロースの香りのするお仕事。
おはなし宅急便の編集作業。
こんにちは。のりんこです。
8月の北海道での大冒険の後、
9月のフォローアップまでの期間、
子どもたちはチームで1つの紙芝居を作成する。
これが「おはなし宅急便」。
やり方としては、
チームの最初の子に、宅急便でお話の始めが届いたら、
そのお話の続きの物語を作って、
さらにそれに絵を書いて、
次の子へ宅急便へ送る。
次の子は、前の子のお話を受けてその続きを書いて、さらに次の子へ。
お話の完成は、フォローアップでの発表まで、みんな知らない、お楽しみです。
この編集作業中、お話が面白すぎて、週末で忙しいオフィスの中で
こらえきれずに、私は笑い声を何度も響かせてしまった。
どんなふうにおもしろいかって・・・たとえば!
あるチームでは、
Aくんがお話の中で、山をだしたら、
それを受けた次の子が、それを火山にして
さらに次の子のお話の中では、その火山の火で湖の水を温めて温泉ができて、、、
このダイナミックなイメージの変化!
恐竜のいる世界がでてきたり、未来に行ってみたり、
うさぎの学校でお勉強してみたり、動物たちとパーティーしたり
予想をこえる、ワクワクする物語を子どもたちは描く。
その物語の中で、感心してしまうのが
チームの仲間たちの一人一人が登場して、
その子たちが、お話の中でしゃべっていること。
「あの子、こういうこと言いそう!仲間はよくわかってるな~!」
絵もね、全員を一人一人描いている子もいて、
仲間が好きなんだろうなって、その一人一人をちゃんと描く気持ちがうれしくなっちゃう。
また、別のチームでは、
1人め、2人め・・・と
チームの子たちが自由に次々とお話を展開させるのを
なんとかまとめようと、ラストのリーダーが
ものすごくがんばっているのも、
「さすがリーダー」と頼もしい。
しばしばが怪我した動物を治してあげるシーンを書いている子もいて
(実際にはそんなできごとはないけど)
あの子には、しばしばは動物も治せちゃう
魔法使いみたいに映っているのかな~と想像してみると、微笑ましい。
子どもたちのフィクションだけど、
そこには、一人一人の個性や
北海道でのチームのつながりや様子がにじみ出ていて
やっぱり子どもたちがそこに生きているな!って思う。
こんなお話も私の心に響いた。
「穴だらけになった地球」と「病気のわにのおじいさん」と
両方を助けたいのに、願い事をかなえてくれる花は1本だけ、
というお話にも、ぐっときてしまった。
「どっちも大事だから、どっちも助けたい!」
お話を書いた子のものすごい葛藤が伝わってくる。
自分で自由に作れるお話なんだから、
そんな苦しい状況にしないこともできるのに、
しちゃうんだな~、きっと。
そして、美しくて、ほっとする物語もあった。
元の世界に戻ってきてみると、誰もいない。
すると遠くから自分を呼ぶ声がする。
夢中になって、声のほうへ白樺並木を走りだす。走りながら目は涙でいっぱい。
そんな自分を仲間たちが「おかえり!」と温かく迎えてくれる。
仲間の中で一人で泣いて何もしゃべれない子がいた。
そんな始まりだった今年のグロースセミナー。
あの時泣いていたあの子が
仲間たちに温かく迎えられている物語を描いた。
同じ涙でも、全然ちがう。
私の中で
この二つのことが勝手に結びつけてしまっているだけかもしれない。
だけど、仲間の温かさにたどりついたグロースだったんだなって
もう一度、今年のグロースのすてきさをふりかえることができた。
長々と書いてしまったけれど
おはなし宅急便、とっても魅力的でしょう?
読みたいですか?
フォローアップでみんなのおはなし宅急便を聞いてとっても楽しくそして感動しました!
もう一度、おはなし宅急便、読みたいというより聞きたいで~す!
私はグロースについて行ってないけど子供たちがした素敵な経験が手に取るようにわかります!
ありがとうございます!