サンシャイン通信

サンシャイン・ステート(フロリダ州)発のニュースレター

Gate River Run 2011

2011-03-13 17:27:31 | Running (ランニング)
本題に入る前に・・・
東北地方太平洋沖地震では想像を絶する大変な被害が出てしまいました。
テレビの画面を通して見る地震、津波の映像に身が震える思いがしました。
これを実際に体験した被災者の方々を思うと言葉もありません。
心よりお見舞い申し上げます。

さて昨日、毎年恒例のゲートリバーラン(アメリカ15キロ選手権)に参加しました。

今年も15キロレースの他に5キロレース、子供、幼児向けレース、そして新たに障害者レースが加わり2万人近くが健脚を競いました。
午前8時35分、予定より5分遅れでスタート。
なぜか号砲が鳴らず拍子抜けしたスタートでした。


応援、写真撮影のため同行した夫は9マイル地点(フィニッシュまであと500メートル)で待機。
昨日の朝は冷え込みました。最低気温が0℃。
スタート時もまだ寒く、手袋をしていたのですが指先がかじかんでいました。
でも5キロくらい走ったら体がポカポカしてきたので、15キロ走るにはちょうど良い天気だったな。
このレースは地元のお祭りみたいなものなので、沿道の応援もバラエティに富んでいます。
今年もたくさんのバンドが応援演奏をしてくれました。
6マイル地点では毎年、私が卒業した大学のドラムラインが演奏をしてくれるのですが、
今年も彼らの演奏で気合いを入れました、“あと5キロ!!”
お陰でペースが落ちることなくレースコース最大の難関、グリーン・モンスターへ!!
4年前、ここで突然倒れリタイアした苦い経験があるので、3年前も一昨年も去年もこの橋が恐怖でした。
でも今年は違いました。この橋を上りきればフィニッシュは目前。
なので“早くグリーン・モンスターが見えてこないかな”と思いながら走っていました。
とは言え、13キロ近く走ってこの橋を上るのは苦しい・・・
足が重たくなりペースが少し落ちましたが橋の頂上目指し頑張りました。
無事、頂上にたどり着きあとはフィニッシュまでスパートです。
途中、夫の姿を見つけましたが、なんと夫は私に全く気づかず・・・
去年、この場所で夫が写真を撮った時、私はノッチさん似のランナーに遮られたので
今年はラストスパートをかける私の勇姿(?)を写真に収めてほしかったんだがダメでした。
ちゃんと夫に向かって手を振ったのに・・・
“たくさんのランナーでごった返していて気づかなかった”と夫。
はあぁ?私が通り過ぎた時、夫と私の間に誰もいなかったんですよ。距離も5メートル位だったのに。
夫の視線は私の後方の集団に向けられていたのです。
必死で手を振りながら“まったく、どこを見てるんじゃい!”と思いました。
ってことで、今年の私の写真は全くなし!!
でもそんなことよりフィニッシュです。
ぼーっとしている夫に見切りをつけて、フィニッシュめがけて全速力。
無事1時間18分25秒で完走しました。
タイム更新には31秒及ばす。でも良いレースでした。
フィニッシャーズ・メダル


こちらはトップ10%完走者の記念品の帽子。

以上2枚の写真は帰宅後撮影。

夫はレース中、700枚近い写真を撮りました。その中のほんの一部をご覧ください。
このランナーが42分58秒で優勝しました。


こちらは女性ランナーの優勝者。カッコよい・・・惚れ惚れする体型、ランニングフォーム。


こちらは夫の職場のスーパーバイザー。

彼女はオーストラリア人。夫の職場では2年交代でオーストラリアの海軍の若い士官(20代後半~30代)を
スーパーバイザーとして迎え入れているのです。

今年も凝ったコスチュームで参加したランナーがたくさんいました。
覆面ランナー。


ハワイアンランナー。


ピンクチュチュランナー。


こちらはマペットのキャラクターのビーカー。


やっぱりこのレースはお祭り気分で参加するランナーが多いですからね、
カメラに向かって笑って手を振らなければ参加する意味がないってものです。


今回のレース、走っている時もやはり地震のことが頭から離れませんでした。
そしていろんなことを思いました。
一番痛感したのが、趣味のランニングを楽しめること、レースに参加できるのは“たまたま”なんだということ。
自然の威力を相手にしたら一たまりもないのですね。
こうして平穏無事に生活出来ることを当たり前に思ってはいけないと、自分を戒めながら走りました。
改めて被災者の皆さんにお見舞い申し上げます。
そして犠牲者の皆さんのご冥福をお祈りします。
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