ニューコスモセンター

青森でコスモスというバンドで歌ったり詩書いてる人の痛々しい日々の挙動

2014年のライブ等スケジュール

2013-12-21 01:57:03 | イベント告知
ミッドナイト安安の赤ワインにざるそば微妙ー!!

2014年のライブ等スケジュール

・1月28日(火)「 吠えるVol.1 」

  開場19:00/開演19:30 前売1000/当日1500 (1ドリンク別)
  場所 まんぶるず
  出演 佐々木英明 チバタカヤ The Moon Gazing Arkestra 太田翔 ハグレ猿

・2月5日(水) 「未定 調整中」


・2月13日 (木) 「第7回ミラーズホロウの人狼」

  開場19:30/開演20:00 前売1000/当日1500(ドリンク別)
  場所 まんぶるず

・3月1日(土) 「コスモス千葉リーディング企画第3弾 記憶とポエジー(仮)」

ナチェ!

2013-12-15 23:04:24 | 日々の生活

12月9日

長女がコート。冬の外套。欲しいと1ヶ月前から話してくるのだが
核心の心を揺らしながら話ごまかしたりしていたのだが、今日私の親が
孫に服を買うなら買うと言い。

私と親と娘と三世代で車に乗り服を買いに出かけた。
私は親と大変に仲が悪く、ニュースなどで、50歳の無職の男が
70歳の親に小遣いをせびったが働けと断られ刺した。
ようなニュースが、耳を伝うと心が痛くなる。
殺しはしないが、発狂カウントがトリガーになり、自暴自棄を抱きしめると
もしかしたら、僕も仲間入りを果たすのではないかと、少しだけ喘ぐ妄想をするからだ。

それでも、なるべく怒らず、協力しながら日々を生活しているのであるが
私の父親は、老獪なペテン師のような駆け引きデフォ所持しているので
その雰囲気を僕に対して見え隠れさせる行為が偶にあると、諦めと
私が背負わされた保証人的な枷どこ吹く風のような気に触れて、肺が冷える。

私も悪いのだ。私もダメな人間だからと必要以上に言い聞かせ
(等身に自分を見切ることも可能なのだが目が泳ぐ自分を包括する術が無い)
なんとか象る何をあやふやな自分を。連綿。

長女がしまむらよりは、小洒落た程度のお店で
知らないモデルのポスターが着飾るポスターのコートを買う。

レジで金銭的なやりとりをしている時、不意に私の父親が、そのおしゃれな店員に
革ジャン私着ても変じゃないべかとしきりにしゃべっていた。
彼女はお客様ならお似合いですよと言った。

12月10日 チキンスキン4.

始めヒロヤーが素晴らしすぎてウットリする。
彼にしか作り出せない、独特の世界観が広がり
徐々に観客を侵食する遊星からの物体H。
お客さんの空気とか全く意に介さない核心が
彼の肉体に宿っている。

二番目寧さん
カントリーや60、70年代の洋楽ロック弾き語りを
当時の世相や、曲の歌詞の意味合いの説明など盛り込んで
歌う。カウボーイハット。終始場が、優しい雰囲気に溢れているのは
寧さんの柔らかい人柄も含めての、頷けるミュージックだから。
彼の青春時代や現実今も含めてのストーリーが見え、それが
嫌味や不快にまったくならず、もっと時代の空気を
寧さんのパフォーマンスを通じて視点を知りたくなる。
のは、彼の人柄のなせる業かも。
打ち上げとかで音楽話をしたいなと。

三番目 少してーげーず
てーげーずのボーカルの方が、来週のライブの宣伝で一極披露。
先月クォーターてテーげー図鳥のライブ見たときに聴いた、すげえカッコ良い曲を
披露。掃き溜め渡辺君がブルースハープでちょっと絡んでの演奏。
初期のRCサクセションみたいな、冬の初めに似合う切ない曲。
お客さんの、拍手とか盛り上がりとか一曲で持っていく素晴らしさ。

そして僕の朗読。

アイパッド使って、なんらかの音を流し、詩の朗読を結構淡々と朗読。

詩のリーディングは、言葉に宿るポエジーみたいなものにあこがれているので
淡々と酒場で読み上げる詩の雰囲気に自分をてきとうに託して読む。

バンドのタイミングでの抑揚や、叫びなどはなかったのだけど、言葉のみを道しるべに
朗読。孤独なふりをする。世界のブローチ。この町の全て。灯す。この世界に遺体。
挑む気持ちは、1955年サンフランシスコ気取りの、詩が持て囃されている最中の高揚内部。

ビックリ箱的な演出もまあまあ無く、カクテルトムクルーズやブコウスキーマットディロン気取り
きっとあと3年先位の、青森で詩の朗読が根付いた酒場の僕だったのかも。
もっとやること多々ある。そのために。

そして、今日はもっと飛び道具的に、おとなしくなく変にやっても良かったのかなと鑑みる。

エイイチロウ
アベレージは越えるフォークギターで歌う歌手。
歌もうまく。MC上手、人柄も良いし、曲も考えて作ったり
披露している。バンドでやるのみたいな、この完成度で、彼の世界観
でバンドっていうのは、中々観ないから、さわやかな美意識がとがったバンド
って青森には中々居ないからみたいな。

最期の新曲かっこよかった。あの曲だけバッキングで作るメロディ感とか
どこか都会的な傷心さが、エイイチロウさんらしさ真骨頂でこの感じを
もっと前面に押し出した曲を作っていけば良いかなと思った。

来年の24時間テレビで歌ってそうなやさしい雰囲気。

らりへたれ福原
mcをメモってたのか、それを読んでみたりするのが
天然であってほしい。空気を読まない読めないのが彼の
一種の強みだと思うので、そこはドンドンおして欲しい。

福原君は脳内の何かが欠落していて、それを埋めることによって
悲しみや悔しさのようなネガティブな内部の吐露を披露する。様な気がする。
彼は、ひっくり返る才能を持っていると思う。しかもそれは一瞬しか
垣間見れないものだと思うのだけど、僕はそういう変な人間が好きなので
是非もっとオリジナルの曲を作って欲しい。。
意味があるのだ。彼の選択してたどり着いた場所に。

表現活動の感動なんてコンスタントなアベレージは邪魔なだけだ。
むしろ、悲壮を背負うものの常にシュプレヒコールでは無く
踏みつけられた者の一瞬の咆哮絶唱のほうが切なくて、僕は好きだ。

それを芸術家は常に捕らえないと駄目かもしれないけど無理だ。
だからこそ僕は未成熟のだめ人間がすきのだだ。

完成していないって事は
ある意味、完璧ってことなのだ。




ナチェ2告知とチキンスキン雑感

2013-12-12 15:44:29 | 日々の生活
今日ライブあります。
詩の朗読での参加です。一人やります。
たまにはお行儀の良い詩人気取りで、黙々と好きな詩を朗読しようかなと思っています。
多分。

*******

ナチェ Vol.2

2013.12.12(木)
開場19:00/開演19:30
前売1000円/当日1500円
(ドリンク別)

出演
らりへたれ
チバタカヤ
エイイチロウ

青森最後の詩人ひろやー

******

お問い合わせ、ご予約はまんぶるずまで
(017-775-5275 日・月曜日以外の午後6時にお願いいたします)


12月10日 「チキンスキン4」

オープニング
掃き溜め猿渡辺氏の朗読からスタート。
リーディングと酒場の雰囲気が似合っている場所には、快楽が埋まっている。

鶏の飛ばない(飛べないではなく)を、生物学的に吐露していく冒頭から
どこか気だるい彼の雰囲気は、生命の航空力学を肯定せん希望がまだあるから
朗読の動機と肉体の因果性のようなものが逆二律背反。肉と皮が一体。

居心地の悪さは渡辺氏の原体験の何かに連なるのか。まさに言葉から言葉への
生命の進捗と皮膚感覚の発露。鶏の瞳の先、空に鉛色の希望を見る。

二箇所ぐらい鳥肌たちました。

不如帰

昔のロックバンドみたいなカッコ良い名前。
鳴り止まないかちゃましいギターリフと、吐き、叩き付ける
どこかカラッとした諦観のような波動、渋谷氏の言葉と歌。

はじめさんのベースが、不如帰の手綱を鷲掴み、悲しみや怒りを
吐露する詩と演奏の暴馬に道筋を示す。

バンドってかっけえ。という方が先に立ってしまったので今度は
あのバンド編成で、スローテンポの曲も聴いてみたい。

渋谷氏は天然狂気を偶に垣間見せる瞬間があるので
その穴をもっと発掘すれば、更にヤバイバンドになっていくと思う。

高橋康子

役者語りの、メタ自分語りからの、更に現実との連結一人芝居朗読。

高橋康子の演じるという事柄の醍醐味は
実は観客にとっては役者の上手い演技を見る行為ではない。

演技を通して彼女自信に内在している、憐憫や寂寥感を包めて、
実際にその場で行われている行為とは別のまたは同じ行為を見る。
脚本のテーマよりも彼女自信の存在理由が入れ子状になっているように感じる。

言葉の介在自体は彼女自身の内部と連結する触媒である、
人間の暗部を知覚して、それでも翼を広げるひな鳥の一羽ばたきが、
台詞と芝居の外側に存在していて、鑑賞者はそれを悲劇的喜劇的どう
捕らえようとも、痛みとメタ現実かどうか知れぬ
一杯のサワーカクテルに幸福などという
切ない願いを籠めたい思いに駆られるのだ。

コスモス

フルメンバーでの久しぶりライブ。
この企画が決まった時点で、メンバーが揃わない予定だったので
個人名でコスモスチバでの参加のつもりであったのだが、急きょ
本番10日前程に全員参加可能を知り、急いで練習したりと。

1曲目、ギター中畑、彼のギターは自分視点の世界解釈のカッコよさが
かっこよくて、はまると唸る。と宇宙粘土細工作り曲「B」、カセットコンロを
持ち出して、ニンニクを油で炒め、葱を焼きながら、ギター弾いたり
即興朗読を。大蒜のと葱の匂いと煙が立ち込める重苦しい祝祭のチープ儀式。
言葉をうまく手繰れず、でも精神は快調な怪鳥。羽を舐める。
バンドの安定感で陋劣な快楽。

プラムの町。
ベースラインからの朗読箇所暗記した。
中音がいい意味でも悪い意味でも迫力満点で
まあリハ無しの宿命なので、全然おk。
普通に良い演奏をする事が楽しく心地よく。

星のオルフェウス。
歌後半の、中畑氏のギターソロ終わりから更に
工藤氏のアコーディオンソロの流れすき。
Aメロ2回同じ歌詞歌うのが、
なんとなく気になってるのでそのうち直すかも。

ペル名
久しぶり。声が。
本人しか理解しがたい言葉の羅列の象る先にある現象。
ぎりぎり象った人型は、見つめられた後
自己を否定して、他人を拒絶する。
のに構成はアグレッシブに色めき、増強する。
音は途切れ、現実世界に放り出された男は
カメラ下がれと繋がっている何かに甲走る。
繋がる糸さえなくなった超能力を持っていない人間の喜劇。

ふきた
新曲や、過去の概ね未発表曲など織り交ぜたふきた劇場。
ギター1本で、歌いだした瞬間すでにふきたワールドへようこその空気。
彼の前のバンドが、ポールマッカートニーでもイングベイマルムスティーンでも
関係なく、一発で自分の宇宙船にテレポートさせるスタンド能力。

題名失念で申し訳ないのだが、見世物小屋を曲がる歌、プルトニウムの次の歌なんか
鳥肌もの。静かで穏やかな世界に皮を剥がされた人間が泣いて立ち尽くしているような。
詩と歌とギター全てに無駄が無く、優しい異教の入信セミナー。

神から貰ったギフト。後半トリの自分の役割は終わったので、次は若いバンドの方と
ふきたの曲を何曲かコーナーのコーナーに。

最後の曲ママとか、あの曲バンドグルーブ感大事な曲だと思うので難しいよねと。

若い人と(不如帰)のバンドコーナー間中、彼らとのコラボで良いものを作り出し
取り出そうと、真っ直ぐ試みるふきた氏に、誠実さや健気さをみていた。

チキンスキン4は、羽を駆られたトリが羽ばたく見世物小屋だ。
人間は自分の機能を知らずとも、肉体的にそのように設計されてしまっているのだ。

眼を瞑って数秒あれば、妄想が僕らの揚力で、精神は「本物の宇宙の果て」まで届く。





だらけていきている楽しく怖い空

2013-12-10 02:15:24 | 日々の生活
10日ライブあります。
チキンスキン4です。
今回は結局良いことに、コスモスフルメンバーで出ます。
ので、普通に曲ちゃんとやろうと思っています。
あと少し何かを。
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2013.12.10 Tue

Open19:00 Start19:30
Adv 1000 Door1500
(+1drink oder)

出演
ふきた(弘前)
チバタカヤ
高橋康子
不如帰
ハグレ猿
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11月23日土曜日

クォーターへコブラスタイル観に。
てーげーすもだけど、こんな言い方失礼かもしれないが
全うで真っ直ぐ音楽を快活に。
カッコいい。
エアバックさんの定例イベントなので、なんとか
コスモスとしても出演してみたい。

11月24日日曜

アルゴ鑑賞安定の面白さ。
詩を直したり纏めたり、まとまんない。
どんな詩集にするかのテーマが無いので、過去作の
記録に。いやそういうのとりあえず出したいんだけど。
今読むと疑問なのものって直してもいいんだべがとか。
手直すけど。

11月27日

掃き溜めの集いの朗読。
オープニングに掃き溜め猿様と。
これが麻布に奇麗に入る裁縫はさみのように
徐々に滑らかにすべり切れ込む。
形が掃き溜めの世界の切り絵のよう。
楽しく。

11月28日 木

ボードゲーム会「丘の上の裏切り者」をプレイ。
個人的には得意なゲームではないのだけど、
上手くストーリーが回り出してからの小パニック感が好き、

11月29日 金

ある事務所の後片付け的なお仕事。
幾ばくかの金銭が発生してくれて助かる。
ガソリンやらですぐ消滅。。
いっそ学歴のせいにして、舌打ちしてあきらめる生活に暗会と名づけ
その境界線上を綱わたる日々に、暗会入会と韻を踏みながら自嘲するのも
悪くないののでは無いかそんな生活も。とか思うのはすでに
過去に何度も思っている。
新宿公園の端の端で、日々を繋いで、AV女優が企画ビデオで
浮浪者に無邪気な肌を晒しながら、触れ合う瞬間の内部、精神に触れる
ことに興奮する泣くかも知れないなどと、耽る瞼の振るえの無意味な午後。
そんなの完全にウットリするくらいの、選択肢の快活さ。
しかし分身の小さな肉体は無邪気に四肢で肢を覆う。
そんな妄想さえも、ガソリンやれですぐ消滅。

11月30日 土

子ども達が、どこかへ行きたいと言うので
意を決して古本屋へ。
映画秘宝300円で買って読んだのだけど
字が小さくて読むの大変。

メリダとおそろしの森。
1時間位でまとまる映画だと、思ったよりもミニマムなお話だったんだけど
その世界観が良かった。魔女の宅急便とか。あんな少女が少しだけ成長する話。
弓矢得意設定ラストに絡まないのがなんかカタルシスが薄い感じ。
スローモーションで婚約者候補偶然真ん中に当たった矢を、削り刺す的の映像が
ラストのどこかで絶対現れるかと思ったのだが出ず。
主人公のせいで、母親が要らなく不幸を被った話。
母親が夫を娘に見立てて自分の気持ちを吐露するシーンと
娘が馬に向かって、自分の思いを話すシーンのオーバーラップとか
三人の婚約者のキャラ立ちとか、スコットランドの時代劇の情景描写とか
凄く引かれる場面も多々あったんだけど、
もっと面白いディズニーアニメ映画いっぱいある。

でもまあ面白かったとおもう。最近みたディズニー映画なら
モンスターズインクのほうが、よく出来てて好き。
もともとブレンダチャップマンが御伽噺、童話チックに作ろうとしたけれど途中で監督交代
監督マークアンドリュースが微妙だったのかも。
ジョンカーターの脚本っていうなら逆にそれは見てみたいかも
すげえ金かけたB級臭がして逆に食指が動く。
ブレンダチャップマンのままで良かったのかも。
薄く長く書いて恥ずかしい。

12月1日

007ゴールドフィンガー。最高。
オープニング映像も音楽もかっこよすぎ。
ゴールドフィンガー、ボンド殺さな過ぎ。
レーザー光線真っ二つシーンで殺してたら、計画上手くいってたかも。
めちゃくちゃな計画だけど。
007ダイヤモンドは永遠にも良かったんだけど
途中だれる。しょぼかったりするのを許容できる007らしさがあんま。
という感じで、最近007全部見直したい衝動に。
僕の中では、ネバー製ネバーアゲインまでが、懐古007。
リアルタイムで観た記憶ではオクトパシーロジャームーアが最高
の記憶が勝手にあるのだけど、多分その頃はジャッキー映画の好きさと被る感じなので
簡単に更新されるのであろう。
と開店するお店の進捗状況が儘ならず、ニコチンと映像鑑賞の苦い胸の痛み。
アイアンスカイは最高。95年のみゆき座で見るような映画。

12月6日

中畑氏と親カーターとで、練習インはまだて。
なんとか上手くいけばいいのだけど、上手くいくだけじゃ駄目だろう。
血が必要だ。残酷な何かが。

12月8日

スタジオインコスモス。
メンバー全員で練習。
10日のライブは、振るメンバーでライブできる。心強く。

ミルクケース/2005/2

2013-12-04 01:21:56 | 
ミルクケース


好きだから
女の足を折ってしまったり
小さな女の子を連れて来てしまった

寒い部屋の畳のへりに沿って
きれいに寝ころんだ女の子は
これまでに一度だって
浸食することのなかったであろういみじい前髪を
冷たい畳の上にしたらせ 空(くう)を見、白い息を吹いた
何度でも呼吸できる小さなポンプは
薄い磨りガラスを濁らせた

緩く縛り付けてあるんで
その気になれば抜けれるんだが
僕を怒らせない程度に睨む視線が
その肢体を微妙にくねらす位しか反応しないのを
気弱に告白していた

足の折れた女は(それを僕のせいにするような
おかしげな行動にでるんなら、出るところに出てやろうじゃないか!
と脅したので、彼女は痛くないような素振りを、僕の感覚箱に
僕の怪鳥ごと、降り刺すことになった。
内側に刃のついたフラフープと弦のないバンジョーと
三つ又の槍を装備した女
それは僕の妄想なのだが、その内側からってところから)。

足折れ女は
別段気にするでもなくVHSを
ぬくい機械ケースに滑り込ませた
画面にはヒクソン対小原が映りこんじまってたよ
小原が念仏パワーボムでヒクソンからピンの時の。

足折れの女が好きだ
彼女は俺のいった冗談を真実にしたがり
ヒクソンと東京ドームと8万人ちょっとのエキストラを買い、
このビデオを作り出したのだ
愛なのか それ 愛なんか?
彼女は今、「10億の借金がある」と言い
俺は「ああ」とだけ答えた

湿ったガラスを拭きながら
女の子をほったらかしてたと思ったが
どうでもよかった

外では
買い物かごを肘に付着させた
露出奥さんが立ち止まっていて
俺を見ながら
時計のねじを巻いていた

彼女はいつまでもいつまでも
永遠に巻き続けていた
俺が「巻くのやめろ!」ってったら
「アーレー オータースケー!」って言って
ドッカイッタ

(しかしその後、俺の人生中どこででも
 こっそり俺を見、巻いていた)

そうなんよ
俺は死ぬまで気づかなかったけど
露出奥さんは永遠にネジを巻き続けていたんだって

足折れ女の足ははずし
新しいのを付け、
女の子は42歳まで
俺の部屋で縛られていた

最後の方はもう
制服がぱりぱりで
犯されて42歳までいた女みたいだった
でも彼女は
もがいているだけだったんだもん もう!

生活ん中で反響する不自然な
バランス計画に
自殺とかってほどの安易な行動実行装置はない
意識上意識くらいのクールな綱渡り程度しかない

俺の部屋で縛られていた
最後はもう
ミルクゼリー状

この液体で
詩書いて本にしたら売れないかなあ
っていったら

彼女「ふぉっひへもふぉはひほほほ!
  (どっちでも同じことよ!)」
  だって

鈍い動きの軌跡をとりあえず認識したことにして
夕暮れの商店街をうろつく俺は
まるで出来損ないのフィギアだ

愛されず愛さないことによって
愛を知ろうとする俺は
自慰まみれの
ミルクケースだ