具島直子 / まどろみ
オシャレには疎い私ですが、
オシャレな音楽を聴き分ける耳は
持っていると自負しています(?)
. . . 本文を読む
ウィリー・バーガー「 忘却(Oblivion)」2010年
Astor Piazzolla Oblivion - Willi Burger armonica cromatica
忘却とは……。
思わず独り言を呟きそうな名演奏です。
私、以前にも書いたと思うのですが、民族音楽が好きで。
ピアゾラさんの音楽のルーツであるタンゴが民族音楽かどうかは別にして
YouTubeにあったウィリー・バー . . . 本文を読む
音楽の宝物 第3回 ラリー・アドラー「 愛のアランフェス( Adagio )」1979年
The Concierto de Aranjuez (Adagio) - Larry Adler
上にお示ししたポートレートは
ラリー・アドラーさんの最晩年の写真です。
ちょっと神経質そうな、瘦せぎすのポートレートですが、
若い頃はアメリカのジャズシーンで
大活躍されていました。
中央のポート . . . 本文を読む
キャット・スティーブンス「 My Lady d'Arbanville 」( 邦題=白いバラ )1970年
この懐かしい歌声、いっぺんに若返りました。
1970年のヒット曲ですが、私が聴いたのはその2年後の事でした。
ジャケットのイラストも歌の歌詞や曲もキャット・スティーブンスさん
ご本人が創作した事を知り感激したものです。
初めに覚えた歌がこの「白いバラ」でした。
ギブソンJ-200の奏でるオ . . . 本文を読む
ジョゼフ・シマ( Joseph Sima )1891年ー1971年
不勉強な私は、音楽とアートと詩が
ライフ・ワークなどと思い込んでいる割には
知らない画家のなんと多い事か(アセ)
チコちゃんに知られたら、あの名文句で嚇されそうですが、
チェコのボヘミアで生まれで1920年代から30年代に
シュルレアリスム絵画のグループ「大いなる賭け(Le Grand Jeu)」に
属していた前衛派画家のジ . . . 本文を読む
吉田拓郎「 祭りのあと 」1972年
私も若い頃は浴びるほど呑んで、
トラにもオオカミにもなってましたが、
最近は(持病が悪化して)すっかり酒量も減りました。
ウサギさんかネコさんの様になってしまいました。
吉田拓郎さんと云えば、若い頃は酒豪で鳴らし武勇伝を
たくさんお持ちのフォーク界の貴公子でした。
ですが、人は誰もが歳を重ねると色々な病気と闘う様になります。
そのうちに酒量もスッカリ減った . . . 本文を読む
世界の終わり「 眠り姫 」2012年
新年、明けましておめでとうございます。
新年早々「世界の終わり」とはずいぶんと物騒なグループ名ですよね。
このグループ名を初めて聞いた時には耳を疑いました。
「セカオワ現象」とマスコミは呼び、グループの初期の頃、
活動拠点となったライブハウスが東京大田区のそれも羽田にあったと知り、
かなり親近感を覚えましたが、私にとってグループ名と言えばグループ・サウン . . . 本文を読む
ミッシェル・デルペッシュ「 哀しみの終りに 」( La maison est en ruine )1974年
昨日は冬至でした。
一年で最も太陽エネルギーが弱まり
昼が最も短くなり、人間の免疫力も…
たしか弱くなり風邪をひく人が増えるとか。
私も今年一年、いろいろありました。
皆さんもそうでしょうね。
でも、哀しみはなるべく引き摺らない様に
新しい年を迎えたいものです。
ミッシェル・デルペッ . . . 本文を読む
小林啓子「 比叡おろし 」1970年
私、本格的な登山経験もないのに「山」が好きで
このところ山の絵ばかり描いています。
本題に入りますが、この歌は私が高校生の頃に
TBSの朝の情報番組「ヤング720 」で知りました。
「♪うちは比叡おろしですねん、あんさんの胸を雪にしてしまいますえ」
と言う歌詞がとてもショッキングで度肝を抜かれた思い出があります。
今はさすがに小林啓子さんが雪女だなんて . . . 本文を読む
Jacob Gurevitsch「 River of Pouyade 」2016年
ギターを「小さなオーケストラ」と評したのはベートーベンだったかしら?
初冬の夜長にはモノ哀しすぎるかも知れませんが、
懐かしさやもの思いに耽るには嬉しいスパニッシュ・ギターの音色です。
ウッド・ベースやセロの助けを借りてはいますが、素晴らしい演奏です。
CDが品切れ状態が続いているのも頷けます。
. . . 本文を読む
山崎ハコ「 夕陽のふるさと 」1981年
私は両親が東北から上京した「上京二世」ですが、
物心ついてから故郷を後にして東京なり、
大都市でひと旗挙げようと思う人達の
心の葛藤はいくら貧乏育ちの私でも
考えが及ばないものがあります。
この山崎ハコさんの「夕陽のふるさと」は
遠く、九州の大地の夕陽を彷彿とさせ、
胸にこみ上げるものがあります。
「夕陽のふるさと」が収録された
CDは少なく、お示し . . . 本文を読む
くらしのそら "Sky of Life" 「すみのえ」1994年
1994年は今から24年も前になるんですが、
この年は父が亡くなった年なので
忘れようにも忘れられません。
当時、横浜にあった妹の家に向かう途中、
道に倒れて突然、亡くなりました。
司法解剖の結果、病死でした。
そして突然、私の絵の話で恐縮です。
30代までは下にお示ししたような
分かりやすい絵を描いていたのですが、
こ . . . 本文を読む
亀渕友香「 どこまでも行こう 」2017年
「 どこまでも行こう 」は色んな方が歌われていますが
ゴスペル調にアレンジされたこの「 どこまでも行こう 」は
とても元気が出ます。今は亡き亀渕友香さんの追悼の気持ちを込めて
( リスペクトされて )MVを製作しました。
少年の頃から音楽好きだった私はよくラジオを聴きました。
そしてラジオと音楽をつないでくれたのがラジオ局に勤める
ラジオ・パーソ . . . 本文を読む
メロディー・ガルドー「 Once I Was Loved( かつて私は愛された )」2015年
メロディー・ガルドーさんは私の中でとても気になる若手のジャズ・シンガーです。
「 かつて私は愛された 」なんて悲しいテーマですよね。
「青春を人生の最後に置いてくれればよかったのに」
かつてこう言われたのトルストイさん?いやいやニーチェさんだったか?
忘れましたが、若い頃はたくさんの人に求められチヤ . . . 本文を読む
斉藤哲夫「 グッド・タイム・ミュージック 」1974年
なんて心地よいアコースティック・ギターの音色でしょう。
この方は1972年にデビューされ第2回全日本フォークジャンボリーで
たくさんの方に指示された斉藤哲夫さんです。
私の実際にお会いしたシンガー・ソングライターの中でとても印象に残っています。
( 1977年でしたか高知県のコンサートで前座を務めさせて頂きました。)
なぜかと云えば、大先 . . . 本文を読む