クロイドンノース

メルボルン郊外のクロイドンノースでの主婦の生活。
息子の言語発達遅滞のことやクロッシェの記録も。

カジノロワイヤル

2013年04月24日 | 日記

カクテルパーティーへ御呼ばれしてきました。




今回はドレスを買いに行く時間も気力もなかったので
あるもので済ませました。

済ませたといっても、実は12、3年前に買ったドレス…。



その昔、貧乏学生だった頃
なぜか高いお店が並ぶCollins stのドレスショップで
"Sale"の文字にひかれて入っていきました。
バーゲン中でもちょっと私には高かったけど、
「黒いドレスは一着はいいもの持っておかないと」
と店員さんにのせられるがまま買ったこのドレス、
冠婚葬祭に役立ってます。

今回のように困った時にも役立つし、元はとったでしょうか
(考え方がせこい)



なんにせよ、
ラベルが黄色くなってきてて、
ちょっと脇の肉がはみ出したけど


10年以上前のドレスに入ったこと自体



感動…。



アクセサリーは母が買ってくれた真珠のネックレス
自分で買った淡水パールのピアス。


が、ここまで身に付けてみて気づいたことが…。

Gのおばあちゃんのお葬式の時とほとんど同じ格好…。

パーティーだしもっと華やかにしないとと思って
「ディスコ行くの?」みたいなハイヒールにしたけど、ドレスや真珠と合ってなかった…?


ごめん、もうどうでもよかった…。

美容院の予約も取り損ねたから自分でやらないといけなかったし、
Gの親父殿が(初めて!)ベビーシッターで来てくれることになってたから
夕食の準備もしておかないといけなかったし。




以前は、Gのお父さんにベビーシッターを頼むのはちょっと不安でした。
一家の支えとしてバリバリ働いてきた親父さんだけど、
子供と1対1で育児っていうのはほとんど経験ゼロでしょ!?って感じで^^;

でもLHはもうそんなに手がかかるわけじゃないし、

なんだかんだ言ってもう親父殿には孫が3人いるし、
おまかせしやっす!って感じでした。


そして

お出かけの準備中にちょっと二人の様子をのぞいて見たら、

親父さん



 カウチに座ったまま石像化 



「面倒を見る」の「見る」とは


本当に見てるだけという意味ではありません。





パーティーは、社長さんの奥さんのお誕生会。
50なので盛大に。

場所は、以前一度だけ行った事があるジェントルマンズクラブ。
由緒正しい紳士クラブで、月々の会員費は30万円程らしいです。

会場に着くと、パーティーのテーマ、カジノロワイヤルの看板が。

「7」って…

カジノのようにブラックジャックやルーレットのテーブルが設置してあって、
ちゃんとディーラーもいました。

お金は偽物。


子供達やティーネージャーが10人以上はいましたが、

"I've just lost $20,000"
「今さっき200万円負けた」

と真顔で言っては、またたんたんとギャンブルにいそしんでいました…。

みんな本当に熱中してたよ!?



トランプで手品をしてくれる人もいました。

この↑写真を携帯で取ると、すぐさま
「携帯の使用はここでは禁止」
とGに注意され、
えー!


って、女子トイレのシャンデリアもすげー!


私もブラックジャックに挑戦したのですが、
「初心者ですと私の顔に書いてあったらしく、
ディーラーがいいカードをじゃんじゃんくれたので軽く一財産稼ぎました。

が、
お約束どおり、最後に全部賭けて負けました。




食べ物も中華から、ロースト、シーフードなど絶え間なく出され、
アルコール類も飲み放題でした。

社長さんの50歳のパーティーもここでしたのですが、
あの時の招待客はもっとビジネスつながりの人たちばかりで、
大手銀行のメルボルン支店長夫婦さんだとか、中小企業の社長夫婦さんなどばかりでした。

今回の奥さんの招待客は家族・親戚が多かったのですが、
やはり旦那さんつながりのどこかのおえらいさんももちろんいました。
あとは、有名ブランドのメルボルン支店(←奥さん常連らしい)の店長・店員さん達だとか
行き着けの高級レストランのオーナーとかもいました。

そこへ古びたドレスとミスマッチのアクセサリー類の私…。

クラッチバッグは

ブティックしまらのものでしたが、ナニカ…?



男性陣がフットボールやスポーツカーの話になると
急にハイヒールをはいた足が痛み出したりしたけど
話が私の出身地のことに向くと、

うちの田舎には猿が出ます

と言って相手の反応を見るのが好きです。

特に相手がGと同じ世代なら、

日本→猿→西遊記!

というパターンになりやすいです。

Gが日本に行った時、
かの孫悟空、"Monkey"こと堺まさあきがTV番組の司会をやってて驚愕した話や
『あのお坊さんは男なの?女なの?』などという話になりやすいのですが、


今回は地味に野生のカンガルーとの比較で終わりました。

盛り上げ失敗



これがウケると

きんとん雲を呼ぶ人や、分身の術を使う人がでてきたりするんだけどなぁ。



LHも連れてきたらよかったのに~と社長夫妻から言われましたが、
ヤツが来てたら、夜も遅いし人もたくさんいるしで、
暴走に歯止めがきかなかったこと間違いナシ。

LHが一緒だとどこにいてもとにかくゆっくりできないので、
久しぶりにGと二人でお出かけできたのも良かったです。

帰ってきたのは夜中12時半。

石像殿はもちろん泊まっていってくれました。

次の日の朝、私が作ったパンケーキで朝食。
焼けたパンケーキを次々お皿に置いていく傍らで、
石像殿にLHの分を小さく切ってくれるように頼みました。
そしたら、石像からきちんと生身の人間に戻り、
こまめにLHが食べるのを手伝ってくれてましたよ!