LHが幼稚園で一番仲がいいのはジンちゃん(ニックネーム)。
家族の都合で、今期は私がLHと一緒にジンちゃんを幼稚園のお迎えをして、
ママさんが迎えに来るまでLHと一緒に遊ばせるというのを何度かやりました。
この日↓は天気が良かったので、公園で遊ばせてから家に帰ることにしました。
と、ここまでは良かったのですが、池のほうに行きだした二人…。
嫌~~~な予感・・・
どころの騒ぎじゃねーよ。
「あー、なんか、ダックを脅かすのにも飽きた…」みたいな。
もちろん、
水に足をつけはじめ、
「靴がぬれたー」
「ズボンがぬれたー」
そうよね。
そうなるよね。
保護者はどこにいたんだろうね。
ジンちゃん: Let's play wack wack! 「ビシバシ叩く遊びをやろう!」
wack wackやると・・・
そう、下着まで水浸しになるよ。
「あ」って手を離したらTシャツまでぬれたから・・・
そう、そうなるよね…。
水から上がってきて、さぁ帰ろうってなった時、二人とも
「服が濡れてる~」
ってブーイングの嵐!
「寒い~」
とか。
知るか!!!
この後、うちで二人一緒にお風呂に入ってもらいました。
この徐々にヌードになっていく二人の写真、
ジンちゃんのママさん(芸術家)とパパさん(写真家)は
アルバムにした
そうです。
皆さん、よい年末年始をお過ごしください。
9月の最初のSPとのセッションでLHはLanguage Delay(LD)があると診断された後、
私は早速いくつか言語習得を促す指導を受けました。
LDの子の言語発達促進には、言語セラピーと、親もどれだけがんばるかにかかっているのです!
まず、LDである子に日本語と英語の両方を習得させるのは今の段階では厳しいので、
英語に集中していくことになりました。
私が日本語を使うのは、LHが日本語の本を持ってきた時や日本のDVDを見る時だけです。
英語の発達の様子を見て、LHがもうちょっと大きくなってからまた日本語を日常生活に取り入れたいと思っています。
さて、英語の発達を促すために最初に私が学んだのは、Modelling Speechでした。
例えば、LHが手紙やはがきを見て、
"Going, Mail, Post," (語順ダメ、名詞や名詞句、動詞ING形をくっつけるだけだった)
とか、
"Letter, the hole"
などとよく言っていたのですが、
"Yes, I am going to post the letter"
とか、
"The letter goes into the hole"
と、意識して文法的な「模範」スピーチしてあげること。
さらに、親がLHの立場になって一人称でモデルスピーチすることによって、LH自身がそういう風に話さないといけないんだ、ということが徐々に分かっていきます。
"LH、Snack"
とか
"LH, Hungry"(←自分のことを名前で呼んでいた)
とか言ったら
"I want crackers"
と、私自身のことではないけど"I"を使って言い直します。
そして、語彙を増やすために、Foodというよりは、Crackers、Apple、Fish、Noodlesなど、そのものの名称を使います。
最初は3語ほどの短い文章で親が言い直すというのを毎日何度もその場その場でやりました。
親が言ったことを重複させるのが重要なのですが、幸いLHは話したい気持ちでいっぱいの子なので自然に私が言ったことを重複してくれました。
親自身も大げさに
"I want chips!"
"I'm going to have a cup of tea!"
"I'm going to work!"
と下手な演技と共に自分の行動をハキハキと「宣言」…。
当然、おしっこ行くのも宣言してから(笑
2~3週間ほどで効果があり、LHは"I want crackers"と言えるようになりました。
それから3ヶ月たった今では、"Can I have some crackers, please"と言えるようになりました。
時々面倒くさがって"Crackers?"とか"Please…"しか言わない時があるので、絶対に妥協せずにきちんとした文を言わせるようにしています。
褒めることも大切で、LHがちゃんと文法的に言えたらGood talking!!!
などと大げさに褒めてやるのですが、これも効果絶大だと実感しています。
世間では子供には「絵本を読んであげろ」、「TVは見せるな」が常識のようですが、
LHのように「聞いて」言語を学ぶのがヘタクソな子は、視覚的なものは助けになります。
見て覚えさせるので、遊びの最中にたくさん言葉を使うなどします。
トーマスで遊んでいるなら、そこで
"Thomas is speeding down the hill!"
とか
"Oh no! He's going to crash!"
など、とにかく言葉のシャワーを浴びせるのです。
本人と顔を合わせてレッスンするのではなく、遊びの中で体験させて言葉を覚えさせるのが重要だと言われました。
視覚的にもっと役に立つものはないかとネットで調べて、
LeapReaderやV-techというキッズ用ラップトップというようなものも買いました。
LeapReaderはコンピューター内臓のペンを特殊な本に当てると、語を発音してくれたり、文章を読んでくれたりします。
各ページに様々なクイズやゲームも盛りだくさん。
自分で興味のある部分をペンで触ることによって音が聞こえるので、興味のない話をがまんして聞くよりは効果があるんだと思います。
キッズラップトップのほうもよく似た効果があり、しかも一人前に自分専用のラップトップが使えるので大喜びというプラスアルファ効果も最初だけだけどありました(笑
LHの言葉の問題が出てくるまでは、こんなもの…と馬鹿にしていたおもちゃのような物ですが、これらは買う価値大有りだったと思っています。
絵本は、読んで聞かせるのはLHのような子は、つまらないし分からないから聞いていません。
SPの指導で、お話はムシで絵だけを見てLHに話をさせて、私が正しい文法で言い直す(ここでもModelling Speech)・・・というやり方をしています。
実際このやり方に変えたらストーリータイムがすごく楽しくなりました。
以来、「絵本をたくさん読んであげなさい」と分かりきった風に言う人にイラッ。
TVも相変わらず見せています。
テレビゾンビにならないように気をつけているのはもちろん、内容について一緒に話すのも変わっていませんが、子供番組だけでなく、もっと他のジャンルでもLHが興味を示したものを見せるようにしています。
NatGeoやDiscoveryチャンネルで動物や車系の番組、サイエンスチャンネルで宇宙のことをやっていればそれも見せるようになりました。
ものすごくドライな番組で私一人だったら寝てしまうところですが(まず見ないし^^;)、それでもビジュアルエイドとしての効果に関心しています。
トラとライオンをいつもアベコベに言い間違えるのをいちいち直さなければいけないなど、道のりはやはり長く感じますが、TVは本人にとっていい番組を選べば、視野を広げ語彙を増やすのにいい道具だと実感。
語彙が増えるのは私の英語にも役立ってます(笑
普段LHと接していて忘れやすいのが、言語発達遅滞や学習障害の子達って、だいたい普通かそれ以上の知能があるということ。
こういうコンディションを知らない人には、LHのような子は「覚えが悪い」とか思わせるのですが、知能に問題があるわけではないんです。
私には分からない思考回路で情報を処理しているので、何か一つ教えても「打てば響く」的な反応がないので、親である私でさえ「こいつバカか!?」って思うこともよくあります。
(すまぬ、息子)
そんなLHが衛星の動きや、TVへ電波を送ることことなどを一生懸命説明しようとしたり、おもちゃで宇宙ステーションをカーペット上に再現したりすると、驚くやら関心するやら^^;
近所の地図を見せると、現在地さえ示してやれば何がどこにあるかちゃんと指でたどっていけるので、空間と地図の関係は分かるんだー、とこれまた関心^^;
何十年も車の運転してても地図読めない人っているのにね!(うちの母とか)
言語の発達の度合いは測れるものでもないし、毎週振り返ってみてはっきりと前の週との違いが分かるものでもありません。
遅々として進まなく感じて焦ったりイライラしたりします。
が、SPの力のすごさには関心です。
最初の指導からかなりの手ごたえを感じてもいるので、今度のセラピーではどんな課題を出されるんだろう、またどれだけ効果が見られるかな、と楽しみです。
11月は久しぶりにCityへ行く機会が何度かありました。
Gも忙しくて、家族でゆっくり食事してない日が何週間も続いていたので、
仕事が終わる時間に合わせてCityへ。
私が日本食を食べたいというので、適当にYAMATOという居酒屋へ。
値段が高い割には特においしくもなかったです。
これは↓また別の日にメルボルン市内へ行った時。
この時はBourke stにあるMyerというデパートが毎年恒例でやる
ショーウィンドウのクリスマスデコレーションです。
今年はジンジャーブレッドマンの童話がテーマのようです。
毎年当たり外れがあるように思いますが、今年は私も楽しめました。
まだ始まったばかりだったのか、この時は行列はなかったですが、
12月にCityへ行った時には見物人の行列はすごかったです。
相変わらずGと家族3人で食事できない日が続いていたので、
この日も一緒に食事をしにCityまで来たのですが、
Gがガッツリとイタリアンを食べたいと市内をしばらくウロウロ。
結局、彼のオフィス周辺のイタリアンはちょっと高級すぎるのでやめて、
裏路地にあるピザ屋さんで。
その後、香港スイーツ系のお店でデザート
そうそう、11月はGとLHがノロウイルスにやられました。
ある日の午後、幼稚園が終わってからLHとショッピングセンターへ行きました。
帰りがけに寄ったトイレが汚かったので、
「ナニカ病気拾わないといいけど」
と思ったのを覚えています。
その日の夜、LHに症状が現れました。
次の日、仕事に行ったGですが、その日の夜症状が出ました。
自分にも症状が出るまでにできる限りのことをしておこうと思い、
おにぎりを作って冷凍したり、買い物に行っておいたり。
何よりも、掃除、掃除、掃除!
ノロウイルスは臭いをかぐだけでうつるというのを体験済みなので、
ヤツラがトイレを使ったら最低20分はおいてから手袋をはめて掃除。
菌は除菌スプレーでは死なないらしく、
手洗いは石鹸で洗って水ですすぎ流すしかないとネットで読んだので
いちいち肘まで洗いました。
タオルも全部ヤツラが一度手を拭いただけで洗濯!
タオルの共有ナシ!
なんと、
それが良かったのか、
それとも免疫があったのか、
私、感染しませんでした!
ノロウイルスには免疫ができるっけ?と思ってネット検索してみたら、
同じ種類のノロウイルスなら向こう3ヶ月間有効らしい。
でも私がノロをしたのは2年も前。
「ノロウイルス」と「免疫」で検索すると結構出てきたのが、
B型の人は免疫があるとかいう研究。
B型の私はおー!っと何か得した気分だったけど、
さらに検索してみたら、
そんなものは関係ないっていう論文もあるようです。
以前、LHのゲリラ下痢をGがもらって、二人とも1週間ずつダウンした時、
これも私はもらいませんでした。
有効的な掃除・除菌ができてたということでしょうか、
それとも、
私には脅威の免疫システムがあるのでしょうか!?
なんにせよ、あんなものには感染したくないので良かったです!
後追い日記です。
餃子を作りました。
その昔、私が語学センターに行っていたころ、
仲がよかった香港人の男の子から伝授した餃子です。
もうナニ?10年以上前のことだけど、皮のふさぎ方、ちゃんと覚えてました^^
中に汁たっぷりの水餃子です♪
私に叱られたから隠れてたLH。
隠れるのはよくあるからしばらく姿が見えなくても放っておいてあったんだけど、
どうやらそこで眠ってしまって、
私はどこに行ってしまったんだろうと心配になってきて
家中探し回りました。
家からは一人で出て行けないようにしてあるし、
一体どこへ…とかなりドキドキしましたよ。
それにしても、なんで叱ったんだっけ…。
これは10月初めに
近所のカフェで久しぶりに親子3人でブランチした時。
Croydon HillsのCanticle Bakery Cafeというパン屋さん兼カフェです。
家の前の公園。
LHが見えるかな?(笑
木で見えないけど、滑り台やブランコなどちょっとした遊具があります。
去年は10月に芝生による花粉症が始まったので、
今年も戦々恐々としていたのですが、
全然大丈夫でした。
去年は10月(こちらは春)から暑かったから、芝生の花粉が飛ぶのも早かった…。
10月後半にアデレードのほうのHahndorfに行った際に、
買うのを躊躇して後悔しまくりだったものがあったのですが…。
うちから車で20分のヤラバレーという観光地域にある
"German Clocks & Cafe"
というカフェ+お土産屋さんで
リベンジを果たしました!
ハーンドルフ以前からですが、
Gがすっかりジャーマンソーセージとビールの虜になっていて
ここに来たのもそれがお目当て。
が、ランチやディナーの時間帯ではなく、午後ティーの時間だったのでこれ↓をガッツリ
どうしてもビールを飲みたかったGはケーキとビール^^;
・・・うまいの?
お土産コーナーへ行くと、
なんとハーンドルフで見たものよりもいい(お値段も高い)
カッコー時計がたくさんありました。
これにはGも感動。
あんなにハーンドルフでは買わないって言ってたのに、
もうちょっとお金を貯めて一つ買うことになりました。
それと、
ハーンドルフでは「口が動かないから」と理由で買わずに後悔した
王様や兵士のくるみ割り人形、
このお店に口が動くものがありました!
即買い!!!
魔女の人形はハーンドルフではあんまり見かけなかったなぁ。
幸運を呼ぶシンボルだそうで、買わずにはいられませんでした!
Gはこれに↑一目ぼれ(笑
お香を焚くスモーカー君です。
お香もついてきました。
お店のレジの女性はドイツ出身で、5,6年ほど前にこちらに移民してきたばかり。
最初はメルボルンから北のほうの下町に住んでいたのですが、
このヤラバレーに旦那さんと来た時に
ドイツの故郷のようだと感動して引っ越してきたそうです。
同じ思いでヤラバレー周辺に落ち着いたドイツ人移民の知り合いが
たくさんいるとも言ってました。
そんなに好きなら今度のホリデーはドイツにしようと
ダメもとでGに言うと、
「遠い」
の一言で終わり。
いつか行きたいけど、今のところはヤラバレーも素敵だから、ま、いっか!
10月、11月は日記を書いてなかったので、今頃になってしまいましたが…。
引っ越してきて初めてのハロウィーンは、残念ながら寂しいものとなりました…。
お隣さんに「どれだけ子供達来る?」って聞いたら、その年によって来たり来なかったり、
と言っていたので、LHにもあまり期待しないようにいっておきましたが、
本当に一人も来なくて残念でした。
2ヶ月くらい前からハロウィーンをすごーく楽しみにしていたLH。
スーパーにお菓子や飾り物が増えてくると、ますます楽しみになってきて、
「1週間前になったらお菓子買うから」と言って説得するのにもやっとでした。
やっと1週間前になったとき、ちょっと意外だったけどGも乗り気で
LHのこのコスチュームとお菓子をすすんで買ってくれました。
私も今年はLHがすごく楽しみにしてたから、おうちに飾りつけもしてもうちょっと盛り上げたかったんだけど、ご近所に飾りつけをしているおうちがなくて、あんまり目立ちたくなくて控えめになりました。
↑魔女の人形
控えめに…とか思ってたら、幼稚園までの道でこんな↓家を見かけました。
不気味さ満点でいいなー!と思ったら、郵便受けに張ってあった張り紙に:
「写真撮影もTrick or treatも大歓迎ですが、Trick or treatに来た際は
Royal Children's Hospitalの小児ガン研究のために
ゴールドコイン($1か$2)の寄付をお願いします」
というようなことが書いてあって、なんかハロウィーン気分に水を差された感じ^^;
私はてんかんなど脳や神経の病気の研究には機会があれば寄付するようにしています。
ゴールドコインよりも、もうちょっと。
こういう病気の治療法の研究は大変難しく、小児ガンほど注目を浴びないので。
Royal Children's Hospitalの小児ガン研究費用は国からもらってるし、
毎年イースターに日本の24時間TVみたいに全国で寄付を募ってます。
ハロウィーンはチャリティの行事ではないし、お菓子あげるから寄付金ちょうだって、
なんかいやらしい。
純粋に仮装とお菓子を楽しむ子供の行事としてやりたかったので、
このおうちには行かないことにしました。
そして当日は晴天。
あのストリートの角から見えるかなーと思いながら、
オレンジと黒の風船をバルコニーにつけました。
1時間後、風船が飛んでいってないかチェックしたら、
いくつか割れていてまたお店に買いに行ってきましたよ^^;
お菓子も準備万端でしたが…。
最初に書いたように誰も来なかったから残念だったんだけど、
LHはハロウィーン当日に幼稚園にもこれを着ていったりして
本人はあまりがっかりした様子がなかったのが幸いです。
クロッシェでクモだけつくって壁に吊り下げました。
来年はもっと他のものもやろうと思います。
やっぱり田舎の白人オージーが多いこの地域では、
ハロウィーンは「アメリカンすぎる、オージーらしくない」とかいう理由で
あんまり大人の間では人気はありません。
スーパーなどは季節はずれのおおきなかぼちゃも売ってるし、
世間(子供のほう)はかなりハロウィーンを受け入れてきているんだけど、
私のFBでも「ハロウィーンはやらない!」って宣言するオージーの人、いました^^;
「アメリカンすぎるからやらない」っていう理由、
差別的だと気づかないところが教養が低い田舎モノっぽい。
こういうことを面と向かって私のアメリカ人の友達に言えるかって言うと
絶対言えないでしょ!
これを「日本っぽすぎるから嫌。オーストラリア人がすべきことじゃない」
に置き換えて、
私に面と向かって言える?
失礼でしょ。
他にも「お菓子をたくさんあげたくない」とか
「知らない人は危険と思え、と教えていることに反する」などの意見があって、
なかなかこのあたりではハロウィーンは浸透しそうにありませんが、
私は日本のお盆を思わせるので、来年はもっと盛り上げていこうと思います!
LHは4歳半になりますが、言語の発達が遅れているので数ヶ月前から言語聴覚士?臨床言語士?(Speech Pathologist:以降「SP」)に診てもらっています。
わが子に「異常」があることを前提に産む親は少ないでしょう。
ただでさえ子供の成長には不安なことだらけなのに、自分の子供には普通ではないところがあると認めるには心の中でかなりの葛藤があります。
LHの言語の遅れに気づき始めたのはLHが2歳から3歳になるまでの間。
「Language Delay」の言葉が私の頭を何度かよぎり、インターネットで検索したこともありますが、他に比べる子もいず、家族はみんな声をそろえて「大丈夫、大丈夫」と言うので、う~ん、そんなもんかな?と放置してきました。
実際、その段階ではLHの言語の発達は正常範囲内の「ゆっくりめ」のほうで、遅れてはいなかったのもあります。
が、3歳の誕生日を過ぎると私の目にははっきりと「遅れ」ているのが分かってきたのですが、相変わらずGや家族は「大丈夫」の一点張りで私の不安はすべて疑心暗鬼で片付けられてきました。
私自身も、わが子の「異常」を認めるよりは、
「ただ遅れているだけ」
「幼稚園に入ったらおいつくかも」
「もう少し様子を見よう」
と自分に言い聞かせ、どうしても「普通の子」のカテゴリーに入れておきたかったので、今振り返ると、間違った判断をしてきました。
LHの言語の発達は、実際、幼稚園が始まってからうんとよくなったのですが、2月の新学期から半年近く経ってもまだかなり遅れているのが目立ちました。
本来、ものすごくフレンドリーで楽天的な息子は誰とでも遊びたがり、幼稚園でもみんなにHelloと話しかけに行き本人は毎日楽しんでいたのですが、相手が何を言っても返事ができず、基本的なコミュニケーションがほとんど取れないという状態でした。
ある日、早めにお迎えに行ってLHの様子を見たのですが、子供達がLHとおしゃべりができず歩き去る姿を見て、大きな石で頭をガツンと叩かれたようなショックを受けました。
これ以上はこの問題を無視できないとはっきりわかった瞬間でした。
相変わらずオウムのように「大丈夫、大丈夫!」と繰り返すGや彼の家族の楽天的な意見を無視して、ネットで色々とSPを調べ、予約となりました。
予約の際に色々と用紙に記入したのですが、その際に詳しくLHの言語の発達段階を書いておいたので、SPは初めてのセッションですぐに検査にとりかかることができました。
検査の結果、LHにはLanugage Delay「言語発達遅滞」があると言われました。
検査時点で4歳5ヶ月のLHの話す能力(Expressive language)はだいたい1年遅れで、聞き取り(理解)能力は半年遅れ程度だと言われました。
語彙数の問題が話す能力や聞き取りの能力に影響しているとのことでした。
幸い、LHの場合は言語発達遅滞だけで、脳に異常はないし、舌、喉の動きにも異常はなく、本当にただ単に言語の発達が遅れているだけという結果でした。
言葉の遅れに対し「バイリンガルだから」というのがGやGの家族の楽観視の原因の一つでもあったのですが、バイリンガルの子でもモノリンガルの子と同じスピードで言語の習得をしていくことは可能です。
では何が原因でLHは言語をうまく学んでこなかったのかと言うと、うちの場合は大きく分けて2つあったようです。
1.日本語話者は私だけで、英語話者である父親Gは忙しくて家での会話が少なかったし、幼稚園以前に行っていた託児保育はたったの週一回の3時間だけ。
なのでLHは日本語環境にも英語環境にあまり恵まれなかったのが原因の一つかと思われるとのことでした。
でも、プレーグループは週に2つ行ってたし、公園もできる限り行っていたし、うちはたくさんTVを見せるけど、私もなるべく見て内容について話すなどし、LHをテレビゾンビにはしないように気をつけてはいました。
それに、外出先から帰って来ると必ず私から「今日何したっけ?どこ行ってきた?」と話しかけ、一日したことを話すようにしたりと、努力をしてないことはないんです。
でも何をしても効果はイマイチな感じでした。
内容は分かっているようだけど、話す能力が伸びないんです。
本の読み聞かせも効果なし。
このことから結構目についたのが、やはりLHの語彙を覚える能力がすごく弱いということ。
2.これがもう一つの大きな原因だったようです。
LHのようにすごく活発な子によくあるそうなのですが、遊ぶことに夢中でまわりで話されている言語に耳を傾けない傾向にあるんだそうです。
興味のないことに関する言葉や、実体験(見る・経験する)がない言葉は覚えるのに時間がかかるんです。
(後々、舌の動きや口内の神経にも何か…?
と疑問が出始めますが、このことはまた追々に^^;)
テストの結果にGは大ショックを受け、私はもっと早く専門家の意見を聞くべきだったと後悔しました。
が、何より、自分が「この子のここが心配」だと声高に言っていたのに周りから無視されてきた事を、プロに明確に説明してもらえたのにはホッとしました。
「これまでのことは後悔しても無駄ですから!」とSPからも励まされ(?)、これからプロの指導のもと、この問題に全力で取り組んでいくことができると思うと果然やる気が沸いてきました。
SPの指導を受けることにしたのは、LHの将来ために一つものすごく正しい決断をしたと思っています。
実際、検査から3ヶ月が経ちましたが、LHの英語はかなりの進歩をみせていますよ!
検査の前までは主語+動詞の語順は怪しく、名詞・名詞句を適当につなげてただけのLHの英語は、今では"Can I watch TV please?"など簡単な文章を言えるようになり、ゲームをすると"You are going down!"とこっちをギャフンと言わせるような返事さえします。
が、何か「ごっこ」をしているような時に「何のお話か聞かせて」と言われた時や、幼稚園のShow & Tell(ちょっとした発表)の時などには、きちんとした文章を作り出すほどの文法力や語彙力がないのは明らかで、まだまだSPの助けと親の協力が必要な段階です。
これからもこのブログでLHの言語発達の記録をしていこうと思っています。
SPの指導も大変興味深いです^^
言葉の遅れで悩んでいる親御さん、ただちに専門家の検査をオススメします。
悩むのは時間の無駄で、子供本人にも得なことではありません!