ここ数年北米や豪州でも流行っているPlanned Colour Poolingに私も挑戦しています。
そのマフラーを仕上げました。
左側のほうが編みはじめで、模様のひし形はどんどんつぶれていきました。
この模様のズレは以下↓で説明がつくと思います!
Planned Colour Pooling プランドカラープーリング(ザ・カタカナ笑)は、"計画的に色をためていく"という感じの意味です。
色んな色が入った毛糸と、その各色の長さ、針のサイズ、編み目の数が全部うまく一致すれば、たった一本の毛糸なのにアーガイル模様やストライプ、ジグザクなどの模様も可能なようです。
ただ当てずっぽうに最初の編み目の数を決めてやらなければいけないと思っていたので、失敗する数がハンパなかったのですが、やっぱりこういうことを数学的に分析した人がいて、どんな模様が出るか予測してくれるアプリを開発した御仁までいたのです。
その名もPlanned Pooling。
Naztaziaさんという方がこのアプリの使い方をyoutubeで分かりやすく説明してくれています。
英語がわからなくても映像でなんとかかんとかやり方が分かると思うのですが、私からも少し説明させていただきます。
まず、どれだけでもいいからくさり目を編みます。
折り返して細編みをしていくのですが、全ての色でそれぞれいくつ細編みができるかを確認することが目的なので、これは後でほどいてしまうか、実際に編みたいプロジェクトには使うことはないでしょう。
毛糸に3色あったとします。
最初に色①としたい色から折り返してこま編みを始めます。
色①ではいくつこま編みができたか記します。
さらに色②、色③と記していきます。
これ↓は私のマフラーで使用した毛糸で試してみました。
左の欄で色を選びます。最初の色に一巡するまでに同じ色がまた来る場合はそれも欄に記入してください。
同じ色はコピペできます。
右の欄でこま編みがいくつできたかを記入。
色を足す場合は[Add a color]で、減らす場合は[Remove a color]で。
その上にある[Stitches in a row]は、一段に何目あるか。
[Type of knitting]ではFlat:ニットの真っすぐの棒を使うか、Circular:円形ニット針か。
クロッシェもグルグル円形に編まない限りはFlatでいいと思います。
ここで適当に33とか54とか入れてみて、模様がでてくるかどうかを試すので、何度も実際に編んではほどき・・・ということをしなくても済むわけです!
33とか適当に数字をいれて、下に現れる予想模様図があまりにも砂嵐のようだったら大胆に数字を変えてみるといいと思います。
色と編み目の数を入れる欄の上に1目/5目の増減ができる[5 stitches shorter/ 5 stithes longer]などがあるので、クリックして調整してみてください。
「あ、何か模様ができそう」とピンとくるような図が出たら、あとは1~3目を足したり引いたりしていくうちに何かしらの模様がでてきます。
これが私の毛糸で出てきた図。
編み目の数は66目ということでした。
鹿の子編みでマフラーを編んだ時は確か、58-62くらいで色々試しました。
Youtubeの説明の途中で毛糸をチョキチョキ切り出すのですが、これは、模様を均衡に保つために編む手の力加減をしてね、と説明しているところです。
ゆるく編んだ目は普通に編んだ目よりどれだけ長いかを見せてくれています。
なので、プランドカラープーリングでは途中で毛糸を切る必要はありません!
毛糸のそれぞれの色の長さがあまりにも短く、くさり目がそれぞれ1目とか2目だけだと、アーガイル模様は無理だと私の実験では分かりました。
ジグザグかストライプはいけます。
編み加減ともう一つ重要なことは、全部こま編みで立ち上げの目は無し!
ということです。
数にズレを生じさせないためですね。
私がマフラーで試した鹿の子(かのこ)編みでのやり方は立ち上げにくさり目を二つ編むのでズレが生じて、編んでいくうちに模様が少しずつ変化していったんですねー。
でも模様が出始めてくると嬉しいし、何せ編んでいくだけで織物のような模様が出てくるのもかなり病みつき。
今度はNatztaziaさんが編んだようなブランケットを編んでみたいです。
クロッシェ♪
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