南十字星☆

この道48年のフラメンコギタリスト青木敏郎のひとりごと

探し物は何ですか

2012-10-06 00:59:39 | ・ボクの日記。
10月5日
およそそんなに同窓会というものに熱心な方ではない。
が、酒席を断って紅灯の巷を去った今、懐かしい笑顔に触れることも悪くない。

21時。二次会に参加しないで一人で街を歩く。病人であることは忘れる。ふと思いついて、
懐かしい国際ホテル松山に入るとフロントからはあの頃と同じ笑顔が。エレベーターで最上階へ。
TOH-KA-LINではスタッフの皆さんがとても喜んでくれた。「ボクが弾いていた場所の近くの席を」と所望すると、通された席はいつも背にして見えなかった松山の夜景が眼前に迫る。

気分転換に眺めては呼吸を整えた松山城と大街道の夜景からも突き上げてくるものがあった。四川麻婆豆腐とピルスナービールをいただく。青木敏郎のギターがずっと聴こえてくるようだった。あいつはどこへ行ったんだ、何をやっているんだ・・・

1週間前の狂熱の一夜、ボクはたった一つ深呼吸を忘れた。リハーサルを聴いてくれたチェマは「南十字星」をセンティミエントな歌だと感激してくれたが本番では見る影もなかった。
森を歩き川のせせらぎを聞き海を眺め波の音風の音を聞き星に涙し月に泣く、それを超えて空気のようにここて弾いていた2年前のボクに会えたとっておきの夜でした。

夢の中へ 1973井上陽水

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