五十路男の失敗日記

生涯独身男の青春の挽歌

も~っと! おジャ魔女どれみ 「はじめて会うクラスメイト」

2009年03月11日 | おジャ魔女どれみ
待ってましたの第20話です。
「おジャ魔女」屈指の名作と言われている(かどうかわからない)
長門かよこさんネタ第1弾。
今回は演出に佐藤順一氏が久しぶりに加わっているところからも
スタッフ様の意気込みが伝わって来ます。


いつものように遅刻しそうになって走る春風さん。

  
道端で嘔吐している少女に出会いました。
学校へ行く途中で、具合が悪くなってしまった様子。
「水持ってくるから」という春風さんですが、少女は走り去っていった。

学校へ行ってみると、「長門かよこ」という女子児童が、前年度3学期から
不登校になっているという話が出ました。
春風さん:「こんな、男の子みたいな髪型の子?」
結構失礼な言い方だな。

さっき会った少女が長門さんであることを知った春風さん、家庭訪問に行く
保健室の先生・ゆき先生にくっついて長門さんの家に。

  
長門さん:「学校へ行くと気持ち悪くなるの!」
      「帰って!」

完全に心を閉ざしてる。
帰宅してからも、ずっと長門さんの事を考えてる春風さん。
一晩考えた結果、


春風さん:「私、学校休んでみる!」
長門さんの気持ちを知るためだそうで。代わりに妖精のドドを変身させて
学校に行かせます。
余談ですが、黄色のポジションはこの頃から決まっていたんだなぁ…。

  
真昼間から図書館へ行く長門さんに同道する春風さん。
はじめは煙たがられますが、あまりにも純朴な春風さんに少しずつ
心を開いていく長門さん。
このあたり、長門さんの表情に微妙な感情の変化をつけるなど、
非常に演出が細かいです。

長門かよこは、花とか星とかに詳しい繊細な子。
割と不登校の子によくいるタイプだと思った。
私事ですが、これを書いてる私も元不登校で、星に詳しかったから。
  

  
MAHO堂に連れ込んじまえばこっちのものよ。
お菓子作りを通じて親交を深める二人。
ここで重要なのが、春風さんが「学校に来させる」ためではなく
純粋に「かよこちゃんと友達になりたい」という気持ちから行動してること。
それが功を奏し、
長門さん:「どれみちゃんみたいな子がいるんだったら…」
      「私、学校に行く!」

実際にはそう簡単にはここまで行かないのですが、30分番組だから
しょうがない。
翌朝、おジャ魔女さんたちと元気に登校…するかと思いきや。

  
学校が見えた途端、様子がおかしくなる長門さん。

そうそう、これだよこれ。
皆の声も聞こえなくなって、周囲の様子もわからなくなり、ただ恐怖に
縛り付けられる瞬間。春風さんたちの声をオフにして、長門さんの鼓動を
速め、周囲をモノクロで描くこの描写が凄い。かなりリアルです。
これは、パニック障害の一種だと思う。

不思議そうな表情をしてしまってるおジャ魔女さんたちですが、これは
あまり良い事ではありません。患者を落ち着かせるには、周囲の人々が
落ち着いていないと。それを小学生の彼女らに求めるのは酷ですが。

長門さん、雄図むなしく登校出来ず。
がっかりする春風さんですが、ここまで漕ぎ付けただけでも大変な
進歩だと思う。実際にはここまで来るのが大変なのです。

  
がっかり春風さんあてに、長門さんから手紙が。
長門さん:「私、どれみちゃんと友達になりたい!」
大喜びする春風さんでしたとさ。

長門さんの戦いはまだまだこれからですが、とりあえず第1弾は
これにて幕。


■今週のドド

 私のドド好きは、一部で有名らしいです。
 ドド結婚してくれ。
 そんなドドが春風さんに化ける瞬間。