五十路男の失敗日記

生涯独身男の青春の挽歌

「怪盗セイント・テール」を見てみた

2009年12月10日 | 漫画・アニメ
えー、タイトルに偽り有です。
今日でもう数回、「怪盗セイント・テール」を見てます。

「おジャ魔女どれみ」が終わって一ヵ月以上…
チバテレビさまでは、このような古いアニメを再放送しています。
しかもスポンサーは、かつて「どれみ」のスポンサーをしていた
モ○ージュ柏さま。うぅ…。

しかしまぁ、古いアニメではありますが、こういう少女ものに
何の抵抗も無く入り込める自分が嫌だったり。。
深夜の若者向けアニメには、拒絶反応すら起こす体質だというのに
どうしたものか(どうしようもネーヨ!

最初は敵状視察(?)だったんですが、結局毎週見ることに。
嗚呼、情けない。

調べてみると、1995年~1996年に本放送をやっていたとか。
う~ん…。その頃の私は、アニメは見なかったからなぁ。
当時の私は大学で苦闘してました。級友に「セーラームーンが好き」という
男がいて、当時の私は「気色悪い」と思ったものでした。
それが今は…。
あと、「エヴァが良い」とか言ってた男もいましたが、これはこれで
よくわかりませんでした。

それはそうと「セイント・テール」。
見始めてすぐ、OPとEDが変わりました。EDは悲しい曲で、到底アニメには
似つかわしくないものでしたが、味があったので残念。
一方、新しいOP曲は、なんと松田聖子さん。聖子ちゃんですよ。私の世代のトップ
アイドルは聖子ちゃんです。お金かけるな、セイント・テール。

肝心のアニメですが、今では考えられない作画です。
どう表現して良いかわからないのですが、当時のエ○本の挿し絵に
こういう絵柄があったような、無かったような(ひでぇ
時代を感じさせます。

話の内容も単純で明快。
ヒロインの羽丘さんがセイント・テールに化けて、窃盗をはたらくというもの。
でもその盗品は、弱い人が悪い人に騙し取られたり、強奪されたものであって、
「セイント・テールは悪人」という印象は受けません。
ブツは最後には弱い人に戻るようになってます。

お子様向けのヒロインだから、「悪」であってはならないのでしょう。
警察に追われてはいるのだけど、捕まるのはいつも、セイント・テールが
盗みをはたらいた事によって悪事が露呈してしまった「悪い人」。
まるでセイント・テールが正義のヒロインみたいです。
奇妙な勧善懲悪には、当時のスタッフさんも苦労されたのではないかと思います。

最近のアニメと比べると、表現も拙く(良く言えばストレート)
幼稚なのかもしれませんが、そういうところが返って新鮮。
羽丘さんの親友で、見習いシスターをしてる深森さんも…(*´▽`*)
普段は清楚で、ちょっと腹黒い少女シスターって反則でしょ。

1995~96年あたりの出来事を思い出しつつ、古くて新しいアニメを
いつの間にか楽しんでる自分がいる。。
当時は最近のような規制が無いのか、表現がそこはかとなくエロス(結局はそれか