五十路男の失敗日記

生涯独身男の青春の挽歌

走れ親不孝者(鬱注意)

2013年12月05日 | 雑記
「介護から逃げるな」
そんなお叱りも聞こえてきますが。
ワシは自分に出来るだけやればいいじゃないか、今まで必要以上に気負いすぎだったんだ。
そう思う今日この頃。

両親は、会う人ごとに「次男が本当によくやってくれる」と言います。
ワシとしては、それはあまり嬉しくなかった。
「よくやってくれる」→だからこれからもちゃんとやれ。
そういう思考回路で。
実際、伯母からは直々に「よろしく頼む」と頼まれました。

しかし、よく考えてみると、ワシが出しゃばったためにオヤジが何も出来ない病人になって
しまったのではないか…足を引っ張ったのではないかと。
ケアの美魔女さんも、なるべく父に自立させる方へ考えているようですし。

若い人と違って、あまり腫れものに触るように大事にしていると、本当に一生介護が必要な
老人になってしまう。そんな危機感を覚えはじめているのも事実です。
ワシが逃げているだけじゃない。

「俺が倒れたら、かえってオヤジはしっかりするんじゃないか」と、言ってみたことがあります。
「脅しを言うな」となじった母上。
あの言葉が、心に突き刺さって消えなくて。
ワシは死ぬまでコキ使われるんだな…と思ったものでした。

昨夜も、もう死んじゃおうかな…と、ワシらしくない弱気な心にとらわれたり。
あれほど「絶対に生きのびてやる」と思っていたのに、何でこの程度で。
貴様の執念などそんなものか?
案外、こんな程度で発作的に…というのも結構あるのかもしれない。。

「あなたが倒れたら、お父様も倒れるのですから」
そういうキビシイお言葉も頂きました。
だからこそ、倒れない程度に自分をセーブしないといけない。

親不孝者といわばいえ。
ワシ自身、生きることに精一杯なのだ。
何もしないわけじゃないんだから、それで良いのだ。

倒れるまで頑張らないと親不孝者、でも倒れたら家族全員が…そういうジレンマ。
もしかすると、ワシも鬱に近い状態なのかもしれない。