本日4月15日、北米大陸から太平洋にかけて皆既月食が見られました。
日本では、北日本と東日本で皆既月食が終わった後の部分月食のみ観測可能。
直径の28%欠けた状態の月が昇る「月出帯食」
「日出帯食」は1992年1月に見たことがあるのですが、月蝕は初めて見ました。
東京付近の月の出は、18時15分頃。
(皆既食は17時25分に終了しています)
ビルの高いところからの観測です。
しかし、18時15分をすぎても月が見えない…ビルの陰になっているのか。。
そう思っていた18時27分頃、ビルの谷間から欠けた月が昇ってきました。
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赤く、上下に潰れたように見えるのは大気のいたずらです。
昇ると間もなく、ビルの陰になってしまいました。
18時33分、月蝕終了。
次に見えたときには…
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半影食の状態でした。
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横の線は、ビルのアンテナ線。
月の上部が暗く、半影月食の状態です。
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18時50分、最後の半影食写真を撮って引き上げました。
このとき、まだ高度は10度にも満たない超低空。
観測できたのは、風が強くてこの時期にしては空が澄んでいたからです。
次回は10月8日、全国で皆既月食が見られます。
晴れますように…
ちなみに…
日食や月食には、サロスという周期があります。
18年(と10日か11日)ごとに、似た日食や月食が起きるというもの。
全く同じ食が起きるわけではなく、とくに日食の場合は見える地域が大きく変わるのですが。
調べてみると、1996年4月4日にヨーロッパ方面で皆既月食が見られたとのこと。
18年の月日を経て、巡って来たことに感慨を覚える天文オサーン。
日食と月食とは、半月を隔ててセットで起きることが多いです。
4月29日、南極大陸で金環日食(オーストラリアで部分日食)が見られるそうです。
ということで、なかなか幻想的な天文イベントでありました。
日本では、北日本と東日本で皆既月食が終わった後の部分月食のみ観測可能。
直径の28%欠けた状態の月が昇る「月出帯食」
「日出帯食」は1992年1月に見たことがあるのですが、月蝕は初めて見ました。
東京付近の月の出は、18時15分頃。
(皆既食は17時25分に終了しています)
ビルの高いところからの観測です。
しかし、18時15分をすぎても月が見えない…ビルの陰になっているのか。。
そう思っていた18時27分頃、ビルの谷間から欠けた月が昇ってきました。
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赤く、上下に潰れたように見えるのは大気のいたずらです。
昇ると間もなく、ビルの陰になってしまいました。
18時33分、月蝕終了。
次に見えたときには…
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半影食の状態でした。
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横の線は、ビルのアンテナ線。
月の上部が暗く、半影月食の状態です。
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18時50分、最後の半影食写真を撮って引き上げました。
このとき、まだ高度は10度にも満たない超低空。
観測できたのは、風が強くてこの時期にしては空が澄んでいたからです。
次回は10月8日、全国で皆既月食が見られます。
晴れますように…
ちなみに…
日食や月食には、サロスという周期があります。
18年(と10日か11日)ごとに、似た日食や月食が起きるというもの。
全く同じ食が起きるわけではなく、とくに日食の場合は見える地域が大きく変わるのですが。
調べてみると、1996年4月4日にヨーロッパ方面で皆既月食が見られたとのこと。
18年の月日を経て、巡って来たことに感慨を覚える天文オサーン。
日食と月食とは、半月を隔ててセットで起きることが多いです。
4月29日、南極大陸で金環日食(オーストラリアで部分日食)が見られるそうです。
ということで、なかなか幻想的な天文イベントでありました。