五十路男の失敗日記

生涯独身男の青春の挽歌

シャボン玉戦争

2019年09月11日 | その他・趣味
日中はクソ暑いけど、日暮れが早くなって秋の夜長がやってきた。

私は蝉の鳴き声が途絶え、紅葉の始まる悲壮美が好きだ(幻魔●戦?)
少年の頃の、秋に体調が回復した記憶が影響しているのだろう。



夕方になると、よく自転車で走り回ったものだった。
だんだん走る距離が伸びて、いろいろなところに出かけられるようになっていき、世界が拡がった。

…という一人で気張っていた時代から数年後、遅れて高校に入った年の秋、失恋したたっ
友だちでいようよという悪夢。
何度その定型台詞に泣いたことか。

それからはまっていった、男女の汚泥にまみれた世界……翻弄され、傷つけ傷つきでキたおロしたの恐ろしい世界…
その流されまくった学生時代は遠くなり、気がつけばとっくのとうに人生の折り返し点を過ぎ、あとは枯れるだけのシブい人生だよなぁと思っていたのだけど。

旧友の幸せ報告と、人の縁は年齢とか境遇とかぜんぜん関係なく訪れるとの励ましをいただいた。
まぁ諦めたら何でも終わりだよなとわが身の駄目さ加減を棚に上げての希望を捨てない姿勢、姿勢だけでもいいんだよ、突然の幸運を逃さないようにすれば。

そんな幸運そうはネーヨ、周囲を見回したことあるのかおまえ、省みたことあるのかおまえ。
せいぜい同人誌に開きグセがつくくらいの「青春」しか残されてネーヨという自己憐憫にも似た思いが去来する。

「自己憐憫だけはやめれ」ときつく言われているので、しょーもない自分語りはやめにしよう。

とりあえず無精髭と鼻毛はやめようよ、白髪も一度は諦めたけど染めようよと思った秋の夜長だった(寝れ)