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■監督 クリストファー・ノーラン
■キャスト クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、リーアム・ニーソン、モーガン・フリーマン、ゲイリー・オールドマン、ルトガー・ハウワー、渡辺謙、ケイティ・ホームズ
目の前で両親を射殺された後、ゴッサムの路上で起きたあの晩の事件以来、ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)の人生は一変した。 世の中に幻滅したブルースは、不当な闘い、弱者を餌食にする悪党を倒す手段を見つけるために世界を巡る旅に出る。 犯罪者の心理を知るため自ら罪人となったブルースの前に、謎の人物デュカード(リーアム・ニーソン)が現われる。ブルースはデュカードに師事して心身を鍛え、不正と闘うことを心に誓うが、やがて自警団を名乗る“影の同盟”への入団を薦められる。破壊活動を繰り返すこの組織は、ラーズ・アル・グール(渡辺謙)なる正体不明の男をリーダーとしていた。
一方、ブルースの幼なじみで地方検事補のレイチェル・ドーズ(ケイティ・ホームズ)は、ゴッサムにのさばる凶悪犯たちをなかなか有罪にすることができない。
やがてゴッサムに戻ったブルースは、忠実な執事のアルフレッド(マイケル・ケイン)、ゴッサム市警のジム・ゴードン刑事(ゲイリー・オールドマン)、ウェイン産業の応用科学部に所属するルーシャス・フォックス(モーガン・フリーマン)の協力を得て、不気味な姿をした“もうひとりの自分”を解き放つ。 それは、闇の騎士バットマン。 彼は今、格闘技術、英知、最新鋭の戦闘ツールを総動員して、ゴッサムの壊滅を企む悪の集団に立ち向かう。
おススメ度 ⇒★★★ (5★満点、☆は0.5)
cyazの満足度⇒★★★☆
アメコミ誌で日本でも一番ポピュラーなバットマン。 今回はバットマン誕生までの過程とゴッサム・シティの善なる力としてのダークヒーローになるまでが描かれています。
既に過去4作が公開されていて、もちろんそれぞれヒットしているのは周知の事実なのですが、少し復習しておくと、
『バットマン』(ティム・バートン監督)
バットマン⇒マイケル・キートン
ジョーカー⇒ジャック・ニコルソン
ビッキー⇒キム・ベイシンガー
『バットマン リターンズ』(ティム・バートン監督)
バットマン⇒マイケル・キートン
キャット・ウーマン⇒ミシェル・ファイファー
ペンギン⇒ダニー・デビート
他⇒クリストファー・ウォーケン
『バットマン フォーエバー』(ジョエル・シュマッカー監督)
バットマン⇒ヴァル・キルマー
トゥーフェイス⇒トミー・リー・ジョーンズ
リドラー⇒ジム・キャリー
ロビン⇒クリス・オドネル
他⇒ニコール・キッドマン
『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲!』(ジョエル・シュマッカー監督)
バットマン⇒ジョージ・クルーニー
Mr.フリーズ⇒アーノルド・シュワルチェネッガー
ロビン⇒クリス・オドネル
他⇒ユマ・サーマン、アリシア・シルバーストーン
こうして改めて見てみると、凄いメンツが出ていたんですねぇ 最近では関連作品として昨年ハル・ベリー主演で『キャット・ウーマン』が公開されました。
で、今回なのですが、主演がクリスチャン・ベール。 申し訳ないのですが、彼の印象は『太陽の帝国』での子役のイメージがとても強く、あんまり大きくなってからの役者としてのイメージは正直ありません(笑) そんな甘いマスクを持ちながらも印象が薄いことが、後に活躍する“バットマン”のやや不安ながらも、そして精神的に弱いながらも微妙なところを上手く演じていたように思います。 ただ何となく線が細い感じがする分、クリストファー・ノーラン監督は事前に察知していたのかどうかは分からないが、周りに曲者役者を配置している。 多分これがなければ締まらない映画に終わったのは間違いのないところだろう
まずは忠実な執事のアルフレッド役であるマイケル・ケイン。 マイペースながら人生の機微を理解している彼は、バットマン誕生に至る過程ではかなり重要な役回りである。 その役を簡単に演じてしまっているのは彼の役者としての経験の多さにあるだろう。 個人的には大好きな役者さんで、余談になりますが僕の「2004年ベストシネマ15(洋画編)」で、ロバート・デュバル、オスメント君と共演した『ウォルター少年と、夏の休日』は3位にランクさせてもらいました
次にウェイン産業の応用科学部に所属するルーシャス・フォックス役のモーガン・フリーマン。 彼はオスカーを獲った『ミリオンダラー・ベイビー』同様、大事な役回りを飄々とこなしています。 彼は演じると言うよりは自然にその役柄を自分の色に変えてしまう独特な味がありますね。 役者として本能的に備わった部分を持っているんでしょうね
デュカード役のリーアム・ニーソン。 その彼のニヒルな感じは彼しか出せない味なのかもしれない。 上手いのだろうが、もちろん上手いと感じさせる自然な演技が凄い。 少し分かりにくい中途半端な役の設定はいただけなかったが・・・
ラーズ・アル・グール役の渡辺 謙。 『ラスト・サムライ』以来、ハリウッド映画に進出した彼だが、あれほどの迫力ある演技は期待していたほどではなく、しかも出演シーンが少なすぎる(笑) あっというまに死んでしまう。 ちょっと期待はずれでした
どこかで観たけど思い出せなかったのが社長役のオヤジ。 観ている最中、名前が浮かんでこなくてエンド・クレジットで「お~、ルトガー・ハウワーだ!」と叫んでしまいました(笑) ちょっと太りすぎじゃないの~
この映画では大切な役どころだったのが、ゴッサム市警のジム・ゴードン刑事役のゲイリー・オールドマン。 「ん、ゲーリー・オールドマンに似ているなぁ・・・。 でもたいした演技してないしなぁ・・・。」なんて思っていたら、オールドマン本人でした(笑) どうしたんでしょうねぇ、彼は。 あのキレた演技はどこえやら。 役の設定から仕方がなかったのだろうが、だったら彼ではなく別の何となく頼りない演技でイメージできる役者で十分良かったのではないだろうか? 最近のオールドマン、全くイケてない(笑)
先に出来上がった“バットマン”の起源と過程を描いた作品だけに、監督も苦労があったのかもしれない。 ただ資産家のウェインの跡取りが、バットマン・スーツを自分の手でスプレーしてはいけないだろうが(笑) バットマンカーがまだ登場していないこの映画で、あの戦車のような装甲車のような車は迫力あったなぁ
ま、今までの4作を観て来た方は御覧になるのはいいかもしれません。 『バットマン』シリーズを観たことがない方はこの作品から観始めて、あとはDVD(ビデオ)で観られるのがいいかも
ちなみに僕のお気に入りの時計メーカーに「GSX」というものがあります。 今回、この映画とコラボしているモデルがありますので是非覗いてみて下さい 過去にも映画(『スパイダーマン』、『マトリックス』、『キル・ビル』、『サンダーバード』)とコラボしているモデルもありますので映画好きさんには楽しめますよ
あと、ゲイムソフトの「バイオハザード」シリーズともコラボしています
この映画でブルース・ウェインの幼馴染で地方検事補を演じたケイティ・ホームズ。 映画の宣伝のためとか言われていましたが、この度トム・クルーズと本当に婚約発表をしましたね~ 彼女はトム・クルーズのお嫁さんになることが夢だったとか、まさしくドリームズ・カム・トゥルーですね
トム・クルーズのファンであるかみさんは、「ふ~ん、16歳違いなんだ・・・・・・。」 って僕たち夫婦も12歳は違うんですけど~
あとは『ベルベット・ゴールドマイン』かな。
こっちもかなり恥ずかしい役を、
よくぞやってくれたと言う感じでした。
ドラマ部分,単純なところもあるけど,
最後まで見応えがあって楽しめました。
アクション映画一辺倒になることなく、人の
葛藤や精神論まで盛り込まれていて、今まで
の作品とひと味違っていて。
渡辺謙は、ほんとあっと言う間でwゲイリ
ー・オールドマンもまさか善人役で出演して
いるのは思ってもみませんでした。
映画『コーラス』のなかでジャンが歌う姿を観て、『太洋の帝国の』クリスチャン・ベールが浮かびました^^
クリスチャン・ベールがいまいち看板にならないので、脇役が曲者揃いで、
そういう意味ではあの脇役たちの演技を観ていることが、僕には楽しかったですね!
ホント謙さんは早かったですね(笑)?!
オールドマンの使い方はなんともはや残念です><
善人以前の問題ですなぁ(笑)?!
>装甲車(戦車)みたいな車。
アメリカンサイズでBigでWildでしたね~!
ぜひ、一台セカンドカーにほしぃ~!!!!(@^^@)
ケイティ・ホームズ、とトム・クルーズ結婚するんですか~!(驚)
ご報告、遅れました!
cyazさんのレビユー、リンクさせて頂きました!v(=∩_∩=)
もう私、謙サマ目当てで行ったものですから、唖然呆然です。
え?え?え?え?えええええええええええ!?って・・。
まあでも、小道具やセリフが素敵で、よかったです。
ほーんとに「バットマン 始めました」って感じで、
すっごい手づくり感が。
(なんかとっても楽しそうでしたよね?
スプレーかけまくったり♪)
初めまして、僕は「ミュージックファクトリーの活動日記」を書いておりますmaiと申します。
こちらにバットマンについての記事が書かれていましたので、TBさせていただきましたので、よろしくお願いします。
ちなみに、体系はほとんど変わりナシでございました・・・。
ところで、渡辺謙さんは、皆様のコメントから推察するに、予告編部分だけの一瞬芸(?)出演?
やっぱりハリウッドスターへの道は厳しいのでしょうか・・・???