僕は
君のために泣き
君のために笑い
君のために生きる
これから“僕の世界の中心は”君だ。
■監督 チョン・ユンス
■キャスト チャ・テヒョン、ソン・ヘギョ、イ・スンジェ、キム・ヘスク
□オフィシャルサイト 『僕の、世界の中心は、君だ。』
気はいいけれど、平凡な高校生スホ(チャ・テヒョン)。 成績も容姿もいたって普通だ。 同じクラスの女の子スウン(ソン・ヘギョ)は、学校でも目立つ存在。 美人で性格もいいスウンは、当然、男子の人気の的。 そんなスホとスウンが恋に落ちた。 美しいスウンに想われたスホの心はまさにバラ色。 これから僕は君のために笑い、泣き、生きるよ。 明るく楽しいことが待っているかに思えたスホとスウンの未来。 そんな矢先、スウンが倒れてしまう。実は彼女の身体は病に侵されていた…。
おススメ度 ⇒★★★☆ (5★満点、☆は0.5)
cyazの満足度⇒★★★★
結論から先に言うと、・・・泣けた。 ・・・泣かされてしまった。
実はこの映画を観る前、かみさんは二番煎じになるのが嫌だからあまり観たくないと言っていた。 僕は最初から『セカチュー』とは別物として観たかった。 なんとなく理由はないのだが、いい予感がしたからだ。
たまたま、いつも利用しているチネチッタのポイントが貯まっていたので、コケてもいいだろうと比較的楽な姿勢で観れたことも良かったのかもしれない。
そして映画を観終わったあと、ぼくより泣いていたのはかみさんのほうだった。
原作は片山恭一氏のベストセラー「世界の中心で、愛をさけぶ」。 記憶にまだ新しく、長澤まさみちゃんと森山未來クン(もちろん柴咲コウと大沢たかお)が演じ、日本で大ヒットした作品だのリメイクだ。
ストーリーは原作のもつイメージを大きく壊さず、むしろ日本版よりはこじんまりとした感じだった。 その分、初恋のピュアな心を韓国版のほうがよく表していたような気がする。
この韓国版でなんといってもポイントになったのはおじいさんとそのおじいさんの職業だ。 日本版では写真館、韓国版では葬儀屋だった。
つまり、もっとも僕が感動したのは、スホとおじいさんとの会話であり、二人の置かれた立場と時の流れ、世代の違い、それぞれの違った形での出会いと別離。 それは何よりも愛する人の死と、その最も哀しい心の“痛み”を共有できることだ。
これから愛する人の死を直面する若者と、戦争で引き裂かれた愛する人の、その後の別の男との人生を、そして最後の出会いが自分の生業でもある葬儀屋として送り出す役目。 おそらくこの設定は日本人では出来ない設定だろう。
日本版のおじいさんは山崎努だったが、韓国版のおじいさん役のイ・スンジェ。 比較してはいけないが、山崎努が演じることの出来ないナチュラルな演技が素晴らしかった。 僕らに近いところの温度感があった。
バスの中で言葉を交わさずに座るスホとおじいさんの姿に、それまで堪えていた涙が溢れ出た。
そんな頼りなさげで、でも優しいスホに、屈託なく明るいスウン。 チャ・テヒョンと、ソン・ヘギョのカップルも実にいい。 ソン・ヘギョは澄んだ美しさを持っている女優さんだ。 ちょっと追っかけてみたい女優さんだ。 今後の活躍が楽しみだ。
そういえば、民宿のおばあちゃんもスホのお母ちゃんもいい味出してたなぁ(笑)
日本版でのウォークマン、韓国版でのポケベル。 どちらも懐かしいツールを上手に使って主人公二人の心の襞を上手く描いてた。
全体の印象として、この韓国的味付けは、日本人の好みのに十分合う味だった。
劇場が明るくなったとき、僕はかみさんに言った。
「観て良かっただろ?」と。
かみさんは黙って頷いた。
この映画原作映画を100点として減点方式で観ました。
まあ劇場でおばちゃんが泣いていたのはわかるけれど主演女優以外は何あれ?っ感じです。
あれで選べっていったら確実に限られるような・・・
日本のエキストラでもあそこまで酷くないだろうというよりよく集めましたというのが感想なんですけれど・・・
話しは確かに泣けるのはわかるんだけれど、演技の度胸という点では完全に大減点対象でした。
こちらこそいつもお世話になってます^^
>この映画原作映画を100点として減点方式で観ました。
なるほど、視点がそこだと厳しくなっちゃいますよね(笑)? 僕は『セカチュー』とは全く切り離して観ました!
>話しは確かに泣けるのはわかるんだけれど、演技の度胸という点では完全に大減点対象でした。
チャ・テヒョンは演技ではなく、彼のもってるのほほ~んとしたカメラを通した絵がいいんですよ(笑) そんなことを思ってなかったら素人同然の学芸会ですから(笑)
ハリウッドでもああいうタイプはいると思いますよ!
韓国なりの環境と脚本はあの『セカチュウー』の大ヒットの前では善戦したと僕は思います^^
ちょっとご無沙汰しておりました。
cyazさんの評価、高いですね。
私はどうしてもオリジナルと比較してしまって、韓国版はダメでした。
スウンの病室にスホがガッチャマンの真似をして登場するは
どうなんでしょう(;´▽`A``
ポケベルが流行っていた時代にガッチャマンって。。。
>私はどうしてもオリジナルと比較してしまって、韓国版はダメでした。
そうですか、そこが問題ですね(笑)
>ポケベルが流行っていた時代にガッチャマンって。。。
スホのあのイメージだからこそだと僕は思うのですが。 あのストーリーでは彼の精一杯の演出だと思いましたが(笑)
スホというと春のワルツを思い出して、
チャ・テヒョンというと猟奇的な彼女の彼氏で、
ソン・ヘギョというと秋の童話を思い出すslothです(笑)
日本版セカチューはドラマでちょこっと見たくらいでしたが、
正直言って「波浪注意報」は泣けませんでした。
彼女が病気になってからのエピソードが、いまいち印象に
残らないんですよね。というか、ただボーっと見ていた
だけだからかもしれないんですけど…
ちなみに韓国映画が嫌いなわけじゃないんで、
「私の頭の中の消しゴム」なんかでは泣けましたし、
「猟奇的な彼女」では結構笑いました(^^)
>彼女が病気になってからのエピソードが、いまいち印象に残らないんですよね。というか、ただボーっと見ていただけだからかもしれないんですけど…
やはり日本版の印象が強烈過ぎたということでしょうか? まさみちゃんのスキンヘッドには本当に驚きましたからね^^
>「私の頭の中の消しゴム」なんかでは泣けましたし、「猟奇的な彼女」では結構笑いました(^^)
両作ともそうでしたね! 僕も好きな映画です^^
「観て良かっただろ?」と。
かみさんは黙って頷いた。
きゃ~~♪
殺し文句ですねっ。(ひとりウケている・・・)
あのですね~、スーパーマンリターンズを
試写会で見たときに
ボクチュー(!)の予告を見たんですけど
ひ~とみ~をと~じてぇ~♪って
(あ、すいません韓国語です、もちろん・・)
チャ・テヒョンの歌声でもって流れたとたん
会場でどんだけドーッとうけたことか。
『韓国では僕の歌う「瞳を閉じて」は流さない』
コトを条件に日本での宣伝用に歌ったといいますが
どうでした?
けっして下手ではないんですが
そこまでするか~って口々に言うてましたので。
>きゃ~~♪殺し文句ですねっ。(ひとりウケている・・・)
今更かみさんに殺し文句言ってどうしまんねんな(笑)?
>『韓国では僕の歌う「瞳を閉じて」は流さない』コトを条件に日本での宣伝用に歌ったといいますがどうでした?
エンディングではしっかり流れていましたが、あまり耳障りではなかったですよ!期待してないですからね(笑)
日本での試写会と際は流れなかったようですよ!
ラブラブぶりが伝わってまいりますよ。
この映画はちょっとサラッとしていましたが、期待していなかった分良かったと思いました。
規模も縮小されていて、リメイクならこのくらいに力が抜けていたほうがいいのかもしれませんね。
すべてを日本版と同じにしないで正解だったと思います。
>cyazさんたらやっぱり殺し文句を知ってますね~。
ラブラブぶりが伝わってまいりますよ。
いえいえ釣った魚にエサは(笑)
>規模も縮小されていて、リメイクならこのくらいに力が抜けていたほうがいいのかもしれませんね。すべてを日本版と同じにしないで正解だったと思います。
分相応のリメイクだったように感じました! 特におじいさんの話にはウルウルきちゃいました!