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人が恋に落ちる瞬間を初めて見てしまった。
■監督 高田雅博
■脚本 河原雅彦・高田雅博
■原作 羽海野チカ
■キャスト 櫻井 翔、蒼井 優、伊勢谷友介、加瀬亮、関 めぐみ、西田尚美
□オフィシャルサイト 『ハチミツとクローバー』
ある日のこと、竹本(櫻井 翔)は恋に落ちた。それは一瞬のことだった。
彼の瞳の先にいたのは、一心不乱に筆を走らせるはぐみ(蒼井 優)だった。
そして竹本が恋した瞬間を、真山(加瀬亮)が目撃していた。 真山自身はアルバイト先の女性理花(西田尚美)に想いを寄せている。
竹本も真山も、そしてはぐみも美大の生徒。 そこに真山を思うあゆみ(関 めぐみ)、
復学した森田(伊勢谷友介)が加わったことで、恋の一方通行はますます複雑になっていく。
はぐみに少しでも気持ちを伝えたいと思う竹本。 でもはぐみは森田の存在に心が揺れ始める。
おススメ度 ⇒★★★ (5★満点、☆は0.5)
cyazの満足度⇒★★★
心に優しい柔らかい映画でした。
それははぐちゃんの初めて人とのふれあいと、初めての恋の出会いでした。
不思議なはぐみを中心に日々芸大生たちとの生活の様を瑞々しく描き出していく。
その感性が素晴らしい。
しかし、480万部を突破している羽海野チカの原作はもちろん少女コミックなので読んではいない。
映画と同様のタッチで描かれているのかどうかわからないが、少なくともこのはぐみの出会いと
それを取り巻く大学生の生活模様は現代の学生の枠にははまらない非常にアナログ的な人間関係に見えてしまう。
僕の学生時代であればこの“感覚”は分かるのだが(笑)、果たして今の若い人が観たときどうなのだろうか?
劇場は殆どと言っていい程、若い女性(特にティーン)が多かったが、観終わった後の様子を注意して観ていると、
あまり特出する感想はもっていない様子だった。
コミックで描かれたはぐみとその仲間たちと、この映画の主人公たちが描く世界に
多少のギャップがあったのだろうか?
ところで・・・あの“黒猫”は原作にも登場するのかな?
蒼井優ちゃんはこのはぐちゃんの不思議感覚に合っていたと思う。 心の中の恋のキャンバスには
まだ何も描けていない“純”な心を上手く演じていたのではないか。
昨年末の『男たちの大和/YAMATO』の演技も良かったなぁ~
加瀬亮君は『花よりもなほ』のあのインパクトはどこへいったんだろう(笑) あまりにノーマル過ぎて(笑)
この映画での伊勢谷友介はなかなかいい ヘタに二の線よりも三の線で落とし
どことろをその間的スタンスが彼の魅力を十二分に発揮できるポジションではないだろうか
中村獅童もなかなかチョイだけど、このメンバーになかではおいしい役で且つ大切な役どころだと思った。
関めぐみはどこがいいのかって聞かれると答えがなかなか見つからないのだが、
あまり染まる色がないところが逆に彼女の存在感なのかもしれない。
『8月のクリスマス』はいい意味で染まらない彼女の良さが出た作品なのかもしれない。
最近はジャニーズ系の登用も多いのだが、この役は極めて難しい役だと思う。
最近の力量不足と言えば、『疾走』の手越祐也 そしてこの映画では嵐の櫻井 翔クン。
映画の良し悪しを決める役どころとしては、はぐみと同様に重要なところだ。
優しさという面では彼で良かったのだろうが、内面の葛藤をさりげなく出すにはまだまだ役不足だったであろう。
映画が進むにつれてこの役、やはり妻夫木クンあたりにやらせれば映画全体が締まったし、色合いも強く出たと思うのだが
この伯父役で大学教授の堺雅人は、こういう多くを語らずわかっているいい人風の役柄が多いが比較的最近
あちこちで目にする人だ。 少し前にキムタク主演の「エンジン」にも出ていた。
プロフィールをみると彼はまだ33歳とか。 しかも芸能人出身者の少ない宮崎県の人(僕の知る限り、今井美樹と浅香 唯くらい)だ。
この人不思議な独特の存在感はあると思う
この映画の主題歌であるスピッツの「魔法のコトバ」、予告編等でこの曲はかなり自分なりのイメージを作っていたような気がする。
それは彼らが嘗て「空も飛べるはず」でヒットを飛ばした「白線流し」のように。
エンディングテーマの嵐の「アオゾラペダル」も結構いい曲でマッチしていたなぁ、櫻井クンの演技とは別に(笑)
はぐみの絵画制作にあたっていたMAYA MAXXさん(「MAYA MAXX.COM」)の絵にも
興味が沸いた。 少し前の『同じ月を見ている』でドンちゃんが劇中で描いた絵の作者である早川剛さんのように。
この映画、初日に観たのだが、聴覚障害者のために日本語字幕付きだった。
どれだけそういう方がこの映画を観たかはわからなかったが、やはり申し訳ないけど字幕は邪魔なものだった。
この映画と聴覚障害者とどのようなつながりがあるのかはわからないが、でもそういった主旨は
わからないではない。 だけど、初日・二日目に限って字幕付き上映はどういうものだろうか?
タイミングのものではあると思うのだが・・・。
恋に落ちる瞬間、自分もそんな瞬間が過去たくさんあった。
そして仲間が恋に落ちる瞬間も正確ではないが、その雰囲気でなんとなく分かるときがある。
「恋は落ちるもの」・・・そんなセリフが『東京タワー』で流行ったのももう一年以上前のことになる。
時の流れは早いけど、こんなはぐちゃんのような“淡い想い”は忘れたくないし、形を変えて、色んな“恋”に出会いたいものだ
もう、見たんですか?
私も、絶対、観に行こうと思っています。
やはり、女子としては、美形の伊勢谷友介君が魅力的なのですが、実は、一番のお目当ては、蒼井 優ちゃん。
なんか、こう、利発そうな女の子が好きで、池脇千鶴なんかも好きです。(笑)
ということで、自分が観るまで、こちらの感想もお預けにしておきます。(笑)
記事に関係なくて申し訳ないのですが、先日、「白バラの祈り」を観ました。すごく良かったです。
こちらでもシアターをわけて字幕付を1週間くらい上映してます。
場所柄外国人の観客も多いから一瞬英語吹替え?と問い合わせてしまいました・・・
原作では猫より犬が重要!です。映画化の中でのオアソビの一つなんでしょうかねー?
駒吉的には花本くんは櫻井くんでよかったと思います。(ある意味原作どおりなんで)
あの面々でブッキーまででてしまうと濃すぎて息がつまっちゃうかも・・・
音楽は原作者の羽海野さんもリスペクトしているスピッツ、スガシカオ提供なんで相乗効果でしたねー
個人的にはこの映画はかなりひいき目で
大好きです。(俳優陣と音楽loveという理由で)
人が恋に落ちる瞬間って見た事あるかなーって
考えてみたりしました。
そして、この映画の時代設定は未来なんですねー。
聴覚が不自由な方で、美術関係に進む方って多いらしいので、そのことが字幕版に繋がっていたのではないでしょうか?
原作ファンにはいろいろ言いたいこともありますが、未読の方ほど良い感想だったので嬉しかったです。
はぐみは本当に蒼井優ちゃんが雰囲気を出してくれました。
エンディングは「魔法のコトバ」だけにしていただいてもよかったな~。
私の大好きな堺さんをお気に召していただいて
ありがとうございます!(笑)
原作より やさしーい感じがより強かったです。
ええ、原作が大好きなもので・・・。
あの良さを生かしきれていなかったけど、
映画は映画でよかったです。
あの黒猫、やっぱり気になりますよね。
違和感ありました。
本家サイト(http://www.yawarakacinema.com/)も、よろしくお願いします。
私のような駄ブログにトラバ頂けるなんて・・・。
ハチクロについて。
当ブログで散々暴言を吐いてますが、期待してた分、「うーむ」って感じだったのでつい。
あとクロネコは確かに違和感あったかも。
>私も、絶対、観に行こうと思っています。
“絶対”、がついてますね(笑)?
>やはり、女子としては、美形の伊勢谷友介君が魅力的なのですが、実は、一番のお目当ては、蒼井 優ちゃん。
なるほど、やはりそっちですか(笑)?
>利発そうな女の子が好きで、池脇千鶴なんかも好きです。(笑)
彼女も自然な演技ですよね? 最近少し休憩しているみたいですが(笑)
>ということで、自分が観るまで、こちらの感想もお預けにしておきます。(笑)
観たら是非感想聞かせて下さいね^^
>こちらでもシアターをわけて字幕付を1週間くらい上映してます。 場所柄外国人の観客も多いから一瞬英語吹替え?と問い合わせてしまいました・・・
あらら、それは長い期間ですねぇ?
>原作では猫より犬が重要!です。映画化の中でのオアソビの一つなんでしょうかねー?
そうなんですか? 原作読んでないので(笑)
>駒吉的には花本くんは櫻井くんでよかったと思います。(ある意味原作どおりなんで)
そうなんですか? 原作により近いということなんですね^^
>音楽は原作者の羽海野さんもリスペクトしているスピッツ、スガシカオ提供なんで相乗効果でしたねー
まさにそうですよね(笑)?
ま、スピッツもシカオも好きなんで良かったですが~♪
本家にもお邪魔したいと思います^^