daddy-kのいきあたりばったりⅡ

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桜が咲いたら次が梅?

2023-04-25 | 札幌の四季

俗曲に"梅は咲いたか~ 桜はまだかいな"とありますが、北海道の梅はどうしたことか毎年桜の後塵を拝していて、今年もまた開花宣言は桜の後でした。

ブラキストン・ラインを超えると木の性格(?)まで変るのでしょうかねぇ?とボヤキつつ、明日の天気は崩れる予報なので、晴れた今日がチャンスと、何年かぶりに平岡公園の梅林を見に行って来ました。

平日の午前中と言う事で、私と同世代が目立ちますが、皆さん足腰が丈夫なうちはたくさん歩いて、たくさん楽しんで、回りに煙たがられるくらい長生きをしましょうね…嫌われているのは私だけでしょうけど。

 

公園ホームページによると、ここには1200本からの梅が植えられていて、豊後性の紅梅種と白梅種が4対6だそうですが、濃いピンク、淡いピンクと今まさに見頃と言ったところです。

ここにはプラムとスモモも植えられていて、その花は真っ白だそうですから、これらはみな梅の花で間違いないと思いますが。

近寄って見るとこんな感じで、ほのかに梅の香がするよな、さほど香らないような…

そんな時は舌で確かめてみよう!と言う事にして、設置された臨時売店「梅ほんぽ」で、梅どら焼きをいただく事に。はい、たしかに梅の香り確認しましたとも。

 

梅園の一角にはエゾエンゴサクが多く生えている場所があって、モンシロチョウが蜜を求めて飛んできて、ミツバチも元気に飛び回っていました。みんな春を待っていた仲間だものね。

 

 

梅林を見た後は人口湿地へ。これは"石狩川水系にごく普通にあった湿地"を再現しているそうで、太平洋岸の日高地方が故郷の私の記憶ともそう違いはなく、子供の頃に遊んだ野山を思い出す好きな場所です。

北国の春にはコブシが似合う?とは演歌みたいですが、その木の下の小さな沢にも春。生えているのは私の田舎で言うサワワサビ、アイヌワサビとも言うようですが、これは私が大好きな山菜で、故郷にいた時は良く採りに沢に入って事を思い出します。

鼻にツンと来るのがサワワサビの醍醐味ですが、多くの人は加工法を知らないとみえ、スーパーの山菜コーナーでは見かけませんね、そもそも鮮度が持たない気もするし。 そしてヤチブキ、これは一般的にはエゾノリュウキンカですが、これも小さい頃は食べました、茎をお浸しにして。

味はもう忘れましたが、そう美味しいものでは無かったような気がします。

 

そしてミズバショウですが、ここの水芭蕉は綺麗ですね、マクンベツ湿原あたりのは少々石狩川の手荒い洗礼を受け…といった感じがするのですが、白くてとてもきれいな苞です。 (皆さんご存知の通り右下の小さくて地味なのが花です)

今日はいいお天気で、駐車場に止めた車はエアコンが要る位の温度になっていましたが、明日は雨で10度近くまで下がる予報。北海道はひと月遅れの三寒四温ですか?

でもまあ、この繰り返しで初夏が、そしていやでも夏がやってくるのだから、もう少しの辛抱ですね、そのために半年もの冬を耐えてきたのだから。