BarWick 1707 再入荷 スペイン靴

　スペイン製の靴・BarWick の１６０６　プレーントウが再入荷しました。 BarWick 1707 はあくまでブランド名です、スペインの英雄の名前をブランド名にした様です、西暦1707年は日本では富士山の宝永火口だ出来た時代です。


　デザインは基本のプレーントウです、鳩目は二つ、甲から靴先までが長目に見えてスッキリした感じです。木型は昔の「クロケット＆ジョーンズ」を参考にしてます、甲が低めなので最近の方の足形には合います。
　底付けはグッドイヤーウェルト製法でソールの交換も可能です、靴中底も靴裏も革を使用してます。


　こちらも定番の「ダブルモンク」木型とデザインが合っているので、革を揉革に変えて別注してみました、履き易さとグレード感が上がった気がします、特に茶色の色出しが良かったです。


　基本の「ストレートティップ」フォーマル・トラッドなデザインです、ソールを「ダイナイトソール」にした物も有ります、足の為には革底が良いのですが、雨の時とか営業系の方の様に歩く事が多い方には合成底も必要だと思います。


　ソロソロ時期は外れる頃ですが、チャカーブーツも定番です、7.8.9月は少し暑いですがその時期以外は足のホールド感も良く、ビジネス用としても履けます。

　デザインはイギリス系のトラッドな靴ですが、素材をスエードにしてカジュアルな雰囲気を出してます、ツイードとかノーフォークジャケットに合います、時期的には秋冬用ですが。

　BarWick を10年程前に導入した時に、製法を確認する為に分解してみました、製法は機械式グッドイヤーウェルト製法ですが、中底も革だしクッションはコルクを使用してるし、真面目に施作されている事を確認出来ました。
　その後木型が少し丸いので、昔の Crockett&Jones の靴を渡して参考にしてもらった経緯が有ります、靴は返却されませんでしたが！
　木型は少し甲が低くて小さめです、甲は低いですが幅は有りますので最近の方に多い足形に合います、但しサイズ感は UK サイズでは無くUSサイズの 1E 位です。
　この値段でこの出来は割安感が有ります、革はもう少し良いと良いのですが、スペイン製の革を使用してるのでこの価格を実現してると思います、フランスとかイギリスの革を使うと一ランク値段が変わると思います。