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明勁から暗勁へ投稿者:うさぎ 投稿日:2012年10月28日(日)12時57分49秒 |
返信・引用 |
明勁から暗勁へと戴氏心意拳ではよくいわれる。 よく暗勁を短勁と同じ意味に誤解し、寸勁を単独で練習する人がいるが、暗勁は明勁の結果であり、明勁の修練のもとに生まれてくるものである。 寸勁は単独で練習しても力技の延長にしかすぎない。 明勁は、身体内部では、丹田から梢に達する勁を練り、外には前後に進む、相手に達する途切れのない勁力を形作る。 暗勁は、よく狭義に見えないところから繰り出される技と理解されてしまいがちだが、暗勁は、明勁が内在化されたものである。「起落は水の中の波浪がうねる」(戴氏心意六合拳 技撃精要P107)ように内は動いても外からは見えないものになっていく。 暗勁は、明勁を基礎に成り立ったもので、明勁の鍛錬なしには養成されない。 明勁は、伸びやかで長い姿勢、動作から作られる。勁が途切れない練習をしていかなけばならない。勁が途切れることを断勁という。断勁がどこで生じるのか、初心の頃は特にそれがわからない。断勁を消していくには、かなりの熟練が必要だし、しっかりとした師に教えてもらわなければ、知るとこはできない。 私たちは、まだまだ明勁の練習をして練っていかなければならないとつくづく思う。 |