同じ歌を歌っても、この人はうまいとか、下手だとかちがうようなもので 両者の功夫は違う。声も修練の結果が現れます。それは形とか足音とか、目の使い方だとか 呼吸とか、様々な現れは、蓄積された物の結果だと思います。うまい人の声は、何がうまいのかを表現するのは難しいですが、聞いていて気持ちのよい物です。この歌手がなぜうまいかを分析するのは、専門家でも難しいですが、なんだか上手いなあというのは、素人でも分かるものですよね。答えにはならないかもしれませんが、きっと答えは一つではないし、言葉は一部を言い当てた物にしかすぎないのだと思います。 よい声、動きをたくさん聞き、見、体験していくこと、その中に答えが見つかっていく、自分が見つけていった答えが真実なのだと思います。 五行拳ごとの発声というものではありません。五つの発声を五行に分類する場合もあるということもありますが、今の私には、あまり意味のあることのようには思えませんが、もっと修練してみれば、意味のあることになっていくかもしれません。 私自身も、拳譜の言葉とか、王師父に言われた言葉とか、当時は全く無意味なお宝言葉にしかすぎなかったのが、今になってみると非常に重要で、日々の練拳に生かしている物っていくらでもあるんです。
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