これまでで倍音による演奏法の方法の基本はほぼ終わりです。
ここでは基準の音程について説明します。
音程は相対的なものです 「初めてのサックス演奏3・移調楽器と実音・倍音と音程」で
説明しています。ここでいう基準の音程とは「440サイクル」はチューニングメーターで
表示される全体の基準です。
このように薄いリードで演奏するとマウスピースの抜き差しでで調整できなくなります。
この場合はチューニングメーターの基準音程を「339」とか「337」というようにセッティングを
し直しします。音程は常に低いほうに合わせていくようにします。基準値を下げても相対音程は変わらないのですから。
この運指の「A」「B」「C」の1オクターブ上の跳躍は出にくいと思います。
要領としては思い切ってアンブシュアをゆるめて、息の圧力を強くします。
息を吐く寸前に喉で止めてから一気に吐き出すようにすると出やすいようです。
次は安定的な息の圧力の維持を考えます。オクターブキーを使わずに繰り返した後
オクターブキーを使って行ってみてください。
今回のまとめとしてオクターブキーを使わずにスケールをスラーで行います。
最初の音だけタンギングをします。「た・TA」または「カ・ka」で始めます。
フレーズの始まりが静かな時とハッキリとしたアクセントが欲しい場合がありますから
両方をやってみてください。息の圧力と喉がしっかりと開いていることを意識して行ってください。
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