第54回『六旗の下に』の観賞記シリーズ。
第2回目の今回は、早稲田大学応援部の演技内容と、小生の感想を紹介します
。
【プログラム】
・新大校旗紹介
・紺碧の空
・早稲田の翼
・応援曲メドレー
・吹奏楽団指揮→紹介は省略
・伝統の勝利の拍手
・早稲田大学校歌
【司会進行】
声質は若干少年っぽい感じはしたが、聞き苦しさは感じなかった。
昨年同様メインリーダーをちょっと茶化す、自虐的なトークを織り交ぜながら、立てるところは立てていた。
ただし、観客を楽しませるという点では工夫が足りなかった気がする。
【各論/詳細】
●新大校旗紹介
スクールカラーの臙脂がベース。
小生の母校と同じスクールカラーなので、早稲田の団旗を見ると、やっぱり母校を、そして3年間の青春を思い出す。
“団旗礼”に関しては、司会が紹介している間も降ろしたまま姿勢が変わらなかった。鍛えられている印象はある。
●紺碧の空
一昨年夏の甲子園で、早稲田実業学校高等部が優勝し、その年の秋から東京六大学野球のリーグ戦でも連覇を続けているため、神宮球場でも、何度となく流れた早稲田の第一応援歌。
なので、読者の皆さんにとっても、おなじみの曲であろう。
小生の持ちテクも、この『紺碧の空』のテクがベースなので、「今すぐやれ!」と言われても、振ることはできる。
メインリーダーを務めた幹部は、早稲田付属高校出身で、7年間応援団を続けていたと後で知ったのであえて厳しいことを申し上げるが、正直小生の方が上手くテクを披露できると感じた。
本当に7年間続けたのだろうか…続けていれば、もっと『紺碧の空』を極められるはずだ…と感じた。迫力にも欠け、非常に残念である。
●早稲田の翼
早稲田創立125周年を記念して、現役応援部の作詞作曲によって作られた応援歌。
当然ながら初めて見たわけだが、テクそのものは早稲田の基本をベースによくまとめられていたように感じた。
●応援曲メドレー
披露された応援曲は、前半が、『大進撃』,『スパークリングマーチ』の2曲。
途中、チアリーディングが入り、最後におなじみ『コンバットマーチ』に突入
。
華やかではあるが、小生が現役当時に観覧した時と、コンバットマーチの“突き”に迫力が欠けている。構えが腰高のためであろう。
(早稲田の先輩方の『コンバットマーチ』の方が、断然格好良かった。)
前回同様に感じていることで思い違いなら良いのだが、気にはなる。
なお、チアリーディングは、人数の多さにごまかしが多分に感じられた前回よりも、今回の方が全般的にメリハリがあり、良かった。(昨年度、全国レベルのチアリーディングチームが出場できるNHK杯に出場し、準決勝まで勝ち進んだ実力は存分に発揮されていたように思う。)
●伝統の勝利の拍手
拍手演技は、基本さえしっかり鍛えておけば、自分の力で大きく見せることができるが、それを存分に活かしきった感じがした。元々体格も大きいので、より大きく見えた点は、前回よりも評価に値する。
リーダー長のみが振ることを許される拍手演技だが、その名に恥じない内容であり、見事であった。
●早稲田大学校歌
早稲田の卒業生でなくてもご存知の、「都の西北 早稲田の杜に…」が出だしの、あまりにも有名な校歌。観客からも大きな拍手
。
【評価】
リーダーテクニック:★★★★☆
チアリーディングテクニック:★★★★☆
司会進行:★★★☆☆
【編集後記】
東京六大学野球でも、早慶戦はテレビ中継され、注目も浴びやすいという点から考えても、応援曲メドレー(チャンスパターンマーチ)のバリエーションも豊富で、限られたリーダー幹部の人数と限られた時間ステージ演技の中で、披露する曲の量など良く考えられていると感じた。
後日紹介する慶應義塾大学應援指導部と同様、「観客の惹きつけ方」は見事である。
ただ、前回から感じて払拭できないでいるが、小生が現役当時に、この『六旗の下に』を観覧した時や、神宮球場の学生席から応援の進め方を勉強させていただいた時と比較すると、リーダーテクが変わっているのを感じた。
早稲田にとって肝心の『コンバットマーチ』が、前回から迫力に欠ける印象を吹き飛ばすほどではなかったのは残念である。
リーダー幹部2人のうち1人はよく鍛えられている印象を持った。ただ、下級生の鍛えられ方などの総合力では、後程紹介する法政大学よりやや劣る感は否めない。
08年度のリーダー幹部は1名と、早稲田大学にしては寂しい感じは否めないが、下級生リーダー部員が幸いにして残っているので、1人幹部を盛り立てて、頑張って欲しいと思う。
【予告】
次回(第3回)は、「立教大学体育会応援団」の演技内容を紹介します。
どうぞお楽しみに
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第2回目の今回は、早稲田大学応援部の演技内容と、小生の感想を紹介します

【プログラム】
・新大校旗紹介
・紺碧の空
・早稲田の翼
・応援曲メドレー
・吹奏楽団指揮→紹介は省略
・伝統の勝利の拍手
・早稲田大学校歌
【司会進行】
声質は若干少年っぽい感じはしたが、聞き苦しさは感じなかった。
昨年同様メインリーダーをちょっと茶化す、自虐的なトークを織り交ぜながら、立てるところは立てていた。
ただし、観客を楽しませるという点では工夫が足りなかった気がする。
【各論/詳細】
●新大校旗紹介
スクールカラーの臙脂がベース。
小生の母校と同じスクールカラーなので、早稲田の団旗を見ると、やっぱり母校を、そして3年間の青春を思い出す。
“団旗礼”に関しては、司会が紹介している間も降ろしたまま姿勢が変わらなかった。鍛えられている印象はある。
●紺碧の空
一昨年夏の甲子園で、早稲田実業学校高等部が優勝し、その年の秋から東京六大学野球のリーグ戦でも連覇を続けているため、神宮球場でも、何度となく流れた早稲田の第一応援歌。
なので、読者の皆さんにとっても、おなじみの曲であろう。
小生の持ちテクも、この『紺碧の空』のテクがベースなので、「今すぐやれ!」と言われても、振ることはできる。
メインリーダーを務めた幹部は、早稲田付属高校出身で、7年間応援団を続けていたと後で知ったのであえて厳しいことを申し上げるが、正直小生の方が上手くテクを披露できると感じた。
本当に7年間続けたのだろうか…続けていれば、もっと『紺碧の空』を極められるはずだ…と感じた。迫力にも欠け、非常に残念である。
●早稲田の翼
早稲田創立125周年を記念して、現役応援部の作詞作曲によって作られた応援歌。
当然ながら初めて見たわけだが、テクそのものは早稲田の基本をベースによくまとめられていたように感じた。
●応援曲メドレー
披露された応援曲は、前半が、『大進撃』,『スパークリングマーチ』の2曲。
途中、チアリーディングが入り、最後におなじみ『コンバットマーチ』に突入

華やかではあるが、小生が現役当時に観覧した時と、コンバットマーチの“突き”に迫力が欠けている。構えが腰高のためであろう。
(早稲田の先輩方の『コンバットマーチ』の方が、断然格好良かった。)
前回同様に感じていることで思い違いなら良いのだが、気にはなる。
なお、チアリーディングは、人数の多さにごまかしが多分に感じられた前回よりも、今回の方が全般的にメリハリがあり、良かった。(昨年度、全国レベルのチアリーディングチームが出場できるNHK杯に出場し、準決勝まで勝ち進んだ実力は存分に発揮されていたように思う。)
●伝統の勝利の拍手
拍手演技は、基本さえしっかり鍛えておけば、自分の力で大きく見せることができるが、それを存分に活かしきった感じがした。元々体格も大きいので、より大きく見えた点は、前回よりも評価に値する。
リーダー長のみが振ることを許される拍手演技だが、その名に恥じない内容であり、見事であった。
●早稲田大学校歌
早稲田の卒業生でなくてもご存知の、「都の西北 早稲田の杜に…」が出だしの、あまりにも有名な校歌。観客からも大きな拍手

【評価】
リーダーテクニック:★★★★☆
チアリーディングテクニック:★★★★☆
司会進行:★★★☆☆
【編集後記】
東京六大学野球でも、早慶戦はテレビ中継され、注目も浴びやすいという点から考えても、応援曲メドレー(チャンスパターンマーチ)のバリエーションも豊富で、限られたリーダー幹部の人数と限られた時間ステージ演技の中で、披露する曲の量など良く考えられていると感じた。
後日紹介する慶應義塾大学應援指導部と同様、「観客の惹きつけ方」は見事である。
ただ、前回から感じて払拭できないでいるが、小生が現役当時に、この『六旗の下に』を観覧した時や、神宮球場の学生席から応援の進め方を勉強させていただいた時と比較すると、リーダーテクが変わっているのを感じた。
早稲田にとって肝心の『コンバットマーチ』が、前回から迫力に欠ける印象を吹き飛ばすほどではなかったのは残念である。
リーダー幹部2人のうち1人はよく鍛えられている印象を持った。ただ、下級生の鍛えられ方などの総合力では、後程紹介する法政大学よりやや劣る感は否めない。
08年度のリーダー幹部は1名と、早稲田大学にしては寂しい感じは否めないが、下級生リーダー部員が幸いにして残っているので、1人幹部を盛り立てて、頑張って欲しいと思う。
【予告】
次回(第3回)は、「立教大学体育会応援団」の演技内容を紹介します。
どうぞお楽しみに
