少し複雑な思いが…

聴覚障害者マーク決まる＝運転の車に表示義務－警察庁(時事通信) - goo ニュース

リンクはタイムアウトしているようですが、このニュース…最初聞いた時、手話を勉強していたことがある小生には、複雑な思いでした。

県外の聴覚障害者達との交流会に参加した時に、聴覚障害者が運転する自家用車の助手席にも同乗したことがありますが、安全運転でしたし、運転技量には何ら問題はなかったです。
むしろ、聴覚障害者には聴こえないというハンデがある分、他の感覚が研ぎ澄まされている感じで、健聴者の小生としては、見習うべきことの方が多かった気がします。

一方で、道路交通法の改正によって、全く聴こえない方にも運転免許を与えるという規制緩和は、バリアフリーの観点からはむしろ歓迎されることだと思っています。

しかし、運転技量に何ら問題がない聴覚障害者に対しても、初心者同様マークをつけることを義務付けるのは、いま一つバリアフリーの観点からは矛盾しているような感じもします。

マークをつけることによって、路上で保護されるということにはなりますが、聴覚障害者ということをアピールし続けて運転していかねばならないことになるのは、どうもしっくりこないというのが、小生なりのニュースを拝読して感じたことです。

聴覚障害者の皆さんが、本件に関し、どんな感想を抱いているのか…知りたい気持ちですね。