いつもご覧頂き誠に有難うございます。
連日さえないネタが続いておりますが
昨日は804名さまにご覧頂いたようでして厚く御礼申し上げます。
ここ3--4ヶ月、事実上休養状態であったことを考えますと、大変有難いことです。
で、本日のネタに入る前に・・・・
まずは、私も事業再生講座でお世話になった一橋大学大学院・佐山展生先生
が代表取締役を務められれる「GCA」の東証マザーズ上場。
遅まきながら、おめでとうございます。
なお、M&Aアドバイザリー会社だけに、当社自身の買収防衛策は、
日本一洗練されたものになっているものと思いますが、いかがでしょうか。
で、今日、たまたま宿泊予約サイト運営の一休・森正文社長から、
ご自宅の転居挨拶のハガキが送られてきました。
住所を見る限りでは・・・・・・・さすが!の一等地。
(森社長とは、一休を立ち上げる前に、数回ほど、事業の相談に乗らせて
頂いたことがありまして・・・(ご本人は忘れているんだろうけど)。
もちろん、一休株は持っておりません。)
それにしても・・・・非常に稀なケースとはいえ、比較的身近な存在の方々が、
次々に億万長者となる状況を見てしまうと、浅学非才の凡人である私は・・・
「じっと手を見る」啄木モード。
まっ、私自身さしたるリスクを取っていないので、当然といえば当然ですけど。
・・・・・・などと思っていましたら、その「一休」が
本日の日経で業績下方修正との記事。
プレスリリースはこちら↓
http://www.c-direct.ne.jp/japanese/uj/pdf/10102450/00051456.pdf
以下、簡単なコメントを。
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<一休の9月中間、単独経常益23%増に下方修正>
宿泊予約サイト運営の一休は6日、2006年9月中間期の単独経常利益が前年同期比23%増の6億9700万円になったと発表した。
従来予想を7200万円下回る。契約ホテルの利用率が下がり、
売上高総利益率が低下した。
売上高は従来予想を9400万円下回る、21%増の11億1000万円。
東京都内での高級外資系ホテルの相次ぐ開業を控え、
既存契約ホテルの改装工事が増えており、提供部屋数が減少したことが影響した。
販売取扱高は147億円と従来予想より8%減少した。
6月から開始した高級レストランの即時予約サービスも立ち上がりが遅れ、
売り上げ見込みが当初予想を下回った。
税引き利益は18%増の3億9600万円だった。
2007年3月期通期も利用率の低下傾向が続く見通し。
単独売上高は前期比19%増の22億2000万円、
経常利益は14%増の13億4000万円とそれぞれ下方修正した。
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(いい加減なコメント)
・まっ、3連休前直前の金曜日の引け後。ネガティブな情報を出すタイミングとしては
いわば常套手段かもしれません。
連休の間に、市場参加者が冷静になればいいですけどね。
・ 数字面では「通期の当期利益」注目しました。
H19/3期の当期利益予想が、当初の893百万円(前期比+28.3%)から
757百万円(同+8.8%)。
当期利益に限ってみると、「ヒト桁成長」になってしまうことが、
個人的に非常に重大だと感じました。
いくらトップラインが2桁伸びても利益成長が大きく鈍化すれば、
通常期待が剥げ落ち、株価は下落してしまいますからね。
・この場合、「一過性の特殊要因でコスト(特別損失)が嵩む見通し・・・・」
って風に書いて、その影響額も概算で書いてあれば、
「まっ、そういうことなら」と理解できるんですけど、
プレスリリースをざっと見る限りではそのような記載は無いですね。
ある種、自然体での下方修正ということなのでしょうか。
社名と同じように、相場も一休み、ってことになるのでしょうか。
連休明けの相場と、森社長の今後の頑張りに注目しましょう。
・P.S. 概要文の○○○○○は、「健全な赤字」。
新規事業立ち上げでの創業赤字は出しながら成長したい、
って言っていましたので。このコストも嵩んだのかなぁ?