いつもご覧くださり、誠に有難うございます!
29日はブックオフの300円割引券が使える日でしたので、通勤圏にある3店を回って900円浮かしました。相変わらず中学生並みの金銭感覚です。
稲盛和夫氏については、もう説明不要でしょう。
戦利品の1つがコレ。
稲盛和夫氏については、もう説明不要でしょう。
この本の中で、気に入った箇所がありましたので書き残しておきます。
ご存知の方は多いかも。
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◾️極楽と地獄◾️
修行層が老師に「地獄とはどんなところか」と尋ねた。
老師は答えた。「地獄には大きな釜にうどんが煮えている。食べるには長さ1メートルもある長い箸を使うしかない。そのため、うどんを掴むことができても、口に入れることができない。皆、自分が先に食べようと狂ったようになり、終いにうどんは飛び散ってしまい、誰も食べることができない。」
修行僧は、「それでは極楽とはどんなところか」と尋ねた。
老師は答えた。「実は極楽も同じようになっている。ただ、人々はうどんを長い箸でつまむと、釜の向こう側にいる人に、『どうぞお先に召し上がってください』と勧める。相手はありがたく受け、『ごちそうさまでした。今度はあなたがどうぞ』とうどんをお勧め、全員がおいしいうどんを食べることができる」。
我々の人生においても、自分のことのみを考えるのか、それともお互いに思いやりを持って接するかによって、極楽にも地獄にもなり得るのだ。
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これが有名な「地獄 極楽 胸三寸」。
「利他の精神」を解く稲盛氏から言われると説得力があります。他にはこんな名言も。
中国の古典「書経」に、『満は損を招き、謙は益を受く』という言葉がある。
古来、満ち足りておごり高ぶるものは大きな損失を被り、一方、常に謙虚に、相手によかれしと考えているものは、素晴らしい幸運を勝ち取る。これはまさに時代を超えた世の道理である。
うーん、トランプ米大統領候補に読ませたいもんだ。
因みに、稲盛氏は経営幹部にしばしば『夜泣きうどんの屋台を引く』と言う話をされたそうです。(稲盛和夫の実学 日経BP)。 経営者を育てるには、「うどんの屋台を引っ張らせ、街角でうどんを売らせることが効果的な実習になる」と考えられていたそうです。
うどんを通して人生も経営を語れる稲盛氏。相当うどん好きな方だとお見受けします。
カネカネカネの拝金主義の風潮が強まる中、忘れかけたものを思い出させてくれる。名言の数々。
皆さんもどうぞご堪能あれ。
今後の参考になれば幸いです。
有難うございました。