いつもご覧くださり、誠にありがとうございます。
エンタメの世界で、非常に悲しいニュースが起きてしまいました。
ドラマ化された人気漫画の原作者が、ドラマが余りに当初の取り決めから外れていたために、ラスト2話は原作者自らが脚本を書かざるを得なくなり、その顛末をX(Twitter)でぶちまけたところ反発等があり、思い詰めて自殺しまったと言う非常に悲しい事件です。
TV局も視聴率を取らないといけないので多少リスクを取ったことは理解できるが、それにしても原作者とこれまで拗れるとは。何とかならなかったのか?
私も一時期、映画の脚本を書いてみたい!とスクールに通ったくらい、脚本の世界は好きなのですが、ご案内の通り、スポンサー、芸能事務所、そして予算等の制約から自分の書きたい作品はなかなか書けない世界であります。しかも原作がある作品となるとさらに厳しい。
この作品の脚本家さんも、原作者とTV局との板挟みでさぞかし大変だったことでしょう。
気になったのは、TV局側が「保身かよ?」と思わせる追悼コメントを発表したこと。
人一人の命が失われているだけに、拙速に幕引きを図るのではなく、第三者委員会を設けてしっかり検証してもらい、再発防止策を真摯に検討して欲しい。
何となくですが、JR東日本が新ダイヤで勝手に京葉線快速を廃止して、自治体や利用者から猛反発を食らったあの一件と、構図が似ているような感覚がします。
邪推の域は出ませんが、大企業が立場の弱い利害関係者に対して、コミュニケーション不足の状態で、自社の論理を押し込むような、そんな不快感を感じます。
芦原さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
不謹慎かもしれませんが、最後はお口直し。脚本家を巡る映画をご紹介。
ラジオドラマの脚本が出演者のワガママによってどんどん書き換えられていく傑作シチュエーションコメディ。
日テレのドラマもこの映画のように関係者が最後、皆がハッピーになって貰いたかったな。
それではまた。