「田沢 リーマン 北の湖」 ～リーマン経営破綻に思う

表題の意味、お分かりでしょうか。


１９６０年代　「巨人　　大鵬　　卵焼き」　→当時の子供の好きなもの
　　
１９８０年頃　「江川　　ピーマン　北の湖」　→当時の子供に嫌われていたもの

そして、２００８年９月　

　　　 「田沢　リーマン　北の湖」→1980年当時子供だった
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　現代のオヤジらに強烈な衝撃を与えたもの


田沢・・・・新日本石油の投手でドラフトの目玉。
　　　　ついに日本のプロ野球をスルーしてメジャー挑戦ということで
　　　　日本球界大混乱。いつかはあるとは思ったが、
　　　　日本のプロがメジャーの２軍化で、オヤジのプロ野球離れ加速か？
　　　　
　　　　（ちなみに、私はとっくの昔に醒めていますけど。
　　　　　今後は、戦前のように六大学や都市対抗野球が盛り上がるかも。）

北の湖・・・角界大麻問題もお粗末な話であるが、その事後処理もお粗末。
　　　　　しかも理事長辞任後も理事として残るかねぇ？
　　　　　こんなところで土俵際で頑張る必要はないのにね。



そして、リーマン。
この３者の中では、衝撃はメガトン級。

「９月１３日に中国か名古屋に大地震が来る！」と予言したブラジル人
ジュセリーノ。
見事に外れて皆、ホッと胸をなでおろしていたところの金融激震。


私は今年の年初、
「今年は１９９０年に似ている」と申して上げて、
日本の市場はおおむね、そのような相場展開になってしまいました。

しかし、今回のリーマンの破綻を見るにつけ、
1997年11月、山一證券の自主廃業とダブって見えてしまいました。
危機の速度がドックイヤーとなっているようです。


では早期に収拾できるかというと、素人目に見てもそうもいかないでしょう。
会計的な側面から見れば、
８月にご紹介した「ＳＰＥ連結先送り問題」が残っています。
まだまだ金融危機の火種がくすぶっていくと見ておいていいと思います。

------------------------------------------------------------------

＜８月１２日　日経記事＞

・米金融機関の連結範囲拡大を目的とした会計基準の適用を、2010年からと、
　当初予定から1年先送りする。

・ただし、簿外にある特別目的会社などの情報開示拡充については
　2009年から行う。

・会計基準が改正されると業界全体で資産が5兆ドル（540兆円）と
　日本のGDP並みの規模で増えるとの試算あり。
　資産が膨れあがると一定以上の自己資本比率を保つ必要のある金融機関は、
　資産売却や資本増強を迫られ、それが財務の大きな負担となるため、
　業界や一部政治家で反対論が強まっていたと。
------------------------------------------------------------------------


しかし、どうでもいいことですが
テレビの生中継で紹介されるリーマンの米国本社ビル。

ビル壁面に巨大なスクリーンでイメージビデオを流し続けていたが
そんなカネとヒマがあるんかい！！

世界経済を不安のどん底に落としておいて、さながら我関せずのスタンス。
キツイ言い方ですが、その「鈍感さ」が経営破破綻につながったのかも。






************************************************************************


そして本日の１曲。

相場は年初来安値トライ。行くところまで行ってください。

そして、新しい相場になって下さい・・・・・・。
・・・・との願いをこめて、この曲。

相場の節目に出てくるこの曲。
半年ぶりです。
「替え歌用の歌詞」は、画面下をご覧下さい。


熊木杏里「新しい私になって」



【替え歌用歌詞】「新しい相場になって」　


♪ほんじつ、相場が こわれました。　

わかっていました 無理めだと。 　

だけどもあのとき少しだけ　上がってくれる ような気がしたから。

　こんな時いつでも　何もいわずに　
買い支えてくれた外資さんは 今はいないから。 　


忘れます 忘れます 新しい相場になって
　
　忘れます 忘れます　忘れられると思います。




　いつもは見過ごす　株価ボードも　祈るようにして　のぞいてた

　いつもは買わない　四季報も　書店に駆け込み　鼓動早めてた


　 朝の訪れ　気づかないほど　
　　　　　　　　　　　　　　　飲んで飲んで飲み　明かし　たらきっと



　 忘れます　忘れます　新しい相場になって

　忘れます　忘れます　損切りして手じまいます　




　底値で拾えた　はずと　思っていたけれど

　「逆張り」が　通じた　つもりでいたけれど




　 ほんじつ相場が　こわれました
　
　　やっぱり相場は　こわれました



　　 忘れます　忘れます　新しい相場になって

　　忘れます　忘れます　忘れられると思いたい



　　 忘れます　忘れます　新しい相場になって
　　
　　忘れます　忘れます　が、トラウマとして残りそう