お疲れ様です。
本日はこれまたブックオフで買ったこの本を題材に。
「超3流アナリスト」である私には耳の痛い話ばかりです。
テレビ東京のワールドビジネスサテライトでもお馴染み、
フェルドマン氏の著書です。
プレジデント社での紹介ページでは、ご丁寧にも
「序章/アナリストほど掛け算が大事な仕事はない」の全文が掲載されておりましたので、簡単にご紹介。
アナリスト、専門職ではありますが、情報が溢れ、
ものすごいスピードで世界が動いているいまの時代、冷静に、客観的に
ものごとを分析し、人に伝えるアナリスト的なスキルは、
どんな仕事にも共通して必要だということでしょう。
そうした考えから、アナリストに必要なスキルとそれを身につける方法に
ついて、一冊の本を書くことを思いつきました。
本書では、私が重視しているアナリストの採用基準を「七つのスキル」
に分け、それぞれ一章を立てて説明していきます。
◆第1のスキル=「分析力」
中身を見抜く力です。バランスシートをどうやって読むのか、
マクロの環境をどうやってつかむか。情報から「意味」を引き出す能力です。
◆第2のスキル=「プレゼン力」
自分の意見を人に伝え、人から意見を聞き、
相手の反応を踏まえた会話をする力です。
◆第3のスキル=「人間力」
多様な相手と共に仕事をする能力です。
単純な協調性ではなく、チームとして効果的に働くための技術です。
◆第4のスキル=「数字力」
数字の意味を正しく理解し、効果的に数字を利用する力です。
◆第5のスキル=「エネルギー管理力」
健康管理、時間管理、空間管理を効果的に行う能力です。
◆第6のスキル=「言語力」
外国語は10年先、20年先を考えると一段と重要性が増してきます。
とくに英語は、インドや中国の人と話すためにも必要です。
◆第7のスキル=「商売力」
顧客のニーズをつかみ、どこにビジネスがあるのかを察知する力です。
どれか一つのスキルだけが特に大事ということはありません。
アナリストとしての能力は、七つのスキルの複合効果で決まってくるのです。
一つのスキルが弱くても、他の六つでカバーすればよい、というわけには
いかないのです。
アナリストの能力は「足し算」ではなく「掛け算」で決まります。
足し算なら一つがゼロでも他のスキルのレベルが高ければ補うことができますが、
掛け算では一つがゼロなら、他がいくら高くても、
全体ではゼロになってしまいます。
(引用終了)
アナリスト諸氏におかれては既知のことばかり。
で、解説は不要でしょう。
掛け算でいくと私は「ゼロ」ですし。
(「ギャグ構築力」とかのスキルが必要だ、とか
書いてあれば少しは救われたのですが・・・・)
まっ、こんな私を雇ってくれている勤務先に改めて感謝です。
で、この本の末尾にフェルドマン氏の好きな言葉が
掲載されておりました。実はこちらの方が重要ではないかと
思った次第。
その1つが、
「天は自らを助くるものを助く」
これは歴史的名著スマイルズ「自助論」「の名言ですが
今改めてこの本を見てみると、
「金の知恵」の章では、
「楽をするために汗をかけ」
「将来の利益のために現在の満足を犠牲にする」
「節約こそ自助の精神の最高表現」
と近年の「強欲資本主義」をあざ笑うかのような金言の数々。
アナリスト職をはじめ金融証券業界を本気で目指したい方は、
フェルドマン氏の本の前に、
この本から読むべきだと思います。
要は、スキルだけじゃないですよ、ってことですよ。
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本日はこれまたブックオフで買ったこの本を題材に。
「超3流アナリスト」である私には耳の痛い話ばかりです。
一流アナリストの「7つ道具」 「掛け算」の知的生産術 ロバート・アラン フェルドマンプレジデント社 |
テレビ東京のワールドビジネスサテライトでもお馴染み、
フェルドマン氏の著書です。
プレジデント社での紹介ページでは、ご丁寧にも
「序章/アナリストほど掛け算が大事な仕事はない」の全文が掲載されておりましたので、簡単にご紹介。
アナリスト、専門職ではありますが、情報が溢れ、
ものすごいスピードで世界が動いているいまの時代、冷静に、客観的に
ものごとを分析し、人に伝えるアナリスト的なスキルは、
どんな仕事にも共通して必要だということでしょう。
そうした考えから、アナリストに必要なスキルとそれを身につける方法に
ついて、一冊の本を書くことを思いつきました。
本書では、私が重視しているアナリストの採用基準を「七つのスキル」
に分け、それぞれ一章を立てて説明していきます。
◆第1のスキル=「分析力」
中身を見抜く力です。バランスシートをどうやって読むのか、
マクロの環境をどうやってつかむか。情報から「意味」を引き出す能力です。
◆第2のスキル=「プレゼン力」
自分の意見を人に伝え、人から意見を聞き、
相手の反応を踏まえた会話をする力です。
◆第3のスキル=「人間力」
多様な相手と共に仕事をする能力です。
単純な協調性ではなく、チームとして効果的に働くための技術です。
◆第4のスキル=「数字力」
数字の意味を正しく理解し、効果的に数字を利用する力です。
◆第5のスキル=「エネルギー管理力」
健康管理、時間管理、空間管理を効果的に行う能力です。
◆第6のスキル=「言語力」
外国語は10年先、20年先を考えると一段と重要性が増してきます。
とくに英語は、インドや中国の人と話すためにも必要です。
◆第7のスキル=「商売力」
顧客のニーズをつかみ、どこにビジネスがあるのかを察知する力です。
どれか一つのスキルだけが特に大事ということはありません。
アナリストとしての能力は、七つのスキルの複合効果で決まってくるのです。
一つのスキルが弱くても、他の六つでカバーすればよい、というわけには
いかないのです。
アナリストの能力は「足し算」ではなく「掛け算」で決まります。
足し算なら一つがゼロでも他のスキルのレベルが高ければ補うことができますが、
掛け算では一つがゼロなら、他がいくら高くても、
全体ではゼロになってしまいます。
(引用終了)
アナリスト諸氏におかれては既知のことばかり。
で、解説は不要でしょう。
掛け算でいくと私は「ゼロ」ですし。
(「ギャグ構築力」とかのスキルが必要だ、とか
書いてあれば少しは救われたのですが・・・・)
まっ、こんな私を雇ってくれている勤務先に改めて感謝です。
で、この本の末尾にフェルドマン氏の好きな言葉が
掲載されておりました。実はこちらの方が重要ではないかと
思った次第。
その1つが、
「天は自らを助くるものを助く」
これは歴史的名著スマイルズ「自助論」「の名言ですが
今改めてこの本を見てみると、
「金の知恵」の章では、
「楽をするために汗をかけ」
「将来の利益のために現在の満足を犠牲にする」
「節約こそ自助の精神の最高表現」
と近年の「強欲資本主義」をあざ笑うかのような金言の数々。
アナリスト職をはじめ金融証券業界を本気で目指したい方は、
フェルドマン氏の本の前に、
この本から読むべきだと思います。
要は、スキルだけじゃないですよ、ってことですよ。
スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫サミュエル スマイルズ三笠書房 |
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