◆「財務アナリストの雑感」 2024◆

会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな?

「ライブドア粉飾祭り」 ・・・これは後の祭りですが・・・・

2006-01-20 | 財務系怪文書を読み解く

いやぁ今週は疲れました!!
年末以来、久々の5営業日連続出社。
しかもライブドアショックもありましたからアドレナリン全開。
私も異例の早朝投稿をやりましたが、体は正直でして、
今日の午後はヘロヘロでした。  

しかし昨日もアクセス800と夢のような数字。
有難うございました。もうこんな数字は出ないでしょう。


さて、本日のネタ。
少し冷静になって考えてみますと、「もうちょっとこだわるべきだった情報」
ってあるんですよね。今更ながら。
それを3つご紹介。

■論談 記者倶楽部
http://www.rondan.co.jp/html/kisha/index.html
平成17年11月15日 
この一年、新聞の政治面、社会面をも賑わしたが、特に経済面に露出した人といえば、
竹中平蔵、木村剛、三木谷浩史、ホリエモン、村上世彰など。
捜査当局がこのうちの一人に重大関心を示しているという情報がある
「すでに週刊誌も全国紙社会部も取材を始めている。 容疑は特別背任」
(社会部デスク)

→私はてっきりKさんのことかと思っていましたが。

■株主総会で無配を継続
(NIKKEI Net 12月25日) 

ライブドアの株主総会が25日、都内で開かれた。
株主側からは1株につき2円の配当を要求する提案があったが、
同社の「当面は内部留保の充実を図っていく」との方針が受け入れられ
反対多数で否決、無配を継続することになった。  

同社は2000年4月の上場以来、配当を出していない。
堀江貴文社長は、今後も積極的なM&A(企業の合併・買収)を行うのに
内部留保の充実は欠かせないと説明。
株主への利益還元は会社を成長させ、株式時価総額を上げることで
実現できるとし「成長が止まれば配当する」と語った。

→配当してしまうと、違法配当となって商法違反の罪まで問われるから、
 拒否していたのではないでしょうか。 
 証取法違反だけに留めたかった、という本音でしょうか? 
(でも報道されている粉飾が事実なら、結局、特別背任で商法違反に
  なるんでしょうけど)

■ライブドア有価証券報告書中の「独立監査人の監査報告書」

  04/9期、「重要な後発事象」がてんこ盛りに書かれているのに、
 監査報告書では一切触れず。今、そういうルールでいいんでしたっけ?

  しかも05/9期は何か後発事象があってもいいはずなのに「なし」。
 単体の注記では無いことを示す「-」すらも無くて白紙状態。

 後ろのほうまで手が回らなかったんでしょうね。

 けれどそれで、「後ろに手が回る」ことにならなければいいですけど。


コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ライブドア粉飾祭り」は大... | トップ | 「ライブドア粉飾祭り」 -... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
失敗してもゼロになる? (ハリマオ)
2006-01-21 08:56:56
挑戦しよう、失敗してもゼロになるだけじゃない。



というのが、ライブドア・堀江社長の「お言葉」で

したね。そりゃそうでしょう、一般投資家のお金なん

だからね。しかし、ゼロ以下になるかもですね。

ゼロなら、まだマシで。



1.不正にかかわった関係者→前科がつく



2.信用でやっていた株主は借金



信用取引のロスとか謝金の連帯保証は、たしか、個人破産

してもなかなかチャラにならないというのを聞きましたがが

そうだったでしょうか。









返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

財務系怪文書を読み解く」カテゴリの最新記事