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ソフトバンクのヤフー株保有比率に思う

2006-03-22 | 会計・株式・財務
サクッとコメントしておきます。まずは日経記事より。
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ソフトバンク、子会社保有のヤフー株売却

ソフトバンクは22日、全額出資子会社のBBテクノロジー(東京・港)が保有する
ヤフー株(17万3000株)を金融機関に売却したと発表した。売却金額は233億円。
売却益は225億円で、2006年3月期に特別利益を計上する。
売却で得た資金はボーダフォン日本法人の買収に充てる。

ソフトバンクグループの持ち株比率は41.3%と売却前に比べ約0.6ポイント下がる。
大株主の持ち株比率を下げ、ヤフーが東証1部に上場し続けられるようにする狙い。

ソフトバンクグループと米ヤフーの合計の持ち株比率は74.7%に下がり、
東証が定める上場廃止基準に抵触するのを回避できる。
今後さらに売却する予定はない、としている。

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(コメント)

①ヤフー株は純資産倍率(PBR)45.94倍、 株価収益率(PER)120.82倍と割高ですけど、
 その背景にはやはりこの株式保有比率がモノを言っていると思います。
 東証上場廃止基準ギリギリ74.7%を米国ヤフー(33.4%)とソフトバンクグループ
 (残り)の2陣営で持っているわけですから。これだけ需給を絞っていれば・・・・ね。

 ソフトバンクの株価も純資産倍率(PBR)18.90倍と割高ですが、保有しているヤフーの
 時価総額をベースに、他の事業の価値を加算して形成されていると推察されますので、
 まさにヤフーがソフトバンク高株価経営の源泉になっていると思います。
 (でもこれはこれは皆さん周知の事実だと思いますけど。言わずもがな、ですね。)


 でも、ヤフーの株価形成がやや歪(いびつ)な株式保有状況に起因している点は、留意すべきだと思いますけどね。


②これは私の不勉強なところなのですが、
  ソフトバンクグループであるSBIホールディングスが手がけているアセットマネジメント事業。
  この運用ファンドのラインナップを見て素朴な疑問が沸きました。
  http://www.sbigroup.co.jp/business/assetmanagement/fund.html
 
  ■運用会社ソフトバンク・インベストメント(株)
  ①ソフトバンク・インターネットテクノロジー・ファンド 1,021億円
              (国内のインターネット関連企業等 129社)
  ②SBIブロードバンドファンド1号投資事業有限責任組合 312億円
               (国内外のブロードバンド関連企業等 5社)
  ③SBIビービー・メディア投資事業有限責任組合 200億円
       (国内外のコンテンツ・メディア・ブロードバンド関連企業等)

  ■運用会社ソフトトレンドキャピタル(株)
   ソフトバンク・インターネットファンド 66億円
                (国内外のインターネット関連企業等 48社)

  ■運用会社SBIブロードバンドキャピタル(株)
    SBIブロードバンドキャピタル投資事業匿名組合 200億円
                 (国内外のブロードバンド関連企業等 8社)

 これらのファンドでヤフー株を組入れている可能性はありますよね?。

 仮にもしそうだとすると、株数如何では、実質的に75%以上、押さえていることに
 なるのではないでしょうか?もちろん信託財産としての組み入れなので上場廃止基準
 の問題は無いと思いますけど、ちょっと気になりますよね。

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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2006-05-12 15:48:03
この分析は、ちょっと素人ですね。
返信する
そーなんですよ (dancing-ufo)
2006-05-12 21:37:19


それだけに、

J-CIAにリンクを張ってほしくなかったです。

こっちもいい迷惑です。







返信する

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