今日は4月1日、エイプリルフール。
しかし、デタラメな決算書を見続けている私にとっては、毎日がエイプリルフール。
おかげで、くまプーのような素直な性格だったのが、気が付けば疑ぐり深い粘着質な性格になってしまいました。
会計士先生方、今度の決算の監査、頑張ってください!
私に突っ込まれないように。
それはさておき、本日は絶好の花見日和。
私も新宿御苑→千鳥が淵と、花見のハシゴをしてまいりました。
都営新宿線の有難さを初めて感じた日でもあります
(新宿3丁目→九段下が直通なので)。
一方、プロ野球セ・リーグ開幕(3月31日より)。
他球場は1~2点差のスリリングな試合をしているのに、テレビでしかもゴールデンタイムに放映している巨人対横浜(東京ドーム)に限って何故、大差のワンサイドゲーム
なのでしょうか?
これではWBCで折角盛り上がりかかった野球人気に水を差してしまいます。
しかし、ちょっと見方を変えるとそうでもないかもしれません。
というのは、この2試合の合計得点。巨人13点、横浜11点。大接戦です。
さて、会計ネタを1つ。
本日の日経の夕刊に載っておりました。
欧米の会計基準はどんどん先を行ってしまうようです。
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◆米、退職給付債務を貸借対照表に反映・会計審が新基準◆
米企業の会計基準を決める米財務会計基準審議会(FASB)は31日、
年金や医療費など退職給付関連債務の開示を強化する新基準案を提示した。
退職給付の積み立て状況を企業の貸借対照表に反映させる。
従来は脚注での補足説明だけだった。
各企業がどれだけ年金や医療費で積み立て不足に陥っているかを投資家に
より分かりやすく知らせるのが狙い。
新基準が適用されると、将来の年金や医療費の支払いに備えた積立額が足りない
企業は、貸借対照表上の債務が膨らむ。
積み立て不足が深刻な自動車や航空業界などへの影響が大きいとみられている。
FASBは2006年12月15日以降に決算期を迎える企業からの適用を目指している。
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(コメント)
①詳細は未確認で恐縮ですが、要は、退職給付債務や年金資産をオンバランス
させるということでしょう。投資家は現在でも財務諸表に注記された情報から、
相応の調整は可能だと思いますが、「それでは面倒だろうから、はじめから
オンバランスさせちゃおう!」としたのでしょうか?
随分と親切な対応です。
②日本でもオンバランス化されたら、確かに航空業界、とりわけ日本航空にとって
厳しいことになるでしょう。
2月26日 「Dream Downward JAL -日本航空、大丈夫?-」
http://blog.goo.ne.jp/dancing-ufo/e/bd9ba733199c1b913431665ebee9c913
をご参照下さい。
③日本ではようやく所有権移転外ファイナンスリースのオンバランス化をしようか、
という状況。 しかし欧米のほうでは、オペレーティング・リースもオンバランス化
させようとしておりまして、日本が周回遅れの状況であることは明白です。
もっとも、欧米における、連結会計での少数株主持分を株主資本に入れる考え
(親会社説から経済的同一体説への変更)については問題が多く、
ブーイングの嵐と聞いております。欧米の考えがいつも正しいとは思えません。
3月2日 会計バトル 3.2頂上決戦 親会社説vs経済的単一体説、結果はいかに?
http://blog.goo.ne.jp/dancing-ufo/e/2cc61b6a95fdb6f8768908d9dd45494f
をご参照下さい。
ですので、日本側が、会計基準をどこまで収斂させていくのか、日本基準の独自性
をどこまで残していくのか、ここ1~2年の動きは要注目だと思います。
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1 コメント
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- 話題が外れちゃいますが (佐藤)
- 2006-04-02 01:14:06
- コメント内の2月26日 「Dream Downward JAL -日本航空、大丈夫?-」の中で書かれていらっしゃる「JALの場合は、航空機勘定を嵩上げして、将来割高な減価償却費を計上することになります。」を読んでいたら、少し前の民間病院を見ているみたいで背筋がぞっとしました。民間病院も経営難から医療器械を購入した際は水増し高額リース契約にし、差額を資金繰りにあてるなど多かったですね(もっとも、医院長の懐にも入ってましたが)。今は分かりませんが。あ、それと、先日私のつたない粉飾方法に興味を持っていただいたみたいで、恐縮です。機会がありましたら聞いていただいて、逆にご意見をいただければ幸いです。
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