ご無沙汰しております。お元気でしたでしょうか。
かくいう私は19年続けてやってきた財務アナリストの仕事を離れ、今年からなぜだが決算書を作る側に回りましたが、引き続きアナリスト協会に会費を支払い、認定アナリストという肩書は残しておりますので、看板は下ろさず、ダラダラやっていきたいと思います。
・・・・・・っていいましょうか、とんでもない時代に突入してしまいましたね。
ソフトバンク「ビジョンファンド」とかNYダウ3万ドルとか、漂うバブル臭さに本能的な嫌悪感を抱いていた私にとって、コロナ禍での株価急落は留飲の下がる思いもしたのですが、実体経済に及ぼす影響が深刻さを増すにつれ、IMFのいう「まさかの大恐慌」も覚悟しないといけないかも。
そんな中、久々に自分のブログを読んでいたのですが、3年前に書いた「迷った時こそ、大局観」で目が釘付けになりました。
結構当たってるかも!
このグラフをご覧ください。
<以下、青字部分は当時のコメントより抜粋>
このチャートは「ダボス会議」の裏番組的に行われている某団体の会で出回っている、知る人ぞ知るチャートで、トランプ大統領も目を通しているとのことです。そして「このグラフで今後の世界の動きが読める」と。
表中の「INDUSTRIAL OUTPUT」はGDPのこと。このチャートが言わんとすることは、GDPと食料生産はピークに達し、遅れて世界人口もピークをつける。資源は枯渇しつつあり、環境汚染は進んでいく。
出所はどこかとネットで検索したところどうやら「成長の限界」から来ているようです。1972年に発表されたローマクラブによる研究「成長の限界」は、制御理論によるコンピュータシミュレーションを用いて、2030年前後に世界人口減少が始まり、世界は急速に崩壊に向かう、という衝撃的な予測を行ったものです。
世界のGDPは2020年頃をピークに急落していくというシナリオとなっております。
現実には新型コロナ禍が原因とはいえ、短期的な「方向感」は見事に当たりそうです。
もちろん長期的にこのチャート通りに行くと思ってませんし、コロナ問題の早期収束を願ってやみませんが、今後の世界経済を考える時に気に留めておくべきチャートではないでしょうか。
またいきます。
有難うございました。
<ご参考:「成長の限界」関係書籍(新しいもの順)>
かくいう私は19年続けてやってきた財務アナリストの仕事を離れ、今年からなぜだが決算書を作る側に回りましたが、引き続きアナリスト協会に会費を支払い、認定アナリストという肩書は残しておりますので、看板は下ろさず、ダラダラやっていきたいと思います。
・・・・・・っていいましょうか、とんでもない時代に突入してしまいましたね。
ソフトバンク「ビジョンファンド」とかNYダウ3万ドルとか、漂うバブル臭さに本能的な嫌悪感を抱いていた私にとって、コロナ禍での株価急落は留飲の下がる思いもしたのですが、実体経済に及ぼす影響が深刻さを増すにつれ、IMFのいう「まさかの大恐慌」も覚悟しないといけないかも。
そんな中、久々に自分のブログを読んでいたのですが、3年前に書いた「迷った時こそ、大局観」で目が釘付けになりました。
結構当たってるかも!
このグラフをご覧ください。
<以下、青字部分は当時のコメントより抜粋>
このチャートは「ダボス会議」の裏番組的に行われている某団体の会で出回っている、知る人ぞ知るチャートで、トランプ大統領も目を通しているとのことです。そして「このグラフで今後の世界の動きが読める」と。
表中の「INDUSTRIAL OUTPUT」はGDPのこと。このチャートが言わんとすることは、GDPと食料生産はピークに達し、遅れて世界人口もピークをつける。資源は枯渇しつつあり、環境汚染は進んでいく。
出所はどこかとネットで検索したところどうやら「成長の限界」から来ているようです。1972年に発表されたローマクラブによる研究「成長の限界」は、制御理論によるコンピュータシミュレーションを用いて、2030年前後に世界人口減少が始まり、世界は急速に崩壊に向かう、という衝撃的な予測を行ったものです。
世界のGDPは2020年頃をピークに急落していくというシナリオとなっております。
現実には新型コロナ禍が原因とはいえ、短期的な「方向感」は見事に当たりそうです。
もちろん長期的にこのチャート通りに行くと思ってませんし、コロナ問題の早期収束を願ってやみませんが、今後の世界経済を考える時に気に留めておくべきチャートではないでしょうか。
またいきます。
有難うございました。
<ご参考:「成長の限界」関係書籍(新しいもの順)>
2052 今後40年のグローバル予測 | |
ヨルゲン・ランダース | |
日経BP社 |
成長の限界 人類の選択 | |
デニス・メドウズ,ヨルゲン・ランダース | |
ダイヤモンド社 |
成長の限界―ローマ・クラブ「人類の危機」レポート | |
ドネラ H.メドウズ | |
ダイヤモンド社 |